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夜鳥 の商品レビュー

4.4

25件のお客様レビュー

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戦前のフランス人作家…

戦前のフランス人作家による幻想怪奇小説集。江戸川乱歩や夢野久作に絶賛された作家。

文庫OFF

異色作家、ルヴェルの…

異色作家、ルヴェルの短編を多数収録。付録も豪華です。

文庫OFF

江戸川乱歩にも絶賛さ…

江戸川乱歩にも絶賛された作者の本。怪奇小説ですが、比較的健全な感じです。

文庫OFF

2024/11/16

多分15年ぐらい寝かせてたんだけどようやく読み終わった。全部救いようのないバッドエンドですごい。性格が悪い。「或る精神異常者」「青蝿」「老嬢と猫」が特によかった。

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2024/06/17

短編集でありながら、全ての話にしっかりとしたオチがついており、読みやすい印象を受けた。個人的には、1話目と空き家が好みです。

Posted byブクログ

2024/01/26

【幻想】 めっっちゃ好き。最後がえぇ?!ってなった。 主人公の気持ちが共感できる。 短編なのにオチがちゃんとあって面白い。

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2022/09/03

 個別の発表年は不明、フランスの作家モーリス・ルヴェル(1875-1926)の短編集。  本国でも全く記憶されていない作家だが、日本では1922(大正11)年頃から本書の訳者田中早苗氏によって訳され、探偵小説・エンタメ系の雑誌「新青年」に掲載されていき、1928(昭和3)年には春...

 個別の発表年は不明、フランスの作家モーリス・ルヴェル(1875-1926)の短編集。  本国でも全く記憶されていない作家だが、日本では1922(大正11)年頃から本書の訳者田中早苗氏によって訳され、探偵小説・エンタメ系の雑誌「新青年」に掲載されていき、1928(昭和3)年には春陽堂から単行本として出版されて、この時期の日本文学愛好者・作家たちにとても馴染まれていたようだ。  1編が十ページ足らずのごく短い短編小説がたくさん収められている。私は怪奇小説集だと思ったのだがそうではなく、また、いくつか犯罪を扱っているもののミステリという感じでもなく、ほとんど「普通小説」と言えるような作品ばかりだった。簡潔でシャープ、プロットが明確でオチがつくということで、モーパッサンのコントに最も近いと思う。その印象は日本で言うと芥川龍之介に似てもいる。もちろん、芥川の方が時代的に先んじているので、芥川もモーパッサンを読んでいたのかどうかは知らない。  どの作品も明快なインパクトを持っているので、一つ一つの印象が強く、重い。人間観の深さはさほど無いが、ヒューマニスティックな面はある。何と言っても簡潔にまとめ上げる技量はなかなかのものだ。が、フランス文学史に残るほどの個性や強さは無いのかもしれないと思った。  全体的に、どれも読んで楽しめる短編集である。

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2021/11/30

フランスのポオと呼ばれ、江戸川乱歩や夢野久作らが絶賛したルヴェルが創元推理文庫で復刻された。 一篇一篇が短い話だが、読み進むにつれてその一篇一篇が心に刻まれていく。 『或る精神異常者』 突発的な災難や椿事にしか溌剌たる興味を感じなくなっていた男が自転車曲芸を観に毎日でかける。...

フランスのポオと呼ばれ、江戸川乱歩や夢野久作らが絶賛したルヴェルが創元推理文庫で復刻された。 一篇一篇が短い話だが、読み進むにつれてその一篇一篇が心に刻まれていく。 『或る精神異常者』 突発的な災難や椿事にしか溌剌たる興味を感じなくなっていた男が自転車曲芸を観に毎日でかける。無論曲芸師が真っ逆様に墮ちてゆくのを期待してである。ある日毎日同じ席に坐る自分が曲芸師がバランスをとる目標になっていることに気づく。その翌日、その精神異常者はゆっくりと席を立ち、目標を見失った曲芸師の墜落を目の当たりにして満足して帰って行った。 『幻想』 寒さに震える乞食が、「たった1時間でいいから金持ちになりたい」と夢想しながら歩いていると犬を連れた盲人の乞食に出会う。その盲人の乞食に金持ちのふりをして施しをし、精神的充足を得た乞食はセーヌに身投げして死んでしまう 『小さきもの』 貧困のあまり三月の乳飲み子を保育院に置いて来た女は激しい悲しみを抑えられないままとぼとぼと小汚い宿への帰り道を歩いていた。四つ角のある家の戸口に捨てられていた赤子を見つけるとわが子のように抱いて帰ってゆく。 『誤診』 ある男を診察を受けたがどこも悪いところはなかったので、医師は健康体だと自信を持って告げた。 しかし、1年前、医師はすっかり忘れていたがその男を誤診し、その誤診によって男の家族と男は悲慘な運命を辿り、誤診した医師にもある運命が待ちかまえているのだった。 このような話が、次々と続く。 ルヴェルは1875年に生まれ、職業は外科医であった。 宿直の晩に小説を書き始めたという。 医学的な知識に裏づけされた作品や、臨床医として患者と関った経験なども作品に生かされている。 乞食や盲人、聾唖者、老人、病院、売春婦、生々しい死体などがルヴェルの小説にはよく現われる。 暗く、哀しく、残酷で、人の心の奧底をメスでジグザクに切り取っているような印象を受けるが、人情やヒューマニズムも感じる。 譯者の田中早苗さんをはじめ、ルヴェルに心酔した人は多いが、私もルヴェル中毒になってしまった。ルヴェルは読者を罠にかけるのではなく、ただ、心に物語を刻印していく能力を持った作家である。

Posted byブクログ

2020/06/27

「コント・クリュエル」=残酷物語の名手としてかつて評価された19世紀のフランスの作家の復刊された短編集です。 当時の邦訳そのままなので、今となっては聞き慣れない単語や言い回しが見られるのですが、それがまた物語世界を構築するひとつの材料となり、哀しくおぞましく、不憫な物語の巧さを浮...

「コント・クリュエル」=残酷物語の名手としてかつて評価された19世紀のフランスの作家の復刊された短編集です。 当時の邦訳そのままなので、今となっては聞き慣れない単語や言い回しが見られるのですが、それがまた物語世界を構築するひとつの材料となり、哀しくおぞましく、不憫な物語の巧さを浮きだたせていると思えました。 話そのものは難解ではなく、幻想的な表現があっても物語の結末はだれにでも明確に理解できるものです。ひたすらに悲しくさせられたり、驚かされたり、そして少しは温かくさせられたり。それぞれの人間の生きざまを、想いを、魂胆をさらりと描き出し、十ぺージに満たない物語でしっかりと彼らの足跡を読後に残していくのです。 ですから、一冊読み終えると短編の数だけの人生を背負ったような充足感を得られることができました。こんなに、さらりと、けれど深く鋭く、ひとを描く作家がかつていたなんて、まるで知らなくて、本当に知れて良かったと嬉しく思いました。 …日本語訳があるのがこの一冊のみ、というのはだから痛切に悲しいことでした…。

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2019/01/15

こんなショートショートがあったとは!前に読んだショートショートの紹介本で発見!ストーリーは色々あったけれども、どれも奇妙な雰囲気で、古いフランスの雰囲気が出ていて、またよろしい。訳がいいんだよね。古い本の再販らしい。新青年によく掲載されていたらしいが、出会えたのは一つの僥倖。過去...

こんなショートショートがあったとは!前に読んだショートショートの紹介本で発見!ストーリーは色々あったけれども、どれも奇妙な雰囲気で、古いフランスの雰囲気が出ていて、またよろしい。訳がいいんだよね。古い本の再販らしい。新青年によく掲載されていたらしいが、出会えたのは一つの僥倖。過去の解説がたくさん載っていたが、またこのラインナップも凄い!古書店か図書館で見つけて、一読をお勧めします!

Posted byブクログ