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中世騎士物語 の商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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2017/05/29

アーサー王物語をとりあえず一読。ブルフィンチらしくさらりと、しかし情緒を残しながら書いてくれている。前作のギリシャ神話もそうだが、民間伝承の類は原典も無いためある程度の筋は書き手にゆだねるしかないだろう。そこをうまくまとめている。 騎士道とは何であるかはにじみ出ていた。ランスロ...

アーサー王物語をとりあえず一読。ブルフィンチらしくさらりと、しかし情緒を残しながら書いてくれている。前作のギリシャ神話もそうだが、民間伝承の類は原典も無いためある程度の筋は書き手にゆだねるしかないだろう。そこをうまくまとめている。 騎士道とは何であるかはにじみ出ていた。ランスロットのギニヴィア王妃に対する思慕の情が強烈に印象に残る。ランスロットとガウェイン、アーサーの結末は人間を物語っている。面白かった。 17.2.18

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2016/01/21

アーサー王伝説の翻訳は今では多数あるが、中世ヨーロッパ風のファンタジイや騎士物語風の物語を書きたい人、あるいはその手のTRPGをする人にとって大変貴重な資料が含まれているということだ。 まあ、中世の騎士や中世の暮らしについても今は色々と資料が翻訳されたり、まとめられたりしているけ...

アーサー王伝説の翻訳は今では多数あるが、中世ヨーロッパ風のファンタジイや騎士物語風の物語を書きたい人、あるいはその手のTRPGをする人にとって大変貴重な資料が含まれているということだ。 まあ、中世の騎士や中世の暮らしについても今は色々と資料が翻訳されたり、まとめられたりしているけれども、それでも、どのようにして騎士になるか、騎士の武装とはどのようなものであったのかなどについて知るには、非常にわかりやすく述べられているし、まとめられてもいる。 また、本書の特徴の第二は、アーサー王伝説としてアーサー王、ランスロット、トリストラム、パーシヴァル、ガラハッドそして聖杯探索について述べられているだけでなく、マビノギオンからも幾つかの物語が採られている事だと思う。 そのわりに本書でもガレスの物語は省かれているのだよなあ……面白いんですけどね。

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2014/10/13

東洋の歴史物もいいけど、たまには、西洋のもいいかと思い読んだ。アーサー王や有名な円卓の騎士などの話。伝説化されていて、脚色多いようだけど、結構面白い。

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2014/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 岩波文庫「ドン・キホーテ・前篇1」を読んで風刺している中世の騎士物語を読みたくなり手に取った。「アーサー王伝説」は現代でも色々な作品でモチーフになっているので本家を読んでいるとちょっと自慢できるかも(直ぐ思いつくのはFF、コードギアス、スマホのソシャゲ?、サブカルばかりだけど…)。  前書きでアーサー王伝説の最も優れた作品はトマス・マロリの「アーサー王の死」とある。時間があればそれも読んでみたいがこの本で十分かもしれない。  とにかく人物が多く描写は抽象的なのでビジュアルのイメージが描けないのが辛い。絶世の美女何人出てきたか分からないし。地名もどこに当たるのか分から無いまま読んだ。冒頭に地図が欲しい。城がいくつあるんだってほど出てきたり、やたらに宴をしたりと理想化されているところは多い。  騎士道が全体を貫いているが正しい、かっこいいと素直には受け入れられなかった。宴をするということは農民が苦しませるということだろうし。その辺りは前書きでも述べられている。「ドン・キホーテ」の風刺もより理解できるようになった。  マビノジョンはアーサー王伝説に内包されるのかな?アーサー王伝説の区分が終わったと思ったらまた時間軸が戻って混乱した。  

Posted byブクログ

2014/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブルフィンチが1858年に書いたものを小説家でもある野上弥生子が訳したもの。訳文も古いが古風な所に味わいがある。内容は騎士をめぐる習俗(鎧や兜、修行期間)、英国の古伝説、アーサー王の伝説、古ウェール語の物語「マノビジョン」、英国に渡る前の古伝説を残す「ベイオウルフ」、「アイヴァンホー」にみえるロビンフットなどの伝説を数頁、収めている。もっとも読み応えがあるのがマロリー『アーサー王の死』をもとに構成されたアーサー王の話である。魔法使いマーリンとその愛人湖の妖精ヴィヴィアン、エクスカリバーの話、午前と午後の三時間だけ力が三倍になるガヴェイン、湖の騎士ランスロット、王妃ギニヴィアとランスロットの愛、シャルロット姫(ランスロットにふられて自殺する)、愛の薬を誤って飲んだため悲劇に導かれるトリスタンとイゾルデ、どれもなかなかいい。アーサーの死は、王妃を愛したランスロットとの戦いの中、騎士モードレットが母国で即位、これを討つために急遽帰国するが、戦死したガヴェインの予言で休戦することになる。しかし、一人の騎士が蛇を切るために剣を抜いたことがきっかけで激戦となり、アーサーは戦死する。エクスカリバーを海に投げさせると、白い手が海からでて受けとったそうである。ランスロットはギニヴィアを修道院に訪ねるが、二人は神につかえることを誓い別れた。また、ランスロットがサングリアル(聖杯)探索の旅で神にめざめていく所や、ランスロットの息子ガラハドが聖杯を探しあてる所など、おもしろい。ただし、数々矛盾があって、疑問を禁じ得ないところもある。瓶とかガラス窓など15世紀のものがでてきたりする。アーサーはA.D.500年頃に活躍したといわれる。『マノビジョン』は雨が降ったら城が消えたとか、泉の妖精とか、歩くたびにシロツメクサの花が咲く乙女とか、底なしの袋とか、嫁取りの冒険とか、魔法的な色彩が強い。ブルフィンチは「まとめ」をした人なので、実際の騎士物語の文体はほかの書物を読まねばならない。

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2013/01/06

これもファンタジーを多く読んでいた頃に やはり中世騎士モノ定番ということで読みましたね^^ いわゆるアーサー王物語が読めます 有名なところで トリスタン・イズー物語とか パーシヴァルとか ガウェインとか・・^^

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2013/06/24

星2つ。以上。 以下、自己反芻。 何だろうなあ。引っ掛かりが無かったのはなぜなんだろう・・ …何で買ったのか?ウェブで推してる記事を見かけたから。鵜呑みにしちゃいけませんな。 ショートショートとか、この手の小物語の集成系が苦手(楽しめない)分野なんだな、と幾度目かの自覚を致...

星2つ。以上。 以下、自己反芻。 何だろうなあ。引っ掛かりが無かったのはなぜなんだろう・・ …何で買ったのか?ウェブで推してる記事を見かけたから。鵜呑みにしちゃいけませんな。 ショートショートとか、この手の小物語の集成系が苦手(楽しめない)分野なんだな、と幾度目かの自覚を致しました。

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2012/03/06

アーサー王物語が主軸 マビノギオンと最後の方にベイオウルフやロビンフッドなど他の中世文学伝説もちょこっとある 中世の騎士の装備や身分など背景知識の解説が第一章にあり、 多くの騎士たちの物語がだいたいまんべんなく紹介されているので入門編にいいかもしれない どうでもいいがガウェイ...

アーサー王物語が主軸 マビノギオンと最後の方にベイオウルフやロビンフッドなど他の中世文学伝説もちょこっとある 中世の騎士の装備や身分など背景知識の解説が第一章にあり、 多くの騎士たちの物語がだいたいまんべんなく紹介されているので入門編にいいかもしれない どうでもいいがガウェインと緑の騎士は無かった

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2011/07/05

アーサー王と円卓の騎士などと言われますけれど、その騎士たちの物語です。ランスロットやトリスタンなど、ヨーロッパなどでは多くの人が知っている話なのでしょうね。この騎士物語に一度触れておくと、のちに『ドン・キホーテ』を読んだら、何割増しかで楽しめると思います。

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2011/03/20

ブルフィンチのギリシア・ローマ神話の続編。 アーサー王物語とイングランド・アイルランドの民話。 アーサー王物語はマーリンの手引きで聖剣エクスカリバーを引き抜いて王位に着く部分は子供の頃ディズニーの絵本で読んだ。ランスロット、ガウェイン、ガラハドなどはゲームで知った。 マーリンはそ...

ブルフィンチのギリシア・ローマ神話の続編。 アーサー王物語とイングランド・アイルランドの民話。 アーサー王物語はマーリンの手引きで聖剣エクスカリバーを引き抜いて王位に着く部分は子供の頃ディズニーの絵本で読んだ。ランスロット、ガウェイン、ガラハドなどはゲームで知った。 マーリンはそれ以降出てこないし、湖の騎士ランスロットのほうが活躍している。うーん。

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