ぼくは悪党になりたい の商品レビュー

笹生陽子(著者)

2010/02/01

本屋のワゴンセールとして売れらていて、ふと目に留まって買ってみた。

買ってみた理由は「自分ばかりが貧乏くじを引いているのではないか」という背表紙のあらすじに、自分を重ねてみたかったからに違いない。

読み終わって感じたのは、
・まず自分は彼のように毎日きちんとやるべきことをやって生きていないということ。自己嫌悪から逃れられないLazyな私です
・やはり小説はエンターテイメントだということ。別に問いに対して真摯に答えるのが小説ではない。なんとなく爽快感を伴って読んでいくうちに、元々思っていた問題なんて忘れてしまう。それが小説であり、人生なんてそんなものだということ。そんな風に生きられたらきっとハッピー。

2009/12/16

あらすじを読んで予想していたものとはちがったけれど、次へ次へと読んでいける話だった。内容も笹生さんらしさが感じられた。

2009/10/07

海外出張が多く家をあけがちな母親ユリコと、父親がちがう弟ヒロトと３人で暮らす１７歳のエイジが主人公。

ヒロトのほんとうの父親かもしれないひとや
美人妻の近田さん
親友でモテ男の羊谷とその彼女で変な女のアヤコも入り乱れて

エイジは１７歳の冬の決断をする。

雰囲気としては川島誠ににてるんだけど文体は女の人が書いてるからか
あらっぽさとか迫力とかにいまいち欠けるシンプルなかんじ。

表紙のおとこのこが弟ににている。　さとこ

2009/10/04

家族と女の子、友達の間、ああそう思春期ってやつのど真ん中で、
ぼくは、悪党になりたい。なってやりたいんだ。

2012/06/02

購入者：Shin（2008.5.25）
笹生陽子第7弾。高校生が主人公。自分自身の人生の中で一番感受性が高く、印象深く、大切に思っているのが高校時代である。その同じ高校時代をおくる主人公エイジのすごく意外な展開がドキドキで、非常におもしろい。
貸出:堀本(2008.8.4)返却：(2008.8.20)
私も高校時代が一番いろいろなことを吸収したり学んだり、中身の濃い時期だった気がしますが、この主人公にとってもそうだったのではないでしょうか。ハラハラドキドキの展開です。
貸出：宇都宮（2008.8.25）返却（2008.9.9）
とてもテンポのよい本で、１日で読めました。こういった家庭環境にいる人は今とても多いのではないかと思います。なので主人公の気持ちに共感できる人も多いと思います。
貸出:衛湖原(2008.9.9)返却:(2008.10.27）
自分は複雑な家庭環境ではなかったのですが、似たような環境に育った高校時代の友人を思い出しました。
貸出:清水（2008.12.12）返却(2008.12.22)
様々な経験から、この主人公は何かを得れたと思う。人生には良いことだけでなく、悪いことも含めて大きくなれる、再発見ができた。
古野:貸出(09/3/3)返却(09/3/6)
主人公の友人の彼がいい感じでした。
細見：貸出（2012．5.25）返却（2012．6.4）
読みやすい内容でした。個人的にはもっと悪党になるのかなと思っていましたが、ある意味リアルな悪党加減で入ってきやすかったです。

2009/10/04

ブラボー！
ハラショー！
ニュー・ヨーク！

がんばれ！エイジ！！
本当にワルいやつは
悪党になりたいなんて思わないものだよ。
でも
そんなエイジが大好きだ。

2009/10/04

かなり純粋な話です。

異父兄弟と自由な母親。

そんななか、普通な主人公は自由に憧れる、っていう話です。

もう一気に読みました。

１日で読めました。

面白くて、読みやすかったです。

今年、読んだ中でもかなり上位の面白さでした。

(2008.09.14)

2010/09/02

周りの人ばっかり自由に生きている気がすることってきっと誰にでもあると思います。ましてやこの主人公のエイジはとことん貧乏くじを引かされています。でも弟のヒロトとか幼馴染の羊谷の新しい彼女とか、なんだかんだでほのぼのな感じが好きです。

2009/10/04

主人公エイジ君が健気でいい。でも高校２年くらいで実の父親が目の前の31歳の男だと聞かされたらもっと人間歪むだろうなぁ…
　作品中のメイド・ロボット育成ゲームがかなり気になる。

2009/10/04

クラスの過半数を占めるであろう"普通の男の子"を主役にしている。
周りにいる"特別な人間"(という表現が正しいかどうか・・・)に振り回されながら、
一歩一歩成長していく。そんな青春小説。