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真っ赤なウソ の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2017/06/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

★★★2017年6月レビュー★★★ この本は宗教について述べた本といえる。感想を書くのは難しい。なので、自分なりに印象に残ったフレーズを抜粋してレビュー・感想としたい。 (P25)どういう「自分」かというと、「私は私」。「私は私」とは、これは「同じ私」で変わらないと言っているわけです。 ・・・・・ 現に明治になってからは、戸籍が日本でも生まれてから死ぬまでは同じ名前になっています。 (P54)・・・・田舎を復活したらどうかと思って、参勤交代をしろ、と主張しているわけです。年に一か月なり二か月なり、田舎に行って身体を動かして働けという提案をしているわけです。 (P91)芥川龍之介のように、大正時代まではやはり本音は「やぶの中」で考えていたと思いますね。「やぶの中」と「公平・客観・中立」とは、違います。本来、「公平・客観・中立」が建前であって、真相は「やぶの中」、こういう二重構造を持っているんですよ。 (P139)水回りをよくしたら、たちまち女性と子供の健康状態が急激に良くなりまして、以後ひたすら寿命が延びる一方。 (P178)・・・・自分がそういう特権を持っていることに気づかない人たちがすることなんです。民主主義の怖さというのは実はそこにあるんです。

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2015/08/16

また養老先生がやってくれたって思っている。指針にしていこうと思うし、反対意見があればそれも取り込みたい。より良い言葉の選択をしていけるように。

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2014/08/26

読書録「真っ赤なウソ」4 著者 養老孟司 出版 大正大学出版会 p163より引用 “そういうお客さんを、どこへ泊めたらいい か決まってないから、「しょうがないから、 床の間へ」って。” 目次より抜粋引用 “科学の結論がお経だった マスメディアが言葉を軽くした 真っ赤なウ...

読書録「真っ赤なウソ」4 著者 養老孟司 出版 大正大学出版会 p163より引用 “そういうお客さんを、どこへ泊めたらいい か決まってないから、「しょうがないから、 床の間へ」って。” 目次より抜粋引用 “科学の結論がお経だった マスメディアが言葉を軽くした 真っ赤なウソ 死ぬことと、本気で生きること 人間の欲望には限りがない” 解剖学者である著者による、大学の連続セ ミナーでの講義を元にした一冊。 著者と宗教との関わりについてからセミナ ー参加者との受け答えまで、語りかけるよう に記されています。 上記の引用は、解剖後に火葬してお骨にな った人を、次の日まで預かることになったと きの様子。 見ず知らずの人のお骨を預からなければなら ないとは、心理的にタフでなければ勤まらな いのではないでしょうか。 床の間の近くに仏壇があったら、しょっちゅ う知らない人が出入りして、ご先祖様も大変 そうですね。賑やかで喜んでおられるかもし れませんが。 新書サイズですが、ハードカバーで作られ ています。文字が大きめに作られているの で、読みやすい一冊です。 ーーーーー

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2011/12/18

大正大学の客員教授に迎えられた養老孟司のセミナーをまとめたもの 大正大学(仏教系)ということもあってか宗教と脳医学(脳社会学?)の 絡みでセミナーは進んだようだ。 真っ赤なウソを集めたものが宗教でありその一極集中が絶対者としての 神である。近代の学問は神との対であらんと発展してき...

大正大学の客員教授に迎えられた養老孟司のセミナーをまとめたもの 大正大学(仏教系)ということもあってか宗教と脳医学(脳社会学?)の 絡みでセミナーは進んだようだ。 真っ赤なウソを集めたものが宗教でありその一極集中が絶対者としての 神である。近代の学問は神との対であらんと発展してきた。 客観的真理をかざして。だがそこに養老孟司は頭でっかちな硬直を見た。 昨日も今日も明日も私は私だ。だが中身は別物だ。 そう養老孟司はつぶやく。

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2011/06/23

面白い。養老氏。 人間平等なのよね 対なるものがあるからこそ 今の世の中うまくいってるのかも。

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2010/08/15

ジャケ買いならぬ、装丁でセレクト。 「唯脳論」や「バカの壁」でおなじみの養老先生。 そこまでヒットすると断然、興味がなくなってしまっていて 養老先生の本は読んだことなかったのですが、 どうも私には受け入れがたい思想を持っていらっしゃるようでした。 でも、そういうことも1冊読...

ジャケ買いならぬ、装丁でセレクト。 「唯脳論」や「バカの壁」でおなじみの養老先生。 そこまでヒットすると断然、興味がなくなってしまっていて 養老先生の本は読んだことなかったのですが、 どうも私には受け入れがたい思想を持っていらっしゃるようでした。 でも、そういうことも1冊読んでみないとわからないので 身を持って試してみてよかったなあと思いました。

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2010/04/20

オープンキャンパスに友人と行った時、アンケートを出したら通し番号か何かが当選して貰った本。  当時、養老孟司氏の『バカの壁』『死の壁』がヒットしていて、でも、そのヒット作を読むのも癪だと思っていた。  で、タイミングよく新刊が手に入ったので上機嫌で家路に付いた訳だけど… まだ読ん...

オープンキャンパスに友人と行った時、アンケートを出したら通し番号か何かが当選して貰った本。  当時、養老孟司氏の『バカの壁』『死の壁』がヒットしていて、でも、そのヒット作を読むのも癪だと思っていた。  で、タイミングよく新刊が手に入ったので上機嫌で家路に付いた訳だけど… まだ読んでない。  面白そうなのでずっと手元には置いておく予定。

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2009/10/04

【目的】 【引用】 【感じたこと】 コトバが軽い。約束が死語になった。倫理は各人のマニュアルだが、それは千差万別であり対立するもの。真相は藪の中に葬り去られる。といった主張が展開される。約束が死語になったというのは同感。会社でも同様のことを指摘される先輩の方がおられる。われわ...

【目的】 【引用】 【感じたこと】 コトバが軽い。約束が死語になった。倫理は各人のマニュアルだが、それは千差万別であり対立するもの。真相は藪の中に葬り去られる。といった主張が展開される。約束が死語になったというのは同感。会社でも同様のことを指摘される先輩の方がおられる。われわれのような世代にとっての約束は、その場の仮の取り決めに過ぎないとおっしゃられるが、確かに自分の中にもそうした軽い感覚が存在する。言葉に出したことを万難を排して成し遂げるというよりは、その場その場で変更してもよいものという認識でいるのは否めない。柔軟性といってしまえばそれまでだが、約束に対する概念の変化は、為すべきことを成してきた人々から成せることだけを成す人々へと主権が移ることによって、社会構造が大きく変わるかもしれない。 【学んだこと】 約束の意味を捉え間違いないようにして、「為す」。

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