文房具を買いに の商品レビュー
片岡義男氏自身が撮影した文具の写真とエッセー。 文章ページと写真ページが分かれていて、読みにくい。 (見開き一面にエッセー、次の見開き一面に数枚の写真。その繰り返し) 見開きの片面エッセー、片面写真の構成であれば読みやすくもっと楽しめるはず。
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文房具への愛と趣味が集められた本。 本文とそれに関する写真が交互に見開きで展開される。 撮り方にもひとかたならぬこだわりがあり、特に光の吸収については試行錯誤を重ねている。特に夕方の太陽光が多く用いられているようだ。 ノート、ペンといった日用品から積み木やテープライターまで。よ...
文房具への愛と趣味が集められた本。 本文とそれに関する写真が交互に見開きで展開される。 撮り方にもひとかたならぬこだわりがあり、特に光の吸収については試行錯誤を重ねている。特に夕方の太陽光が多く用いられているようだ。 ノート、ペンといった日用品から積み木やテープライターまで。よくここまで集めたな、という感心がページを繰るごとに増す。 さらに、写真を撮るとなると構図を作り上げるために多数の同製品を並べる必要もある。・・・氏の現役中に使い切れるのか、と一般使用者の私は思ってしまう。そのような写真を撮るのも仕事の内と言ってしまえばそうなのだが。 紹介される文房具のほとんどは外国製である。欲を言うならば、次回は国産、あるいは和用具についても紹介していただきたい。 コレクターの心を揺さぶる一冊。
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初版は2003年に東京書籍からセミハードカバーで刊行され、2010年に角川文庫に収録されました。 文房具についてのエッセーですが、ほとんどが外国製の小物で、カラフルな製品の写真が数多く収められています。 私自身も文房具好きなのですが、著者の収集する小物はコジャレたものが多く、...
初版は2003年に東京書籍からセミハードカバーで刊行され、2010年に角川文庫に収録されました。 文房具についてのエッセーですが、ほとんどが外国製の小物で、カラフルな製品の写真が数多く収められています。 私自身も文房具好きなのですが、著者の収集する小物はコジャレたものが多く、見ているぶんにはいいかもしれませんが使ってみたくなるものはほとんどありませんでした。 文房具というのは読書やファッションなどと似ていて、「趣味」が強く反映されるものです。 私が文房具に求めるのは、「実用性」と「落ち着き」です。 カラフルなものもいいですが、そのようなものばかりでは思考もハネてしまいそうです。 書籍版には目次がありません。 見開き2ページで写真を掲載し、その後ろの2ページに写真の文具についてのエッセーが書かれています。 モノはコジャレたものばかりで、「カワイイ」もの好きには楽しめるかもしれませんが、その色づかいはチープというかキッチュというか、そんなモノばかりを集める気にはとてもなりません。 さいわいなことに某ブック●フで以前に105円で購入した本なので、まぁいいかなぁという感じですが、文庫にしてもとても定価で購入する気にはなりません。 たまにはこういうハズレもあります。 片岡義男ファンにはオススメですが、文房具好きには評価の分かれる本でしょう。 オススメ度 ☆★ 1,5です。
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11月17日読了。片岡義男氏の作品は読んだことがないが、植草甚一と交流があったようだからそういったセンスの持ち主なのだろう。彼のお気に入りの文房具に対するコメントと見開きの写真にて構成された本。ヨーロッパおよびアメリカの文房具って、何ともいえず様になる・センスがいいと感じさせる。...
11月17日読了。片岡義男氏の作品は読んだことがないが、植草甚一と交流があったようだからそういったセンスの持ち主なのだろう。彼のお気に入りの文房具に対するコメントと見開きの写真にて構成された本。ヨーロッパおよびアメリカの文房具って、何ともいえず様になる・センスがいいと感じさせる。文房具の魅力とは、その形状がその機能に直結している点だと思うが、この本では「使ってみてどうか」という機能性に対する言及が少ない気がするのが、残念。ボールペンをはじめ筆記具についての記述が少なかったのも残念だが、筆記具はまさに使って初めて良さが分かるもので、あまりフォトジェニックな文房具ではないのかもな?
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読了しました。これは私の趣味をものすごく反映した本ですね。 内容的には著者の愛用している文房具の説明とセンスのいい写真で構成されたいわば文房具のカタログ思い入れがあるぞといったところでしょう。 私は用もないのに良く本屋と文具屋には良く行きます。 見るのがきっとすごく好きなんだろ...
読了しました。これは私の趣味をものすごく反映した本ですね。 内容的には著者の愛用している文房具の説明とセンスのいい写真で構成されたいわば文房具のカタログ思い入れがあるぞといったところでしょう。 私は用もないのに良く本屋と文具屋には良く行きます。 見るのがきっとすごく好きなんだろうなと思います。 この本はそんな私の好みとすごく合致した作品です。 私は特に洋モノの文具が好きだったりします。 機能性もありデザインもシンプルで可愛いからだと思います。 この本の中で紹介されている写真はそんな文具がいっぱいあるのです。 文房具好きな方にはお勧めです。 和みますから。 私は因みに消しゴムの写真がお気に入りです。 十九個の消しゴムの集合写真はなんかバラバラ。 でもなんか好きです。
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