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マツダはなぜ、よみがえったのか? の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2012/08/14

2004年までのマツダの移り変わりを綴った本。 世界でマツダのみが開発に成功したロータリーエンジンを使用してRX-8を開発する部分ではエンジニアの熱意が刻々と伝わり、車の開発から販売までの流れを知れて良かった。 マツダは国内では目立つような自動車メーカーではないが、こだわりの...

2004年までのマツダの移り変わりを綴った本。 世界でマツダのみが開発に成功したロータリーエンジンを使用してRX-8を開発する部分ではエンジニアの熱意が刻々と伝わり、車の開発から販売までの流れを知れて良かった。 マツダは国内では目立つような自動車メーカーではないが、こだわりのある会社として非常に印象に残った。 車を買うようになったら、マツダ車も是非検討したい。 2004年以降の変遷の本もあったらいいな。

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2010/10/31

「音楽を持ち歩く」という新しい文化をこの機械は作り出した。人間の行動パターンまでをも変えてしまったのだ。 経営者盛田の「こんな商品を作れば絶対に売れる」という発想がなければこの世に出なかった商品でもある。 アップルのスティーブ・ジョブスはこうした既存技術を組み合わせて、「ネッ...

「音楽を持ち歩く」という新しい文化をこの機械は作り出した。人間の行動パターンまでをも変えてしまったのだ。 経営者盛田の「こんな商品を作れば絶対に売れる」という発想がなければこの世に出なかった商品でもある。 アップルのスティーブ・ジョブスはこうした既存技術を組み合わせて、「ネットと連動して1000曲、あるいは一万曲ものあなたの音楽ライブラリーをポケットに入れて、外に出てみませんか」と発想し、非常に使いやすい音楽サイトを立ち上げ、市場を一気に創造した。 それはかつてのソニーが持っていた、新しいライフスタイルを想像し、商品化に結びつける「経営者の発想」だった。 今は「無駄を省いてその上でさらにケチろう」という時代になっていますが、社長の発想は「無駄を省いて贅沢しよう」というものでした。

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2010/08/15

トヨタや本多について書かれた本は履いて捨てるほどあるけど、マツダについて書かれた本はレア(笑) 車好きにとっては(愛車はマツダ車ではありませんがm(_ _)m) RX-8の開発秘話であるとか、ロータリーエンジン開発を続けさせるにいたった開発陣の熱意とかが非常に面白く読める。 ...

トヨタや本多について書かれた本は履いて捨てるほどあるけど、マツダについて書かれた本はレア(笑) 車好きにとっては(愛車はマツダ車ではありませんがm(_ _)m) RX-8の開発秘話であるとか、ロータリーエンジン開発を続けさせるにいたった開発陣の熱意とかが非常に面白く読める。 ただ、『なぜよみがえったのか?』と謳ってあるにもかかわらず、経営と言う視点でこの本を見ると大雑把すぎる。 日産のゴーン氏との比較などにも少しは触れているのだから、もう少し具体的に本書のタイトルのとおり『マツダがなぜよみがえったのか?』を経営と言う視点で掘り下げてほしかった。 一点、非常に納得がいったのは、著者が言うとおり、マツダはいまだに『口下手』な企業だという点。これだけ素晴らしい技術力と『際立つデザイン』の車が作れるのに、マーケティング、広報の力が、特に日本国内ではあまりにもお粗末。 また概して評判の悪い、国内ディーラーの質の悪さも改善しなければ、どんなに素晴らしい車を作ったとしても、ブランド力の維持もできなければ顧客防衛率も下がる一方だと思う。 開発部門だけでなく、間接部門がどのようにマツダ再生の時期をくぐり抜けたのかについても書いてほしかった。

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2009/10/04

今やスポーツのイメージを定着させつつあるマツダ。 しかし90年代にフォードの傘下に入り苦しい時期を過ごす。 ロータリーエンジンが消えかかったときもある。 『ものづくり』だけではいけない。 『ものがたり』ができなければ顧客は得られない。 トヨタやホンダに関する...

今やスポーツのイメージを定着させつつあるマツダ。 しかし90年代にフォードの傘下に入り苦しい時期を過ごす。 ロータリーエンジンが消えかかったときもある。 『ものづくり』だけではいけない。 『ものがたり』ができなければ顧客は得られない。 トヨタやホンダに関する本は巷にあふれている。 マツダの復活劇も興味深いものです。 車好きだけでなく、経営に興味のある方にも有用だと思います。開発、マーケティング、広報など、マツダのフラッグシップモデルRX−8をケーススタディーとして学べます。 マツダの車が欲しくなりました。

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2009/10/04

確かに軽く読めるし小説風味。でも中身はかなり示唆深く、商品(と言うか製品)と経営をいかにリンクさせるかやブランディング、ポジショニング、組織マネジメント等について思うところの多かった本。正直、マツダファンになったきっかけはこれかも。

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2009/10/04

文系の私にとって、クルマって信じられない産物です。鉄やアルミを組み合わせ中でガソリンを「爆発」させ、しかも滑らかに、静かに走る…?昨今の自動車メーカーの競争の中、真っ先に脱落すると見られていたマツダ。しかしユニークなモノづくりの精神はちゃんと生き残っていました。この本ではマツダが...

文系の私にとって、クルマって信じられない産物です。鉄やアルミを組み合わせ中でガソリンを「爆発」させ、しかも滑らかに、静かに走る…?昨今の自動車メーカーの競争の中、真っ先に脱落すると見られていたマツダ。しかしユニークなモノづくりの精神はちゃんと生き残っていました。この本ではマツダがなぜつまずいたか、そしてどうやって再生したかが語られます。マツダの再生は短所の克服ではなく、スタイリッシュなクルマ、操作性のいいクルマ、というマツダ本来のDNA(≒長所)を復活させることで成し遂げられたのです。

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2009/10/04

本書は,RX−8開発物語と「ZOOM,ZOOM」に代表されるブランド再生の軌跡に焦点を当てる。10年前,マツダはフォードの傘下に組み入れられたとき,誰もがその将来を危ぶんだに違いない。しかし苦節のときを経て,現在では同社過去最高の売上高3兆円を達するまでに回復した。その回復の原動...

本書は,RX−8開発物語と「ZOOM,ZOOM」に代表されるブランド再生の軌跡に焦点を当てる。10年前,マツダはフォードの傘下に組み入れられたとき,誰もがその将来を危ぶんだに違いない。しかし苦節のときを経て,現在では同社過去最高の売上高3兆円を達するまでに回復した。その回復の原動力は,モノ作りへの直向きな情熱とブランド戦略の成功に他ならず,そのどちらかが欠けても達成されなかったに違いない。

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2009/10/04

ZOOM-ZOOM のフレーズと共に好調のMAZDA。 フラッグシップモデル RX-8 の開発秘話、技術者の魂、経営の戦略、そしてこれからの MAZDA。 MAZDA乗りには、必読の1冊でしょう

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