恋愛寫真 の商品レビュー
映画を原案に書かれたこの小説は、漫画『ハチミツとクローバー』を思い起こさせる。 素敵だったけど、映像ありきの小説なので星3つ。
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『いまあいにいきます』の市川拓司による青春恋愛小説。 なくもんか!と思いつつやっぱりボロ泣き。 設定に少し無理はあるものの(いつもの事か…)主人公がマドンナ的存在に恋をしつつ『オリジナリティ溢れる』静流に惹かれていく過程や、主人公のうまく踏み出せない感じ、カレッジライフでの仲間...
『いまあいにいきます』の市川拓司による青春恋愛小説。 なくもんか!と思いつつやっぱりボロ泣き。 設定に少し無理はあるものの(いつもの事か…)主人公がマドンナ的存在に恋をしつつ『オリジナリティ溢れる』静流に惹かれていく過程や、主人公のうまく踏み出せない感じ、カレッジライフでの仲間のあれやこれやは非常にリアルで、村上春樹的モゾモゾ感を存分に楽しめた。 初恋ってこんな感じで、うまく行かないし、惚れた男とよくわからない仲良しだけど恋人じゃない関係になることってあるよねぇ(溜息)と、遠い目になること間違いなし。 切なくも愛しい初恋を思い出したい、そんな夜におすすめの一冊。
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- ネタバレ
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まさかハードカバーで見つけられるとは思わず急いで購入。相変わらず市川さんの文章は柔らかくて透明。設定はいたって普通で、我々が生きている世界と同じなのに、どこかファンタジーの要素も含んでいて面白い。きっと市川さんじゃなきゃこういうロマンチックなセリフをロマンチックなままキャラクターたちに言わせられない。 容姿がどんどん成長していく静流は「恋する女はキレイになる」という格言(?)が顕著に表れているようで面白い。大きいものは望まない、小さな幸せを噛みしめて最後まで生き抜いた静流と、誠人がNYに渡ってからの数十ページに涙が・・・・
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やっぱり、この人の書く文章が好きだな。 切なくて、儚くて、 主人公が普通なのがいい。 日常的な風景をドラマチックに切り取るのが素敵。
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非常に透明感のある、美しいお話。 純愛ってこういうのを言うのかなと感じたり。 静流がとにかくかわいい。 そしてなんとなくカメラを手に取りたくなる。 市川拓司らしい、やさしく切なく儚い、愛のある一冊。
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悲しいストーリーのはずなのに、描かれている恋がとても美しくて、最後は何だか泣いてしまいました。 悲しいはずなのに、とても美しい終わり方。 この終わりに美しさを感じるのは、私が日本人だからでしょうか。 病気を題材にした物語は数多くありますが、今回に関しては、こんな病気あったっけ?と...
悲しいストーリーのはずなのに、描かれている恋がとても美しくて、最後は何だか泣いてしまいました。 悲しいはずなのに、とても美しい終わり方。 この終わりに美しさを感じるのは、私が日本人だからでしょうか。 病気を題材にした物語は数多くありますが、今回に関しては、こんな病気あったっけ?と疑問に感じて冷静になってしまったあたりが、個人的に残念でした。
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再読。恋をすると死んでしまう女性との恋の物語。結末をぼんやり覚えてたためか他の市川さん作品のような胸に来る喪失感みたいな感じはなく、涙が一滴溢れる感じでした。別作品(Separation)に「妻が子供に還る」的な話があるけど、今回はその逆で「身体的に成長していく彼女」な話。8割位...
再読。恋をすると死んでしまう女性との恋の物語。結末をぼんやり覚えてたためか他の市川さん作品のような胸に来る喪失感みたいな感じはなく、涙が一滴溢れる感じでした。別作品(Separation)に「妻が子供に還る」的な話があるけど、今回はその逆で「身体的に成長していく彼女」な話。8割位がその彼女とどういった経緯で恋愛関係に至ったかの話で後はエピローグといったところ
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やばいいい!映画でも大号泣しちゃったし、本でも大号泣しちゃったー!こんな恋憧れる〜史上最強に切ない!
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恋愛小説が多い市川拓司氏3冊目だけど、まともな恋愛小説はこれがはじめてかも。 まさに命がけの恋愛ということなのか。 そう書くと壮大なストーリーと思われるかもしれないけど、とても静かで、小さな二人のストーリー。 最後は急展開でついていくのに必死だった。 2016.6.3
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