愛する人の死、そして癒されるまで の商品レビュー
友人からの推薦本。43歳で妻を無くした心理学者の著者が自らの経験を見つめ直し、そこから回復していく過程にどのような心境や感情を経験することになるのかをまとめた「悲嘆の心理学」。最愛の人の喪失、それは他人には決して理解できる苦しみではなく、可能ならば直面したくはない出来事。喪失後の...
友人からの推薦本。43歳で妻を無くした心理学者の著者が自らの経験を見つめ直し、そこから回復していく過程にどのような心境や感情を経験することになるのかをまとめた「悲嘆の心理学」。最愛の人の喪失、それは他人には決して理解できる苦しみではなく、可能ならば直面したくはない出来事。喪失後の自らの感情の推移を極力穏やかかつ冷静に振り返ろうとする内容は、感情の非常時にも確かに届いてくる。できれば使う機会が訪れないでほしいと思いながらも用意してくれればと願ってしまう、そんなこころの救命道具。
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おすすめ度:100点 絶望に打ちひしがれる自分が、この本と出会うことで救われた。 他の人の体験を知り、自分の身の上に起こっている未知の事態を理解することができたからである。 現在の自分の状態が分かり、自分が感じたり考えていることは決しておかしなことではないと知り、安心することができたからである。 また、この先、何が起こるのか見通しがもてたことで、かすかな希望が実は未来には存在するらしいということを、信じられないと否定し、格闘しつつも、存在することそのものに、ほんの一筋ではあるが、光明を見出すことができたのである。 死別体験というそれまで想像もしなかった真っ暗闇の中にひとり放り込まれた絶望する私の感情と、著者の感情とが共有し、分かち合うことができたことは、当時の自分にとって、生きていくうえで、とても大きな出来事でであった。 このような素晴らしい本を著した筆者に深く感謝致します。 ありがとうございました。
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