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謎解き フェルメール の商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2013/09/05

脚光のきかっけを謎解き! 美術評論家トレ=ビュルガー。 フェルメールを「忘れられた画家」から 「謎の天才画家」へとのし上げた立役者! 没200年経ったころ、彼の執筆した論文をきっかけに フェルメールの作品はスポットライトを浴びる存在に。 ただ残念なことに、論文発表の3年後にトレ=...

脚光のきかっけを謎解き! 美術評論家トレ=ビュルガー。 フェルメールを「忘れられた画家」から 「謎の天才画家」へとのし上げた立役者! 没200年経ったころ、彼の執筆した論文をきっかけに フェルメールの作品はスポットライトを浴びる存在に。 ただ残念なことに、論文発表の3年後にトレ=ビュルガーは亡くなり、 作品の評価高騰はさらに数年後のことだったとか… 手書きPOPより抜粋

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2012/11/14

フェルメール作品個別にとどまらず、真作の論議中の作品や贋作事件、17世紀の斜陽するオランダ貿易、フェルメール義母の商売と家柄や、10人超える子だくさんなど多面的な内容。少し古いので例のオークション作品は載ってませんが、まずまずでした。

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2012/07/29

読了:2012/7/29 んー、諸説あるところ (真作か贋作か?など)について、「私は~と確信しています」と述べる割にその根拠がなく、、、自己主張強いなぁ、でもわかり難いなぁ、と思った。

Posted byブクログ

2012/03/29

フェルメール展を見に行こうとしたけれど、絵画に全然詳しくないので雰囲気だけ楽しんでくることになるのはもったいないと思い、ブクログで検索してフェルメールに関する本をいくつか調べた。 その中で、この本は「入門としてはいい」というコメントが見受けられたので読んでみたところ、絵画に全く...

フェルメール展を見に行こうとしたけれど、絵画に全然詳しくないので雰囲気だけ楽しんでくることになるのはもったいないと思い、ブクログで検索してフェルメールに関する本をいくつか調べた。 その中で、この本は「入門としてはいい」というコメントが見受けられたので読んでみたところ、絵画に全く詳しくない私でも読みやすく、また、フェルメールに限らず絵画を見るときの視点など基礎知識が得られてとても満足した。

Posted byブクログ

2012/01/14

フェルメールの入門書として最適。絵画に詳しくなくても読める。 作者がフェルメール大好きなのが伝わってくる文章(こういう説もあるけど私はそうは思わない、って文が何回も出てきてちょっとおもしろかった)。 前半は時代ごとに絵がどう変化したか、一枚一枚解説しながらみていく。 後半はフェ...

フェルメールの入門書として最適。絵画に詳しくなくても読める。 作者がフェルメール大好きなのが伝わってくる文章(こういう説もあるけど私はそうは思わない、って文が何回も出てきてちょっとおもしろかった)。 前半は時代ごとに絵がどう変化したか、一枚一枚解説しながらみていく。 後半はフェルメール盗作事件について書かれている。

Posted byブクログ

2011/12/14

著者は西洋美術史家。文章に女性らしく、繊細で時に皮肉の交じった視点を感じながら読みました。 フェルメールは、資料がほとんど残されていない謎の画家と言われていますが、当時の画家は概してほとんど資料が残っていないものだとバッサリ書かれてあり、著者の伝説化しすぎないドライな捉え方に好感...

著者は西洋美術史家。文章に女性らしく、繊細で時に皮肉の交じった視点を感じながら読みました。 フェルメールは、資料がほとんど残されていない謎の画家と言われていますが、当時の画家は概してほとんど資料が残っていないものだとバッサリ書かれてあり、著者の伝説化しすぎないドライな捉え方に好感が持てました。 フェルメールと同時代の風俗画家は、絵の中に、マニエリスムのようにさまざまな意味を含めた仕掛けを書きこんでいましたが、フェルメールは逆に、そういった意味深なモチーフは一切排除していたそうです。 彼の潔いまでのシンプルさは、もともと自然発生したものではなく、画家の主義としての独自性だったわけですね。 「牛乳を注ぐ女」は、見慣れた作品ですが、描かれたテーブルが台形の不自然な形になっていると、初めて知りました。 さりげないながら、赤・青・黄の基本色のバランスのとれた作品だということも。 また、彼の生まれ育ったデルフトには、今や彼の作品は1枚もないそうです。 これはフェルメールファンにとっても、町にとっても残念なことですね。 フェルメールは、あんなに静謐な絵を残しているのに、ヤクザな家系出身というのは意外でした。 祖父と叔父は贋金づくりに手を染め、父は刃傷沙汰を起こしたことがあるため、彼の結婚は相手の家族に反対されたそうです。 カラヴァッジョの人生を彷彿とさせるような面が、彼とは正反対の人物のように思えるフェルメールにもあったとは。 どうも日本人は、フェルメール作品と聞いたら無条件に礼賛するような風潮がありますが、「眠る女」には、フェルメールらしからぬ空間構成の混在があったり、また40代になってからの晩年の彼の作品は、神秘性が欠けたものになっているということも、時代ごとの作品を比べてみてわかりました。 やはり彼も実験を重ねてきた画家。作品の良しあしもあるのです。 「デルフト眺望」は、見たままをスケッチしたものかと思っていましたが、火薬庫の爆発で打撃を受けたデルフトの町へのオマージュだったと知って、そこに深い画家の悲しみがあったと知りました。 この本の後半は、「カメラ・オブスキュル」を画家が使ったか否か、という仮定への反論に割かれています。 専門家である著者としては、作成法に関しては看過できないポイントだとは思いますが、作品ありきの私はそこまでは特に気にはならないため、さらっと流し読みしました。 最後に、過去のフェルメール作品窃盗事件の記載があり、平和な世界を伝える小作品が、どろどろとした現実の政治的駆け引きに利用されてきた詳しい経緯を知りました。 今なお見つかっていない作品もあり、早く発見されることを祈るばかりです。それもいい状態のままで。 フェルメールの作品を見ていると、ノスタルジーを感じます。 彼の作品が好きな日本人が多いのは、その抒情性が国民性と合うのでしょうし、また日本に一作もないというのも希少性を感じさせるのかもしれません。 タイトルの通り、なんとなく謎めいていたフェルメール自身と作品について、身近に感じられるようになった一冊です。

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2011/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「200年後に再発見の真相は?」「世紀の贋作事件はなぜ起きたのか?」など気になる見出し多数。生い立ちとともに年代順に作品を解説しているのでフェルメールのことを全く知らない人にも親切。「なぜ狙われる フェルメール盗難史」も興味深かった。 親しみやすさを狙ってあえてなのだろうが、語りかけるような口語で書かれているのが、も一つな気がする。

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2011/04/12

制作年代に紹介されており、絵が洗練されていく様が素人目にも分かって面白い。解説も分かりやすいし、改めてフェルメールの作品の魅力に惹きこまれた。

Posted byブクログ

2010/06/07

[ 内容 ] 現存する作品、わずか30数点―その1点1点を読み解き、人間フェルメールの真実の姿に迫る。 [ 目次 ] フェルメールはどこがどう凄いのでしょうか? デルフトに生まれ、死んだひとりの画家のことを教えてください フェルメールはどんな時代に生まれたのですか? “風俗画家...

[ 内容 ] 現存する作品、わずか30数点―その1点1点を読み解き、人間フェルメールの真実の姿に迫る。 [ 目次 ] フェルメールはどこがどう凄いのでしょうか? デルフトに生まれ、死んだひとりの画家のことを教えてください フェルメールはどんな時代に生まれたのですか? “風俗画家”としての本領はどこにあったのですか?(物語画から風俗画へフェルメールの選択―1650年代半ば;デルフト風景を描いたそのわけは?―1650年代末;フェルメール、何かを掴む;美しき到達点;翳りゆく晩年) 真作か?非真作か?論議のわかれる4作品 “200年後に再発見”の真相は? 世紀の贋作事件はなぜ起きたのですか? フェルメールの絵はどこまで「写実」なんでしょうか?―21世紀の視点 なぜ狙われる?―フェルメール盗難史 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

京都の「ルーブル美術館展」に行く前に読みたい。 (読まずに美術館へ行って想像力をふくらませて、その後に『あぁ、こうだったのか…』と謎解きするのも楽しいかも♪) フェルメールも好きだけど、一番好きなのはルノワールの絵です。

Posted byブクログ