永遠の仔(4) の商品レビュー

天童荒太(著者)

2017/11/11

文庫でも５巻もあると、途中つまんなかったりするけど、ずっと面白い。梁平が奈緒子のとこ行く勇気を出したのに間に合わなかったのが、悲しい。自殺かと思いきや、５巻のあらすじに…え？。

2017/04/14

再読。
どうして楽に生きさせてもらえないんだろう。どうして3人にこんな試練を与えられてしまうのか。息をひそめて生きていかなければならないのか。誰か手を差し伸べてほしいのに、周りがぽつりぽつりといなくなる。。
最終巻、どう考えてもページが足りない。どう終わってしまうのか。。人並みでいいから幸せになってほしいだけなのに。大人ってずるい。聡志もかわいそう。

2017/01/06

どんどん3人の秘密が分かって来て先が気になって
一気読みだけど、辛すぎる過去だった。
ラストも切なく救われない感じもあったけど
最後の言葉　生きててもいいんだ　って強い
メッセージが伝わる１冊だった。

2016/03/21

やっと助けが現れた気がしていた。
やっと救いの手が差し伸べられた気がした。なのに……
胸に沁みる言葉がたくさんあって、幾度も目頭が熱くなっていました。

何処までも苦しい物語だけど、
愛おしく感じる。

2016/01/13

聡志、そして最後には奈緒子までもが亡くなり、優希、笙一郎、梁平の三人は職を手放すことを考え始めました。岸川さんや梁平の養父母の話には涙しましたが、この二人や真木広美などの言葉で三人が変わってはくれないのでしょうか…。多摩川緑地の事件も片付いておらず、あと一冊で本当に収拾がつくのでしょうか…。三人が救われることを願いつつも、悪い予感しかしないまま最終巻へ…。

2015/08/18

17年前の話は核心に迫り、現在の話は３人とも新たな不幸に向かっていく。誰も幸せになれないんじゃないか、そんな予感が募る第四巻。悲しすぎる。でも引き込まれる小説。こんなにハイペースで読み進めているのは久しぶりです。

次はついに最終巻。ジラフとモウルがいう「資格」とは何なのか。そして３人のこれからはどうなるのか…

2015/01/22

ここまで読んでも、まだクライマックスが読めないけど、それにしても心が痛い物語です。果たして救いはあるのでしょうか…？

2014/10/05

古本屋さんで１、２、３，５を手に入れたまま読み進めたこの本。
あっという間に１、２、３と終わり、４冊目がどうしても欲しく、平日にも関わらず本屋さんへ駆け込んでしまった。
一刻も早く読みたかった。

どう見てもハッピーエンドには向かっていないけど、それでも話の中に引き込まれてしまう。
早く５巻が読みたい！
結末はどうなるんだ！！

2013/08/05

ただ生きているだけで認められる。無条件に愛される。怒らないし、殴られない。

そんな当たり前の事が心から幸せ。

そして、自分も支える事が出来る幸せ。

人はいつでもやり直せるし変われる。

本当の大人になりたい。

2015/07/16

この作品は構成としては過去編、現代編と交互に繰り返されるのですが、
それと同時に内容も、希望と絶望を交互に描いていて、しかも後半になるにつれその振れ幅が大きくなっているような気がします。

4巻はそういう絶望や悲しみの頂点にあたる気がします。いろんなものが喪失されてゆく。

過去でも、現在でも、ほとんどの伏線は出そろって、いよいよ核心に迫っていくといったところです。

長いのに、全く辛くなく読める。