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四色問題 の商品レビュー

3.7

14件のお客様レビュー

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2019/10/09

四色問題が、証明された今もなお問題と 言われる理由は、読んでみて分かった。 つまり、読んでも証明の全容が分からない。 なぜならその証明の主要部分はコンピュータによるものだから。 でもこの問題がどこか魅力的に感じることには、 そんなエレガントでない証明も手伝っている...

四色問題が、証明された今もなお問題と 言われる理由は、読んでみて分かった。 つまり、読んでも証明の全容が分からない。 なぜならその証明の主要部分はコンピュータによるものだから。 でもこの問題がどこか魅力的に感じることには、 そんなエレガントでない証明も手伝っているのかもしれない。 それに「地図職人にははるか昔から経験的に知られていた」ことや、 「今もコンピュータによる証明以外は見つかっていない」 なんてことが、どこか神秘的。 最終的には、へイウッドの予想のg=0の場合に 該当するなんて、そんな拡張も魅力的。

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2017/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

社会人になって読んだ。 大学の頃四色問題に興味があり、いまどうなっているか気になり買ってみた。 結論はなんのことはない、地図の120通り以上のパターンを洗いだし其々場合分けで証明したとのこと。やれやれ。コンピューターが発達したおかげとも言えるが、この場合分けに至るまでの過程が大変だったのだろう。

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2014/09/22

四色問題は証明の方法より、その事実に見知っていれば良いと言う事。四色あれば地図は書ける。 会社で資料を書くときは、ベースの色の他に三色あれば良いと思う。

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2011/10/27

 平面上(あるいは球面上)のどんな地図でも4色あれば塗り分けられる,という四色予想解決までの道のり。これについては別ブログにまとめている。四色定理の証明は,コンピュータを使った証明ということで悪名高い。  四色定理については,一時とてもハマってしまって,ブログにいくつか記事を書い...

 平面上(あるいは球面上)のどんな地図でも4色あれば塗り分けられる,という四色予想解決までの道のり。これについては別ブログにまとめている。四色定理の証明は,コンピュータを使った証明ということで悪名高い。  四色定理については,一時とてもハマってしまって,ブログにいくつか記事を書いている→http://d.hatena.ne.jp/Polyhedron/20100406/1270558605

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2011/08/10

茂木健一郎が翻訳しているのに興味もあり借りる。 結果的には翻訳が適切な言葉を使っていないため、非常に難解になっていると感じた。 本質を気持ちよく理解することが出来ずイライラした。 面白くしようと尾ひれを付けているのかも知れないが、 それもつまらない。 最後の方は説明すること...

茂木健一郎が翻訳しているのに興味もあり借りる。 結果的には翻訳が適切な言葉を使っていないため、非常に難解になっていると感じた。 本質を気持ちよく理解することが出来ずイライラした。 面白くしようと尾ひれを付けているのかも知れないが、 それもつまらない。 最後の方は説明することを諦めている。

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2011/08/04

数学の定理が、人の手ではなくコンピュータで、しかもほぼ全ての条件を施行して確からしさを確かめられた最初の例として、とてもおもしろかったです。

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2011/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

近代に説かれた数学の未解決問題の解決に関連する成果として、ヨシオ シマモトという人が、シマモトの馬蹄形という問題を提起し、D可約性を課題とする環の大きさが14の配置に関する課題があったということを知りました。 また、コンピュータを使って証明されたことが、検証の妥当性に疑問や懐疑を投げかけられたということを、この本で初めて知りました。 「コンピュータは疲れを知らない」反面、電磁的な不具合があった際に、検出可能であることが証明されていない場合があるかもしれません。 いずれにしても、四色問題という数学的にしか価値がないような問題を、一部の数学者による批評では美しい数学的手法ではない方法で解決されたということが、数学のおもしろさと、コンピュータのおもしろさを知るきっかけになるかもしれない。

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2011/02/23

訳者が正直好きでないので購入するのに考えてしまいました。内容的にはオモシロイナーと相変わらず数式はかっとばして読みましたが、下訳した人も表紙に明記するべきだと思います。不満はそれくらいかな。

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2010/05/07

息抜きに持ってこい、数学の探究者たちが、たった一つの問題のために悪戦苦闘する物語を描いたものである。 未だに人の手で解かれていない問題らしく、これを解くために様々な手法や考え方が導入され、その過程で後の数学に影響を与えるような定理なども登場する。 数学に興味が無い人も、こういう...

息抜きに持ってこい、数学の探究者たちが、たった一つの問題のために悪戦苦闘する物語を描いたものである。 未だに人の手で解かれていない問題らしく、これを解くために様々な手法や考え方が導入され、その過程で後の数学に影響を与えるような定理なども登場する。 数学に興味が無い人も、こういう飽くなき挑戦の物語は読んでみても面白いと思う。

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2010/02/14

任意の地図を考え,隣り合った国同士を異なる色で塗る.このとき,地図全部を塗るためには最低4色あれば事足りる. 一見すると簡単な命題に思えるが,この問題を解くために約130年の月日を要した. この問題を解くために,グラフ理論が発展し,放電法,最小反例,Kempe鎖や不可避集合など...

任意の地図を考え,隣り合った国同士を異なる色で塗る.このとき,地図全部を塗るためには最低4色あれば事足りる. 一見すると簡単な命題に思えるが,この問題を解くために約130年の月日を要した. この問題を解くために,グラフ理論が発展し,放電法,最小反例,Kempe鎖や不可避集合などの様々な概念が生まれたわけだが,ちゃんとカバーしているのは良い. ただし,四色問題とグラフ理論の双対性については詳しく書かれていないが. 本書はまず四色問題の起源から始まり,Eulerの多面体定理を説明し,具体的なアプローチ(主な流れ:Kempeの証明→Heawood→AppelとHakenによる解決)を説明する. 問題のアプローチの方法から,歴史の流れと数学者の苦悩を追うことができる一冊. ページ数の量(約300p)に比べて読みやすいのも良い. なお翻訳は茂木健一郎と標記されているが下訳は北村拓哉氏による.

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