世界の中心で、愛をさけぶ の商品レビュー
大ベストセラー、映画…
大ベストセラー、映画化、テレビドラマ化され、それらでの主題歌も大ヒット。誰もが知っているタイトルとその内容なんだけど・・・活字・文学作品としては・・・なんだか物足りない感じを持つのは・・・俺だけ?
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ベタベタなロマンスはこの頃全然興味がなくなってしまった私ですが、「世界の中心で、愛を叫ぶ」については例外で、ふとした時に観たくなる映画です。なぜなんでしょうか。やっぱり私の青春が詰まっているからでしょうか。笑 この頃ラジオドラマにはまっているため、ラジオドラマ版を購入。松田龍平と宮﨑あおいという豪華な声優陣。この物語は、映画・ドラマ・ラジオドラマでそれぞれかなり有名な女優を使っている。色々な女優が演じる亜紀を見比べてみるのも面白そうである。私はやはり長澤まさみのイメージが強いけど。 内容は飛ばし過ぎだしやっぱり甘々で全然満足のいくものじゃなかったけど、この物語の一つの特徴ー私が惹かれている理由を発見した。ヒロインが、文語的な話し方をするのである。今の時代に「〇〇のよ。」なんて喋り方をする女子高生はほとんどいない。しかし、小説の世界ではそれがまかり通る。(小説にリアルさを求める人は引っかかるかもしれないけど)私は、作品の感じにあっていれば、登場人物が非現実的なデフォルメをされていても良いと思う。むしろ、それがフックとなって心にある種の傷を作る。『世界の中心・・・』に付けられた心地よい傷が、私をこの物語に引きつけているのだろう。
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片山恭一さんの書いた小説は、映画やドラマになり、海を越えて韓国でリメイクされて広がっていった。 その中で、このラジオドラマが(私がふれた作品たちの中で)いちばん原作に近い空気感を持っている気がする。 原作を読んで、それからぜひ聴いてほしい。
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