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夢の船旅 の商品レビュー

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2023/02/14

小説を読みたいと手に取った。装丁が美しく瓦屋根の港町か、綺麗、タイトルにふさわしい風景、エッセイでした。著者は中上健次の娘さんで作家、吸い込まれるように読み終えた。 僕は奈良県北部、ここも熊野が属する紀伊半島なんだろうか。紀伊半島の北端はどの辺り? 南端は熊野と呼ばれ信仰の地。こ...

小説を読みたいと手に取った。装丁が美しく瓦屋根の港町か、綺麗、タイトルにふさわしい風景、エッセイでした。著者は中上健次の娘さんで作家、吸い込まれるように読み終えた。 僕は奈良県北部、ここも熊野が属する紀伊半島なんだろうか。紀伊半島の北端はどの辺り? 南端は熊野と呼ばれ信仰の地。この息詰まる日本や世界を変える蘇りの何かが秘められている。 南方熊楠、植芝盛平、そして中上健次。 中上健次という人間を娘さんの人生を通して体験。寝転んで字を書く中上健次の姿を網膜に焼き付けました。僕に少し残る時間の使い道、彼の世界で遊びたい。何年か前に日輪の翼と出会い、訳の分からない巨人の様に感じた作家。彼と、再会いたしたく。読む前から作家の何かを信じて読める、感謝。 #中上紀 #夢の船旅 #父中上健次と熊野 #河出書房新社 #新宮 #R42 #異界 #秋幸もの三部作 #鳳仙花 #古座 # 神倉神社 #御燈祭り#路地

Posted byブクログ

2010/05/25

中上紀が子供の頃の記憶と父との思い出を、熊野という背景と共に綴ってある本。 熊野に行った事はないが、なぜだかとても懐かしくなる。 どこか物悲しくも美しく残る風景と、思い出の大切さが身に染みました。

Posted byブクログ