語るには若すぎますが(2) の商品レビュー
老年に入った人々のインタビュー集。特に最後の五人がすごい。時恰も2003年3月。アメリカのイラク爆撃の直後である。加藤周一、鶴見俊輔、小田実、色川大吉、澤地久枝と続く。 奇しくも色川以外は九条の会メンバーである。一年後の彼らの決意を先駆けする内容にもなっている。 特に加藤は最...
老年に入った人々のインタビュー集。特に最後の五人がすごい。時恰も2003年3月。アメリカのイラク爆撃の直後である。加藤周一、鶴見俊輔、小田実、色川大吉、澤地久枝と続く。 奇しくも色川以外は九条の会メンバーである。一年後の彼らの決意を先駆けする内容にもなっている。 特に加藤は最後に突然この様に述べている。 「この冬は寒かった。でも、二月の、ときたま晴れた寒い日の風と日差しを来年もまた味わいたい。空に浮かぶ雲を見ることも貴重に思える。死が迫っているという自覚は、価値観を転換させる。」加藤はこの頃から既に「心に期すモノ有り」だったのだ、と私は解する。
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