二人のアキラ、美枝子の山 の商品レビュー
大正~昭和初期に生まれた世代の先鋭的な登山は大学山岳部の極地法や、経済的・時間的な余裕のある特権階級が、国家の威信をかけてヒマラヤをめざす一方、職業を持つ町のクライマーに陽のあたる時代ではなかった。 そんな時代「風雪のビバーク」で伝説になり「氷壁」のモデルになった松濤明と、登山界...
大正~昭和初期に生まれた世代の先鋭的な登山は大学山岳部の極地法や、経済的・時間的な余裕のある特権階級が、国家の威信をかけてヒマラヤをめざす一方、職業を持つ町のクライマーに陽のあたる時代ではなかった。 そんな時代「風雪のビバーク」で伝説になり「氷壁」のモデルになった松濤明と、登山界の伝統に風穴をあけた第二次RCC創設者奥山章。 そんな二人のアキラをつなぐ美枝子さんのお話、女性が持つ芯の強さを痛感させられます。
Posted by
- 1