ドナウよ、静かに流れよ の商品レビュー
ドナウ川で遺体となって発見された日本人女性日実(カミ)19歳。両親、高校同級生、ルーマニアで知り合った人々、ウィーンで知り合った人々、様々な人々との関係性を、現地調査を通じて明らかにしながら日実の思いに迫ろうとしたノンフィクションでした。当初見えていた状況が調査によって徐々に変わ...
ドナウ川で遺体となって発見された日本人女性日実(カミ)19歳。両親、高校同級生、ルーマニアで知り合った人々、ウィーンで知り合った人々、様々な人々との関係性を、現地調査を通じて明らかにしながら日実の思いに迫ろうとしたノンフィクションでした。当初見えていた状況が調査によって徐々に変わっていき、また、それとともに19歳の女性の心情が伝わってくる内容だと思います。 星3つです。
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ルーマニアがどんな国か分からなかったけど、著書の滞在エピソードで、なんとなくつらく寂しい19歳の少女の姿が想像できて切なくなってしまった。
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若くしてヨーロッパで心中して亡くなった女性のニュースから、その軌跡を追っていくノンフィクション。かなり重めで読むのに時間を要した。事実をベースに描いてるとはいえ、心情についての推測に納得できなかったため、最後の方はスッキリしなかった。推測通りだったとして救いがなさすぎる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大崎さんの「聖の青春」が良かったので、ノンフィクションの作品も読んでみたいと思い手にしました。 新聞で偶然知った小さな事件が大崎さんの中で引っかかり、ほとんど手がかりもないままこの事件を調べて行くことに。 “真実は小説より奇なり”とは言うけれど、あり得ないような不思議な縁に導かれて行く過程は、ノンフィクションではなく小説かと思ってしまうほど。 けれど最後に出て来るカミさんの写真がこれは本当にあった事件なんだと突きつけられてくるようでした。 事件自体の複雑さは何ともやるせないけれど、大崎さんはよくぞここまでたどり着いたと感心します。カミさんの心情にはかなり近づいたのではと思うのだけれど、相手の男性についての踏み込みに物足りなさを感じたのが残念でした。
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大崎善生の読破キャンペーン続行中〜『ドナウよ、静かに流れよ』もあたりでした。 ドナウ川で邦人男女が心中ーノンフィクションなんですが 透明感のある文章で、丹念に事実が積み上げられ、検証されていきます。 33歳の自称指揮者にシンパシィを感じたよっちんです。 昨日までの失敗を取り返...
大崎善生の読破キャンペーン続行中〜『ドナウよ、静かに流れよ』もあたりでした。 ドナウ川で邦人男女が心中ーノンフィクションなんですが 透明感のある文章で、丹念に事実が積み上げられ、検証されていきます。 33歳の自称指揮者にシンパシィを感じたよっちんです。 昨日までの失敗を取り返すために、足を引きずるようにして おめおめと生きつつも、明日は昨日よりもよいものであろうとして、 修正をかけようとしてもいかんともしがたく、為す術もなく今日を 忌々しくも無駄に浪費してしまう己と重ねてしまいました。 誰もみんな悪くなくて、誰もみんな悲しくて、誰もみんなやりきれなくて …そんな気持にさせられました。 読むのがもう10年早かったらよっちんの人生変わったかも? なんかよくわからないけど、いい意味で大きな氷のかたまりを飲み込んでしまったような ひっかかりを残した読後感です。渡辺日実さん、何故貴女が死を選んだのかはよっちんにはお察しすることも出来ないけど…生きていくって大変だよね、それだけは間違いないよね。
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読後重たいものが残る作品でした。主に女性側から心中に至った経緯をたどっていきます。全体から彼女を喪ってしまった人々のつらさが伝わってきました。読み手はつい感情的になりますが、著者の抑えた語り口はさすがプロです。
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ノンフィクションゆえに、 事実を書ききった重さのある一冊。 同級生の突然の死、両親のエゴ、不本意な海外生活、 孤独から目をそらすための恋愛、関わり合う人たちの誤算・・・ 19歳の少女が自ら死を選ぶことになった道も 著者がこの事件を追うことになった道もまた、 何かの偶然に思えてな...
ノンフィクションゆえに、 事実を書ききった重さのある一冊。 同級生の突然の死、両親のエゴ、不本意な海外生活、 孤独から目をそらすための恋愛、関わり合う人たちの誤算・・・ 19歳の少女が自ら死を選ぶことになった道も 著者がこの事件を追うことになった道もまた、 何かの偶然に思えてなりません。 事実は小説よりも奇なり。 それでいて、事実は誰にもわからない、たくさんの「なぜ?」が残る作品です。
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大崎さん著のノンフィクションで唯一読んだ作品です。 ドナウ川で心中した二人の邦人男女、 彼女らの呼ぶ声に導かれて、”事実”へと触れようとする作者。 ドナウに導かれ、進んだ先にあったものは…
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恥ずかしいけれど、はっきり言える、「こんな愛のカタチ」もあるんだって。 読みながら、ノンフィクションであることを忘れさせてくれる、そんな一冊。 真実(ホントウ)はチカラがあるね、そんな本でした。
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半小説・半ノンフィク 外国で自殺したと思われる女子大生の新聞記事に眼を留めた著者が自分の足で彼女の足取りを追った記録 彼女の家族や旅先で会った人の話を聞きながら、彼女の心情と行動の意味を推察していく話 同じ人間でも取り巻く環境が違うと考え方も変わってくるのだと思う ここでは、本...
半小説・半ノンフィク 外国で自殺したと思われる女子大生の新聞記事に眼を留めた著者が自分の足で彼女の足取りを追った記録 彼女の家族や旅先で会った人の話を聞きながら、彼女の心情と行動の意味を推察していく話 同じ人間でも取り巻く環境が違うと考え方も変わってくるのだと思う ここでは、本当に自然環境も含めての環境 例えば、”静かで安らぐ”と感じるか”もの寂しい”と感じるかのような 実際に異国を訪れて著者の考え方が変化しているし、読みながら「彼女もそう考えていたのかもしれない」と思わせる箇所もある けれど、人の思いなんて、まして死んだ人の思いなんて全てが勝手な解釈なのだから、著者はこう思ったんだろうな、くらいの捉え方が丁度いい ルポの部分もあり、小説の部分もかなりある本
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