一号線を北上せよ の商品レビュー
彼のベトナム紀を読んで、フォーを食べたくなり、ベトナム旅行を決めた私はいわゆる「オッチョコチョイ」なのだろう。
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嫁さんが図書館で借りてきてくれた「沢木耕太郎」の紀行短篇集『一号線を北上せよ』を読みました。 『あなたがいる場所』に続き「沢木耕太郎」作品です。 -----story------------- 一号線はどこにある? 「北上」すべき「一号線」はどこにもある。 私にもあれば、そ...
嫁さんが図書館で借りてきてくれた「沢木耕太郎」の紀行短篇集『一号線を北上せよ』を読みました。 『あなたがいる場所』に続き「沢木耕太郎」作品です。 -----story------------- 一号線はどこにある? 「北上」すべき「一号線」はどこにもある。 私にもあれば、そう、あなたにもある。 思わず旅に出たくなる、著者初の紀行短篇集。 青春の記憶に浸る旅、作家の存在に導かれる旅、プロスポーツ観戦の旅、観光客のバスツアー『深夜特急』の旅から20年、旅の達人が見たスピリチュアルな風景とは。 ----------------------- 「沢木耕太郎」の真骨頂の旅行記… 以下の八篇が収録されています。 ■一号線はどこにある? ■メコンの光 ■キャパのパリ、あるいは長い一日 ■象が飛んだ?アトランティック・シティからの手紙 ■鬼火 ■ヴェトナム縦断 ■落花と逸脱?アルプスだより ■記憶の樽 読んでいると「沢木耕太郎」って、本当にアジアが好きなんだなぁ… って思います。 『深夜特急』でも感じたのですが、アジアを旅しているときの記録は、活き活きとした筆致で、とても魅力的に描かれているんですよね。 本作品もヴェトナムを訪問した際の『一号線はどこにある?』、『メコンの光』、『ヴェトナム縦断』がとても印象的でした。 メコン・デルタツアーやヴェトナムを南北に縦断するバスの旅… 行ってみたくなりましたね。 そして「沢木耕太郎」がヴェトナム旅行中に読んでいた「林芙美子」の『浮雲』… 映画は観たことあるんですが、原作も読んでみたくなりました。 あと、大好きな写真家「ロバート・キャパ」の足跡を追う旅の『キャパのパリ、あるいは長い一日』や、今度、読みたいと思っている『檀』に描かれている「檀一雄」の足跡を追う旅の『鬼火』は興味深く読めました。 旅って、いいなぁ… 出かけたくなりましたね。
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沢木耕太郎を取り憑かれたように読んでいる。この本、発売直後に買っていたので17年ぶりの再読となる。カッサンドールが表紙なのも深夜特急譲り。やはり沢木耕太郎の紀行文は格別だ。改めて強く旅に出たくなった。
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再読。約20年前のベトナム。ホーチミンとそこから一号線を北上しながら訪れる幾つかのベトナムの街。 この本のベトナムはまるでモノクロ映画の中にあるように描かれているように感じるのは、20年前の本だと知っているからか? それとも、深夜特急の旅と同じように行動する沢木をそこに見て、...
再読。約20年前のベトナム。ホーチミンとそこから一号線を北上しながら訪れる幾つかのベトナムの街。 この本のベトナムはまるでモノクロ映画の中にあるように描かれているように感じるのは、20年前の本だと知っているからか? それとも、深夜特急の旅と同じように行動する沢木をそこに見て、やはり古さを感じてしまうからか? でも、変わらないそのスタイルがいい。 一方で、古都フエで関西のおばちゃんたちのツアーと出会う。その直前に、欧米の年配のバックパッカーたちとバスに乗り合わせた。彼らは、「格安のバスに乗り、安いホテルに泊まり、眉間に皺を寄せるような旅をしていた」「まるで経済的な旅をするだけが目的のような苦しい旅をしている」。沢木はおばちゃんたちのツアーを「いいなあ」と思い始める。そして、《若いうちは若者らしく、年をとったら年寄りらしくせよ》という古いペルシャの書「カーブース・ナーメ」を引く。 そうかもしれない。
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旅の高揚感~停滞~夜明け を見事に読ませる深夜特急も好きだけど、テーマのある旅を生き生きと綴ったこっちの本も好き。 大人になるにつれ、こういう旅がしたくなる。
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深夜特急の時の危なさ加減が無いのだが、旅行記というよりは、紀行集・・・エッセイな感じかな。感じたのは、旅に行きたくなった。
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感想というか、引用をひとつ。 『旅をしていると大事なことがわかってくる。寒いときには温かいお茶が一杯飲めればいい。おなかがすいているときはおむすびひとつ、フォーの一杯が食べられればいい。生きることに必要なものはほんのわずかなのだということがわかってくる。旅から帰ると誰もがすぐに...
感想というか、引用をひとつ。 『旅をしていると大事なことがわかってくる。寒いときには温かいお茶が一杯飲めればいい。おなかがすいているときはおむすびひとつ、フォーの一杯が食べられればいい。生きることに必要なものはほんのわずかなのだということがわかってくる。旅から帰ると誰もがすぐにそのことを忘れてしまう。だが、それはそれでいいのだ。旅先で覚えたその痛切な思いは、決して消え去ることはない。私たちの体のどこかに眠っていて、必要な時に呼び覚まされることになるはずなのだ。』 いい言葉だ。
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あなたの一号線はなんですか?この問いかけが終始されている本。沢木さん、ただ旅行するだけでも、なんでこんなに情緒的で粋な旅行が出来るのだろうと羨ましい。中でも「鬼火」。旅行と日本が交錯していて、考えさせられます。崖から死んだのは自分だったのではないか、と。 旅行に行きたくなります。
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沢木耕太郎の様々な旅のエッセイを集めた本。「深夜特急」など他の著作との関連もあり、好きな人には外せない一冊。
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「深夜特急」で有名な沢木耕太郎が50代でベトナムを旅行した際の出来事を綴った旅行記。作中に携帯電話、マライアキャリーといった単語が出てきて、現代的な感じで親近感を持って読めたが、逆に昔の旅行記を期待する人には面白みに欠けるかも。面白い出来事に遭遇するには、面白い旅にするにはどうす...
「深夜特急」で有名な沢木耕太郎が50代でベトナムを旅行した際の出来事を綴った旅行記。作中に携帯電話、マライアキャリーといった単語が出てきて、現代的な感じで親近感を持って読めたが、逆に昔の旅行記を期待する人には面白みに欠けるかも。面白い出来事に遭遇するには、面白い旅にするにはどうすれば良いか、を考える参考になると思った。海外の道中に自分のお墓を建てたい、というのは共感できた。
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