騙し合いの戦争史 の商品レビュー
第二次世界大戦以降の…
第二次世界大戦以降の情報戦、欺瞞作戦を題にとった本。情報戦についてはよく知られた英国の「ウルトラ」等の暗号解読ではなく、スパイを用いた諜報活動について詳しい。 特に英国のダブルスパイを使った諜報活動や大戦後の米ソ両国諜報機関による虚々実々のやりとりを紹介した章など、疑心暗鬼の暗黒...
第二次世界大戦以降の情報戦、欺瞞作戦を題にとった本。情報戦についてはよく知られた英国の「ウルトラ」等の暗号解読ではなく、スパイを用いた諜報活動について詳しい。 特に英国のダブルスパイを使った諜報活動や大戦後の米ソ両国諜報機関による虚々実々のやりとりを紹介した章など、疑心暗鬼の暗黒世界といった感じである。欺瞞作戦についてはOSS(米戦略事務局)によるフィリピンでの欺瞞作戦が紹介されているが、これが極悪で、要は破壊工作をフィリピン民衆の仕業に見せかけ、勘違いした日本軍にフィリピ
文庫OFF
吉田一彦著。 実例が多く紹介されていて面白かったです。 ニセの戦車は、バカらしいがナルホドという作りです。 練りにねった作戦も紹介されていて、また興味深かったです。
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[ 内容 ] 本書は、第二次大戦以降、水面下で繰り広げられた戦略、戦術の秘話を豊富な資料に基づき明かす。 「シンガポール陥落を決した奇襲作戦」「英国軍お得意の二重スパイ」「味方をも欺いたヒトラー」「CIAとKGBの攻防」「同盟国から脅迫された米大統領」…。 二十世紀の覇権地図を塗り変えた秘密のファイルをひもとく。 [ 目次 ] 第1章 戦争は騙し騙され―「欺瞞」という名の究極兵器(シンガポール陥落を決したパレンバン攻略作戦 石油資源獲得のための奇襲攻撃 ほか) 第2章 壮大なペテン―イギリスの「ダブルクロス」作戦(ドイツ軍を騙し抜いたダブルクロス ノルマンディ上陸作戦はなぜ成功したか ほか) 第3章 現代ハイテク戦争(アメリカ国民を直撃したテト攻勢―ベトナム戦争における戦略的欺瞞 ハイテク情報戦争―湾岸戦争における戦術的欺瞞 ほか) 第4章 苛烈なスパイ合戦(大統領も脅迫のターゲット―イスラエルVSアメリカ CIAを揺るがした不信と挫折の十一年―アメリカVSソビエト) 第5章 自己欺瞞という落とし穴(ヒトラーを信じ切ったスターリン 過小評価は最大の敵―パールハーバーとシンガポール ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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1979年11月、イランは米国大使館を占拠します。それを知ったCIAは機密文書の処理を急ぎ、大使館のシュレッダーはフル稼働。CIAはかろうじて機密を守れた、と安堵します。ところが…。 イランはペルシャ絨毯の職人である女性たちをあつめます。シュレッダーにかけられた機密文書の、復元...
1979年11月、イランは米国大使館を占拠します。それを知ったCIAは機密文書の処理を急ぎ、大使館のシュレッダーはフル稼働。CIAはかろうじて機密を守れた、と安堵します。ところが…。 イランはペルシャ絨毯の職人である女性たちをあつめます。シュレッダーにかけられた機密文書の、復元作業をさせるためです。二年がかりで、イランはCIAの秘密工作の全貌を把握したといわれています。 CIAは、ペルシャ絨毯の威力というものを、知らなかったのです…。
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戦争中、冷戦中のスパイ活動について書いてあります。頭脳戦っていうのは、やっぱりいいもんですね。あと、ソ連が情報戦に関してかなり凄かったっていうのが驚きでした。
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