エドウィン・マルハウス の商品レビュー
子どもの頃の思い出や生活って美化されて扱われるものだけど、実際はいまと変わりなくグロテスクだったり、理解できないことがいまよりずっと多いものだったことを思い出した。
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11歳で生涯を閉じた作家(!)の伝記を同い年の友人が書いた、という設定のストーリー。この世に産まれ落ちて数ヶ月の時点から一番近くで、執拗なまでに一人だけを追い続ける視線は少し変態的でもある。彼の行動の一挙一動が仔細に記録されている。比喩を用いた描写が多く、光景がみずみずしく鮮やか...
11歳で生涯を閉じた作家(!)の伝記を同い年の友人が書いた、という設定のストーリー。この世に産まれ落ちて数ヶ月の時点から一番近くで、執拗なまでに一人だけを追い続ける視線は少し変態的でもある。彼の行動の一挙一動が仔細に記録されている。比喩を用いた描写が多く、光景がみずみずしく鮮やかに浮かんでくる。ラスト付近、死へ至るまでの徐々にのぼりつめていくような記述は、思わず息を止めてしまうほどの緊迫感。
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これは名作です!米文学史上に残るであろう傑作。十歳で『まんが』を書き十一歳で亡くなった天才作家エドウィン・マルハウスの伝記を、十一歳の友人が書いたという設定。子どもの視点でしか語られない世界はキラキラしていると同時にどこか厳しい。一筋縄では読めないような作品ですがきっとあなたの...
これは名作です!米文学史上に残るであろう傑作。十歳で『まんが』を書き十一歳で亡くなった天才作家エドウィン・マルハウスの伝記を、十一歳の友人が書いたという設定。子どもの視点でしか語られない世界はキラキラしていると同時にどこか厳しい。一筋縄では読めないような作品ですがきっとあなたの心に残る一作となるでしょう。
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リアリティある描写を一つの売りとしている割にはこんな大人びた子どもいねぇよってつっこみたくなったけど、それが気にならなければものすごい本。演出家とか編集者とか、そこらへんの職業の持つ怖さみたいなものを考えさせられる。
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子供が書いた子供の伝記という枠も面白いけど、安いキャンディのくどい甘味やべとべとする手触りや尖った色彩などの感覚を呼び覚ます描写が素晴らしい。福武書店版で読んで絶版後再入手。
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