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李陵・山月記 の商品レビュー

4.3

294件のお客様レビュー

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格調高い文章を堪能で…

格調高い文章を堪能できる短編集です。表題作「山月記」の主人公の性格に自分と似た部分を感じ、胸が締め付けられました。

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美しい漢文調の文語文…

美しい漢文調の文語文を駆使して書かれており、一見とっつきにくそうな印象。しかし、きちんと声に出して朗読するなら、これ以上の作品はない。日本語の流麗さを味わえます。

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 中国史に材を取った…

 中国史に材を取った代表作を集めた短編集。芥川龍之介を思わせる厭世観と寓意と格調高い文体が堪能できる。

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中国の古典に材を取っ…

中国の古典に材を取った作品が多いですが、どれも格調高くまとめられています。難解に感じるかもしれませんが短いのでじっくり味わいながら読むとよいでしょう。

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幼時からの漢字の素養…

幼時からの漢字の素養と西欧文学への傾倒が結実した芸術性の高い作品群。思い出深い一冊です。

文庫OFF

2026/04/12

【2026年57冊目】 虎になった友との邂逅――山月記、弓を極めんとする男の末路――名人伝、孔子の弟子である子路の一生――弟子、司馬遷と李陵の運命――李陵、中島敦の短編集。 「その声は、我が友、李徴子ではないか?」 有名な一文ですね。山月記を読んだことがない人でも、知っているの...

【2026年57冊目】 虎になった友との邂逅――山月記、弓を極めんとする男の末路――名人伝、孔子の弟子である子路の一生――弟子、司馬遷と李陵の運命――李陵、中島敦の短編集。 「その声は、我が友、李徴子ではないか?」 有名な一文ですね。山月記を読んだことがない人でも、知っているのではないかと思います。ネットミーム的にもなってますね。私も山月記をちゃんと読んだことがなかったので、文中に出てきた時はちょっと感動しました。思ったよりも早く出てきましたが。文体も思ったよりわかりやすく、読みやすかったです。 ただ、「弟子」だけはちょっと難しかったです。注釈がついてますが、いちいちページをペラペラと確かめに行く気が起きず、なんとなくの流し読みでした。こういった思想的な話は漫画で読もうとして断念した記憶があるので、おそらく向いていないのでしょう。 「李陵」は、「史記」を漫画で読んだことがあったので、なんとなく司馬遷の記憶をたどりながら読めました。また漫画のほうを読みたくなりました。史記、三国志、項羽と劉邦など、売らなきゃ良かったなぁと今更ながらに後悔しています。 思ったより文体がとっつきやすくて良かったです。

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2026/03/05

人間の本質とは何か、人としてどう生きるべきかを考えさせられました。中島敦の4作品がおさめられています。漢語が多く使われているため、とっつきにくく思われますが、4作品いずれも内容が濃く、印象に残る作品ばかりです。 「山月記」 詩人に成りそこなって虎になった男、李徴のお話。高校生の...

人間の本質とは何か、人としてどう生きるべきかを考えさせられました。中島敦の4作品がおさめられています。漢語が多く使われているため、とっつきにくく思われますが、4作品いずれも内容が濃く、印象に残る作品ばかりです。 「山月記」 詩人に成りそこなって虎になった男、李徴のお話。高校生のとき授業で出会った作品。恐怖を覚え、自分の日頃の行いを振り返らざるを得ない気持ちに駆られた記憶。今読んでもゾクっとする。 「名人伝」 射術を極める男、紀晶のお話。本物の人物とはいかなる人物か、一芸に秀でるとはどういうことか考えさせられる。書も同様で初めは技巧の上達にばかりにとらわれる。“よく拙を蔵す”という言葉があるが、精神面を疎かにしてはいけない。素心を求めて徹底して学ぶことが書学の第一義。共通点を感じた。 「弟子」 孔子とその弟子の関わり。主要人物は子路。子路の孔子へのリスペクトは最上級。彼の最期は、いたましい。 「李陵」 李陵、司馬遷、蘇武3人が対比されることで、1人ひとりの心理や生き方が鮮明になっている。李陵の“天は見ている”という言葉が突き刺さる。司馬遷は『史記』執筆中に李陵をかばったため、去勢される刑に処せられた。彼の辛さがひしひしと伝わる。

Posted byブクログ

2025/12/29

学生時代に読んだことなかったので、やっとこ読了。短いながらも生き方の重みを感じさせる内容が多い。注解見ずに読み進めたけど、時代と場所の違いから今と価値観とか違う部分がかなりあるので必要なんだなと再認識。

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2025/11/22

「山月記」を高校生の頃に初めて読んだとき、格調高い文体や比喩の妙に心を奪われた。しかし再読した今、最も胸を打ったのは李徴の内面である。彼が味わった孤絶、人としての道を踏み外した悔恨、理想と現実の乖離から生じる自己否定、そのすべてが痛切に迫ってきた。特に「己の毛皮の濡れたのは、夜露...

「山月記」を高校生の頃に初めて読んだとき、格調高い文体や比喩の妙に心を奪われた。しかし再読した今、最も胸を打ったのは李徴の内面である。彼が味わった孤絶、人としての道を踏み外した悔恨、理想と現実の乖離から生じる自己否定、そのすべてが痛切に迫ってきた。特に「己の毛皮の濡れたのは、夜露のためばかりではない。」という一文に宿る、言葉にならない悲しみが深く響いた。夜露では覆いきれない涙や苦悩、誰にも理解されないまま時だけが過ぎていく空虚さが、その短い表現に凝縮されているように感じた。当時は気づけなかった“距離”―人間関係の中にある微細な断絶、孤独の輪郭、そして胸を灼く後悔。それらを今では読み取れるようになった。李徴の絶望は悲劇ではなく、人間が陥りうる普遍的な罠なのだと気づき、胸が締めつけられた。

Posted byブクログ

2025/11/02

新潮文庫2024プレミアムカバー。レモンイエローに金の箔押し。30年前以上前の版より字が大きくて読みやすい。 漢文調の文章が格調高くて心地よい。 学生時代に読んだ時とはまた違う感じがする。

Posted byブクログ