損料屋喜八郎始末控え の商品レビュー
最後にホロリと涙が出るようなストーリーです。基本的にハッピーエンドですが、駆け引きは、ドキドキします。江戸時代の生活も感じられて、楽しめます。
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2010.12.17(金) 2018.7.2(月)¥180(-2割引き)+税。重複購入 2018.7.25(水)。
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2018.03.13.読了 だいぶ前に読んだようだが、 何も覚えていなかった。 本当に読んだのかな? 秋山久蔵の名前に驚いてしまいましたが、 別人ですね。 これからの喜八郎の活躍とても楽しみです。
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直木賞作家・山本一力さんのデビュー作。 以前この人についてのテレビを見た事があります。起こした会社が倒産し、借金返済のために作家になったという、変わった経歴の持ち主。そんな経歴に引かれて手にとる気になったのですが。。。 「時代小説に新風を吹き込んだ」がうたい文句です。確かに札...
直木賞作家・山本一力さんのデビュー作。 以前この人についてのテレビを見た事があります。起こした会社が倒産し、借金返済のために作家になったという、変わった経歴の持ち主。そんな経歴に引かれて手にとる気になったのですが。。。 「時代小説に新風を吹き込んだ」がうたい文句です。確かに札差達による経済戦争を背景にしていることは目新しいのですが、「新風」とまでは言い難いですね。背景以外は通常の捕物帳仕立てです。 大きな破綻もない代わりに、特に作者らしさのような物も感じられない。色々な作品を読んで、その延長で書いたらこんな作品が出来た。そんな感じの作品です。 とはいえ、それなりの完成度で、そこそこ楽しめました。これがデビュー作ですから、その後を期待したいと思います。
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喜八郎がカッコいい。 危なっかしい米屋政八を手助けする為、大手の札差たち(主に伊勢屋)と息詰まる頭脳戦を繰り広げるのですが、いつも冷静で隙がないクセに、江戸屋の女将に対してはなかなかグイグイいけないところがまた良いです。 そして、ラストの富岡八幡宮本祭で、驟雨の中で神輿に紛れての捕縛(?)シーンは圧巻。思わず頭の中でスローモーションで映像化してしまいました。 当時の江戸っ子たちの粋な姿も魅力です。
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必殺仕置人のような展開で、札差の悪事を主人公の損料屋になりをひそめた喜八郎が主人の旧知の与力 秋山と仲間とともに密かに解決していくという話で、江戸下町の粋な姿と絡みあって、とても面白かったです! 続編もあるようなので、喜八郎と江戸屋女将の秀弥との恋模様も気になるところです。 でも...
必殺仕置人のような展開で、札差の悪事を主人公の損料屋になりをひそめた喜八郎が主人の旧知の与力 秋山と仲間とともに密かに解決していくという話で、江戸下町の粋な姿と絡みあって、とても面白かったです! 続編もあるようなので、喜八郎と江戸屋女将の秀弥との恋模様も気になるところです。 でも、江戸屋女将の秀弥は、初期の山本一力の作品には欠かさず登場する定番人物のようです。
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上司の不始末の責めを負って同心の職を辞し、 刀を捨てた喜八郎。 庶民相手に鍋釜や小銭を貸す損料屋に。 元上役やいなせな仲間たちと力を合わせ、 巨利を貪る札差と渡り合う。 田沼バブルのはじけた江戸で繰り広げられる 息詰まる頭脳戦。
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L 損料屋喜八郎始末控え1 棄捐令のことを知っておくと◯。 時代背景をわかっていた方が面白いと思う。 喜八郎を支える手下たちはイヌでもないし目明しでもないし…なんだか微妙。元同心の喜八郎を損料屋にした先代の米屋との約定はわかるが、そこまでしてやるほどのことなのか、ちとピンと来...
L 損料屋喜八郎始末控え1 棄捐令のことを知っておくと◯。 時代背景をわかっていた方が面白いと思う。 喜八郎を支える手下たちはイヌでもないし目明しでもないし…なんだか微妙。元同心の喜八郎を損料屋にした先代の米屋との約定はわかるが、そこまでしてやるほどのことなのか、ちとピンと来ず。ここに出てくる様々な職を持った人たちは次巻にも出てくるので逃さないように。
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昔の金貸しのお話。 そういうところには人間の色んな面が見え隠れする。 簡単に善人悪人を決めつけることはできないが、 人を見極める能力に長けた人がお金を動かす商売には向いてるんだろうな。と思った。
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連作短編集というべきか、長編というべきか。 主人公は「損料屋」を生業にしているが、この商売についての場面はほぼありません。 札差さんたちの商売あれこれの駆け引きがメイン。
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