パーフェクト・プラン の商品レビュー
第2回このミス大賞受賞作。 本作は受賞にあたり、選考委員の大森望1人が反対票を投じたが、多勢に無勢、香山二三郎、茶木則雄、吉野仁らの強力な賛成に押し切られる形となった。ただ、出版に際し、大森望氏指摘の欠点(IT知識不足、文章表現など)をクリアすべく全面改稿を条件に。 逆に言えば、...
第2回このミス大賞受賞作。 本作は受賞にあたり、選考委員の大森望1人が反対票を投じたが、多勢に無勢、香山二三郎、茶木則雄、吉野仁らの強力な賛成に押し切られる形となった。ただ、出版に際し、大森望氏指摘の欠点(IT知識不足、文章表現など)をクリアすべく全面改稿を条件に。 逆に言えば、本作は作者柳原慧、監修大森望というタッグミステリーとも言えよう。 さて個人的感想ですが、Act4以後に登場人物のキャラが明確になり面白くなった。つまり、それ以前はストーリー展開やキャラ造形が弱く、本書の大袈裟な煽りPR文句もあり、かなり損をしています。従って、途中で中断せずに最後まで読めば、それなりに得るものはあります。 またエンディングは好き嫌いがわかれそう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2003年 このミステリーが凄い大賞の大賞受賞作品。 ネット・トレーディング、ハッカー、代理母、胎児細胞、瞬間像記憶など2003年の気になるワードをふんだんに盛り込んだノンストップ誘拐ミステリーです。 代理母で産んだ子供が虐待されていることを知り、発作的に誘拐してしまう。しかしバレないように株の仕手戦に誘導し、まんまと5億円をせしめる。 さらにハッカーが現れ、誘拐された子供の母は精神を崩壊し、誘拐グループの仲間割れも加わって、後半は大どんでん返しの連続です。
Posted by
面白かった。 選者の方々の批評をを読むと、受賞時の作品「夜の河にすべてを流せ」から、結構書き直されたようですが、それでも作者の意図する「いかに短時間で読みきることができるか」そのものだった。作中のアイテムも株からハッカー等最新のキーワードが絡み合って、次のページをめくる楽しさの中...
面白かった。 選者の方々の批評をを読むと、受賞時の作品「夜の河にすべてを流せ」から、結構書き直されたようですが、それでも作者の意図する「いかに短時間で読みきることができるか」そのものだった。作中のアイテムも株からハッカー等最新のキーワードが絡み合って、次のページをめくる楽しさの中で読み切った。
Posted by
「犯罪者だよ!誘拐犯だよ!そう呼ばれることは避けようと思って、あれだけ慎重に事をすすめてたんじゃねえかよ!」p.181
Posted by
第2回(2003年) 『このミステリーがすごい!』大賞受賞 代理母で生計を立てている小田桐良江は、かつて出産した子供、三輪俊成が母親・咲子に虐待されていることを知り、発作的に俊成を三輪家から連れ出してしまう。 そのことを知ったかつての愛人・田代幸司と兄貴分でアングラ・カジノの...
第2回(2003年) 『このミステリーがすごい!』大賞受賞 代理母で生計を立てている小田桐良江は、かつて出産した子供、三輪俊成が母親・咲子に虐待されていることを知り、発作的に俊成を三輪家から連れ出してしまう。 そのことを知ったかつての愛人・田代幸司と兄貴分でアングラ・カジノの店長・赤星サトルは張龍生に事態の収拾を委ねる。 龍生は、悪夢のような仕手戦に破れた株屋。 そんな龍生がとてつもない誘拐計画を思いつく。 龍生の父のボケ老人・泰生も加わり風変わりだが結束の固いチームが、「身代金ゼロ!せしめる金は5億円!」計画をスタートさせる。 彼らは、いかなる方法でそんな大金をせしめるのか。 ネット・トレーディング、ハッカー、代理母、胎児細胞、瞬間像記憶……今日的アイテムをふんだんに盛り込んだノンストップ誘拐ミステリー。
Posted by
例外はあるが、この物語はミステリーになるのだと思うが、ほとんどの人が不幸にならず、悪人・善人の区別があいまいなところが特徴だと思う。 あらすじは、まとめると、明確な被害者はなく(巻き込まれて損をする一般人は存在する)、限りなく黒にちかいと思われる違法すれすれの(違法?)金儲けの...
例外はあるが、この物語はミステリーになるのだと思うが、ほとんどの人が不幸にならず、悪人・善人の区別があいまいなところが特徴だと思う。 あらすじは、まとめると、明確な被害者はなく(巻き込まれて損をする一般人は存在する)、限りなく黒にちかいと思われる違法すれすれの(違法?)金儲けの手段を思いついた仲間を巡る物語。 今、テレビで放送されているリーガルハイのシーズン2に出てくる、皆が幸せな世の中を目指すキャラと同じ世界を作者が目指しているのかな?と感じた。 きっと、人が好きなんでしょうね。 私基準で、明確な悪人が1人いるが、その人にしたって、すごく嫌われるように描かれていない。同情を誘うそうなるまでの軌跡がほのめかされる。 社会の低層で生きる寂しい人たちが、心からのつながりを求め、幸せを求める様を描いている。物語全体に、悲壮感はないが、運が悪かった人たちの物悲しさが漂う。
Posted by
第2回このミステリーがすごい大賞!受賞作。 一気に読ませる面白ろさ有り。 誘拐ミステリーというが、代理母、児童虐待、オンライントレード、ハッカー、ウイルス、引きこもり、老人介護 等々てんこ盛りで、前半は株取引を中心としたコンピュータの世界、後半は現実世界の活劇で、焦点が定まらず。...
第2回このミステリーがすごい大賞!受賞作。 一気に読ませる面白ろさ有り。 誘拐ミステリーというが、代理母、児童虐待、オンライントレード、ハッカー、ウイルス、引きこもり、老人介護 等々てんこ盛りで、前半は株取引を中心としたコンピュータの世界、後半は現実世界の活劇で、焦点が定まらず。 登場人物もみな魅力的だが、主役不在の群像劇。 (図書館)
Posted by
一気に読み進めてしまえる面白さでした。 ネタは当時最新の、いまでもそこそこ通用するものでした。 全員が全員一癖も二癖もあるようなキャラクタばかりでしたね。話の中心にいたのは代理母の良江かな。キーになってるのは、子供の俊成。そして、それ以外のキャラも重要なポイントを持っていますね。...
一気に読み進めてしまえる面白さでした。 ネタは当時最新の、いまでもそこそこ通用するものでした。 全員が全員一癖も二癖もあるようなキャラクタばかりでしたね。話の中心にいたのは代理母の良江かな。キーになってるのは、子供の俊成。そして、それ以外のキャラも重要なポイントを持っていますね。 ハッキング関連とか、コンピュータ関連は、いろいろ描画上の嘘があるけど、それを含めて面白かったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誘拐にして誘拐じゃない。 巧妙な手口でチームEnigmaが5億円を手に入れる。 しかしそんな彼らを観察している別の人物もいて…、というお話。 人物のキャラクターがもう少し描かれているとよかったなぁ。 さくさく読めるけど、装飾・余分も必要なんだと思った。
Posted by
ところどころ人物の思考に疑問を感じる。そこに行きつくまでの過程やらが飛ばされていて説明もあまりない。その分、スピード感はあり、一気に読める。泰生さんが好き
Posted by
