霊界通信 イエスの少年時代 の商品レビュー

ジェラルディン・カミンズ(著者),山本貞彰(訳者)

2012/03/07

神あるいは大天使ガブリエルはこの世のどこまでを見通せているのかな？
そしてどこから先を人間に期待したのか

母マリアとその夫ヨゼフのイエスに対する願は利己的なものになりがちだった
イエスが救世主キリストであるために
母マリアとヨゼフをイエスの親に選んだ神は
間違いを犯したのではないだろうか？
イエスの成長をはばむ自己中心の親の力が必要だったということだろうか？
いじめられ情の板挟みに悩むことがイエスを強くしたと言うのだろうか？
伯母のマリアの家族と妻のマリアに助けられながらも
多くの弟子達裏切られたキリストイエス
すべては神のみの知るところであり筋書き通りだったのだろうか？

民衆を救いに来たはずのイエスはこの世に翻弄され
「ミイラ取りがミイラになってしまったのではないのか？
あまりにも人間くさく即物的で腑に落ちない稚拙な矛盾が多い
この現実をどう理解すれば自分の生き方や宇宙の真理につなげられるのだろうか?
この先が闇に隠れ見えてこない
今のところ答えを保留にしておくしかなさそうだ
続きの「イエスの成年時代」を読むことにしよう

母となったマリアの生い立ちから始まるこの霊界通信は
とても具体的で当時の生活状態が良くわかる