嫉妬学 の商品レビュー
ジェラシーとエンヴィ、感覚的に違いが在ることはわかっていてもその境界にあるものが何なのかはよく分からない という人が私を含めて大多数だと思うが、それが比較的平易な言葉で言語化されている。自分が今どちら寄りになってしまっているかを内省するのに役立つ。
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「嫉妬」と「パーソナリティ」の観点から、今日の日本に蔓延する閉塞感とその要因を分析した一冊。心理学者である著者によれば「嫉妬」には、それをバネに自らを高めようとする「ジェラシー型」と、逆に嫉妬の対象を貶めようする「エンビー型」の二種類がある。また「パーソナリティ」も、「自分」が価...
「嫉妬」と「パーソナリティ」の観点から、今日の日本に蔓延する閉塞感とその要因を分析した一冊。心理学者である著者によれば「嫉妬」には、それをバネに自らを高めようとする「ジェラシー型」と、逆に嫉妬の対象を貶めようする「エンビー型」の二種類がある。また「パーソナリティ」も、「自分」が価値観の中心にある「メランコリー型」と「他者」の目ばかり気にする「シゾフレ型」に分けられる。 著者は、メランコリー型人間がジェラシー型嫉妬を起爆剤にして競争を繰り広げる米国がITや金融といった知識集約型産業を牽引したのに対して、日本はシゾフレ型人間がエンビー型嫉妬によってお互いに足を引っ張る悪循環に陥っていると説く。特に本書でやり玉に挙げられている学界や官界などにみられる、実績ではなく肩書きが重視される傾向は「階級の固定化」を生み、エンビー型嫉妬の温床になるという。 出版されたのが2003年ということもあり、議論の余地のある記述も散見されるが、いずれにせよ日本にとってエンビー型からジェラシー型への転換が不可欠であることに間違いない。自分自身の心理や行動、さらには自分が属する組織はエンビー型に陥っていないか、という視点からも得られる示唆は多い。
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精神科医の和田先生がこの日本社会の病理構造を「嫉妬」をキーワードとして解説しています。 嫉妬を二つのタイプに分類しています。 1)ジェラシー型 あのような人になりたいという気持ち。そのために自分の実力を伸ばすことに一所懸命になる。ポジティブなタイプの嫉妬心 2)エンビー型 う...
精神科医の和田先生がこの日本社会の病理構造を「嫉妬」をキーワードとして解説しています。 嫉妬を二つのタイプに分類しています。 1)ジェラシー型 あのような人になりたいという気持ち。そのために自分の実力を伸ばすことに一所懸命になる。ポジティブなタイプの嫉妬心 2)エンビー型 うらやむ気持ち。自分で努力をせずに足を引っ張るような態度をとる。ネガティブなタイプな嫉妬心 わかりやすい分類ですね。 日本は、エンビー型、アメリカはジェラシー型です。 日本も上手に嫉妬心を自己向上に役立てる社会にしたいものです。 http://ameblo.jp/nancli/entry-11512922328.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
嫉妬には2種類があるそうです。 ジェラシー:ライバル関係に対して、いつかは見返してやると いう頑張りのもとになる嫉妬感 エンビー:自分より上の人間に大して、激しいいまいましさを 感じてそれを破壊したくなるような未熟な嫉妬感 最近の日本は、エンビー型の嫉妬が蔓延していると、著者は 危惧しています。 そして、日本再生のためには、エンビー型からジェラシー型へ 社会が変わらねばならない、と主張します。 エンビー型が多い業界として、政治家、官僚、大学、医学会、 マスコミ等が挙げられています。 限られた”イス”を奪い合う、権威主義・官僚主義的な組織は この傾向が強いようです。 さて、我が社は、ジェラシー型、エンビー型のどちらが多い のでしょうネ・・・?
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タイトルはあまり気に入らなかったが、ある本で紹介されていたので読み始めたら止まらなくなった。 タイトル通りの学問という感じ。 細かい分析もあってなるほどと思うところが沢山あった。 全体的には日本の大学の構造批判が多いけれど、その内容も興味深いものだった。おもしろかった!
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この著者の新骨頂は精神科医うんぬんというところではなく、そのストーリーテリング能力にあると思う。物語としてよくできていて感心。
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健全な競争が行われる社会でなければならない、という事を『嫉妬』を切り口に解説。 正直なところ、嫉妬をされる立場で無いので、事象は理解できるがイマイチピンとこず。
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20091208 良い本。買っても良い。買った方が良い。 和田秀樹。 良い嫉妬(ジェラシー)と悪い嫉妬(エンヴィー)に分けて考える。 良い嫉妬は、努力して実力を伸ばして勝つ気持ち。 悪い嫉妬は、悪口を言う、足を引っ張る気持ち。 学歴社会は競争なので良いけど、学者・医者・官僚の世界...
20091208 良い本。買っても良い。買った方が良い。 和田秀樹。 良い嫉妬(ジェラシー)と悪い嫉妬(エンヴィー)に分けて考える。 良い嫉妬は、努力して実力を伸ばして勝つ気持ち。 悪い嫉妬は、悪口を言う、足を引っ張る気持ち。 学歴社会は競争なので良いけど、学者・医者・官僚の世界は 閉鎖的でエンヴィーでも勝てる世界なのでダメだって話。 どうやったら変えられるかは難しいけど。
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嫉妬にはEnvyとJerousyがあるそうです。 農村は閉鎖的で競争意識がない。だから停滞する。 で、どうすりゃいいの? 僕が知りたいのは分析じゃなくて、どうすりゃいいかです。 嫉妬の世の中を生きるには、いったいどうすればいいのでしょう。 こういう本は売れないでしょ...
嫉妬にはEnvyとJerousyがあるそうです。 農村は閉鎖的で競争意識がない。だから停滞する。 で、どうすりゃいいの? 僕が知りたいのは分析じゃなくて、どうすりゃいいかです。 嫉妬の世の中を生きるには、いったいどうすればいいのでしょう。 こういう本は売れないでしょうね。 嫉妬深くない人は少ないですし、健全な形では表面化しないものです。
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エンビー型の嫉妬とジェラシー型の嫉妬があってジェラシーは人を成長させる。エンビー相手が落ちるのを待つもの、そこに自分の努力や成長はない。俺もジェラシー型の嫉妬をして相手と共に自分も成長していきたい。
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