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アメリカ 過去と現在の間 の商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2018/10/28

【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・

Posted byブクログ

2016/07/01

これはかなり読書体力が必要でした。というか、そもそもの知識素地が整っていないせい、と考えればまあそうなんですが。それにしても、「貧困大国」がもっとずっとすんなり読み通せたことを思うと、やっぱり専門性はこっちの方が高い気がします。NYテロに至るアメリカの軌跡を、5つの視点から浮かび...

これはかなり読書体力が必要でした。というか、そもそもの知識素地が整っていないせい、と考えればまあそうなんですが。それにしても、「貧困大国」がもっとずっとすんなり読み通せたことを思うと、やっぱり専門性はこっちの方が高い気がします。NYテロに至るアメリカの軌跡を、5つの視点から浮かび上がらせて、無理なく説明づけられている…と書いてしまえば簡単で、そういう趣旨は理解出来るけど、かみ砕きながら読み進めるのに、かなり奮闘しました。でも結局、それなりに理解できたように感じているのは、もともとアメリカに対して抱いていたイメージの部分だったりするんですよね。新たに得られた知識は、頑張りの割に少なかったかも…再挑戦が必要かもですね。

Posted byブクログ

2012/08/22
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ユニラテラリズムとは、単独で行うこと。 バイラテラリズムが2国。マルディラテラリズムが国際。 アメリカ自体が、多民族国家なのだから、ユニということを強調しすぎても違和感がある。 アメリカ内部の多様性をどう解剖するかが鍵かもしれない。

Posted byブクログ

2011/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 現在のアメリカは、どんな過去の累積の上に成り立っているのか。 「ユニラテラリズム」「帝国」「戦争」「保守主義」「原理主義」という、現代アメリカが直面している五つの問題群を入口にしながら、その政治と外交のありようを歴史的な文脈の中で考察し、混迷を深める「アメリカ的なるもの」の行方を探ってゆく。 [ 目次 ] 1 ユニラテラリズム―アメリカ対外活動の論理(孤立主義と国際主義 理想主義と現実主義 ブッシュ的ユニラテラリズムの条件) 2 帝国―普遍国家の逆説(「帝国」の原型―フレンチ・インディアン戦争以後 「帝国」と「国民国家」の間―膨張の一九世紀 「海洋帝国」の出現―冷戦と二つの戦争 「帝国」の行方―9・11事件以後) 3 戦争―軍事組織とデモクラシー(憲法と戦争 民兵から常備軍へ 「帝国」の軍隊 新しい戦争) 4 保守主義―「ネオコン」の歴史的文脈(リベラル社会における保守 競争社会と保守主義 アメリカ保守主義の誕生 アメリカ保守主義の将来) 5 原理主義―アメリカ的思考のパターン(アメリカ理解の鍵としての原理主義 キリスト教原理主義の起源 政治化する原理主義 アメリカ的思考様式とは何か) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2011/12/19

本人の授業のレポートのために読んだ。 保守主義のあたりは面白かったにゃー てか自分もう少し意識して言葉使おうか。

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2009/10/07

保守すべきものというか、そういったものを打ち破って進んでく印象を改めて持つ。 新書としては十分な内容だと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

お…おもしろい!! 藤原帰一の「デモクラシーの帝国」で、かゆいところに手が届かないというか、知りたいことがかかれていない!!という気がしていたのだが、この本はそれに答えてくれている。 アメリカの建国思想からひもといて、zどうして今のアメリカがそんなにも一国主義をとり、独善的なのか...

お…おもしろい!! 藤原帰一の「デモクラシーの帝国」で、かゆいところに手が届かないというか、知りたいことがかかれていない!!という気がしていたのだが、この本はそれに答えてくれている。 アメリカの建国思想からひもといて、zどうして今のアメリカがそんなにも一国主義をとり、独善的なのかを解説してくれている。 あと、この人、たぶん文章がめちゃめちゃうまい。格調高い良い日本語で、頭にしみいる。(藤原さんの文章は正直、レトリックがわかりにくかったというか考えの飛躍が多くてついていけなかった) まさに良書。久しぶりに新書を読みやめられないという体験をした。

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2009/10/04

まぁなんというか、とにかく難しいねこの本。 けど昔から今に至るまでのアメリカがよく描写されてて面白かった。 時間見つけてもう一度ゆっくり読みたい本です。

Posted byブクログ

2009/10/04

本書の主題は「アメリカには限界がある」ということからはじまる。著者はこの命題をめぐって、現代のアメリカの対外政策・世界認識で何が伝統で何が新しいものなのかを、外部世界との関わりでの5つの現代的問題点(ユニラテラリズム、帝国、戦争、保守主義、そして原理主義)をアメリカ史を通じて分析...

本書の主題は「アメリカには限界がある」ということからはじまる。著者はこの命題をめぐって、現代のアメリカの対外政策・世界認識で何が伝統で何が新しいものなのかを、外部世界との関わりでの5つの現代的問題点(ユニラテラリズム、帝国、戦争、保守主義、そして原理主義)をアメリカ史を通じて分析し、そのいずれも新奇現象ではなく歴史に根づいたものだという結論に達している。そしてこれらの問題点は多少の相違点があるものの、いずれも植民地時代の反ヨーロッパ的感情やピューリタン感情に原型を見ることができるが、今日的な色合いを持つようになったのは冷戦の経験とヴェトナム戦争の失敗からであったという。そしてアメリカは今日、保守派の強固な支持から国内的「分断」が国外的のそれと連動し、二重の分断のなかにある。これらの分断を克服することは、アメリカに国際協調、宗教的寛容を取り戻し、その使命感の限界を認識することでもある。  以上の本書の要約をふまえてこのレポートでは著者のこのようなアメリカの現代的問題点の解釈の仕方がどのようなことを意味するのかについて考えてみたい。まず、本書で挙げられた5つの問題点はどれもブッシュジュニア第1期政権から特に注目されるようになったことである。新聞やニュース、新しい著書にもこれらの言葉が頻繁に登場し、これらの概念があたかもブッシュジュニア、あるいはもう少し前のレーガン政権あたりから発生し、アメリカ外交の新概念であるかのように思われてきた。この「新概念」的認識によって人びとはとりわけブッシュ政権を批判し、ブッシュ政権が特別な政権であるかのように解釈してきた。したがってそこには「アメリカが今のようになったすべての原因はブッシュ政権にあり、ブッシュ政権じゃなければアメリカもよくなるだろう」というブッシュ元凶論がアメリカ批判主流となったのである。 ところが、本書によればブッシュ政権で特に問題とされる5つのキーワードも、ブッシュ政権、あるいはレーガン政権に源を発するのではなく、もとを辿れば18世紀にも行き着いてしまうくらい、古来の考えから派生したものであることがわかる。一種の「体質論」への帰結ともいえるが、本書のこのような分析によって現代アメリカで起きている現象をさらに深く、さらに多面的な視座によって考察することが可能になるのではないかと思う。ここに本書の意義があると言ってよいだろう。 ところで、本書を読んでひとつ疑問に思うことがあった。最終部分で著者はアメリカがいま二重の分断にあり、果たしてこの分断を克服できるのだろうかということを書いていた。しかしながら、分断を克服するのであればまずそこに分断があることにアメリカが気づかねばならないだろう。ところが、いったい今のアメリカはこの分断に自発的に気づくことが出来るのであろうか?または外部がどのようにすればアメリカにこの分断を気づかせることができるのだろうか?この2つの疑問をどうすれば解決できるかが著者の言う分断の克服につながるのではないかと思う。

Posted byブクログ