魔女狩り の商品レビュー
本書を推す理由二点
僕の手元にあるのは、1970年第一刷のボロボロになった本なのだが・・・ 幾度となく読みかえしてきた。 本書を薦める所以。まず第一に、魔女として告発され刑死したヨハンネス・ユニウスなる 人物(バンベルク司教領市長)が娘に託した「遺書」の他、魔女狩りの犠牲者となっ 人たちの手...
僕の手元にあるのは、1970年第一刷のボロボロになった本なのだが・・・ 幾度となく読みかえしてきた。 本書を薦める所以。まず第一に、魔女として告発され刑死したヨハンネス・ユニウスなる 人物(バンベルク司教領市長)が娘に託した「遺書」の他、魔女狩りの犠牲者となっ 人たちの手紙が掲載されている点。歴史の闇に葬られていた真実の声がわずかながら 聞こえてくる点で貴重な記録だとおもう。 第二点。 それは、最終章、最後の一節にある。 しかし、「新しい魔女」はこれからも創作され、新しい「魔女の槌」の神学が 書かれるかもしれない。 この最後の一行、コレにより、この本は永遠なものとなった。すぐれて現代的な一書。
子門
中世ヨーロッパで、…
中世ヨーロッパで、神の名のもとに行われた「魔女狩り」。それは、15~17世紀のルネサンス時代に行われた。密告、拷問、捏造、残虐な処刑…、目を覆いたくなるような光景が明らかにされる。この書を読むと「魔女狩り」という言葉(比喩)は、安易に使えなくなる。
文庫OFF
感情論ではなく、史実…
感情論ではなく、史実に基づいた忠実な記述で読者に迫ってくる。
文庫OFF
図書館でハロウィン! ★★関連イベント★★ 魔女のお茶会 2025/10/29(水) 図書館の魔女がお茶に不思議な魔法をかけちゃいます!不思議なお茶をあなたも体験してみない?! ーーーーーーーーーーー 宮代キャンパス ーーーーーーーーーーー 魔女狩り https://fclib...
図書館でハロウィン! ★★関連イベント★★ 魔女のお茶会 2025/10/29(水) 図書館の魔女がお茶に不思議な魔法をかけちゃいます!不思議なお茶をあなたも体験してみない?! ーーーーーーーーーーー 宮代キャンパス ーーーーーーーーーーー 魔女狩り https://fclib.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=2060041
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第129回アワヒニビブリオバトル テーマ「最悪」で紹介された本です。ハイブリッド開催。 2025.7.1
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今とりあえず読んでいるけど、ひどすぎません?修道士たち。 特に何人かの魔女狩りで有名な異端審問官がいるようで、フランスの神学者、歴史家のベルナール・ギー(1261頃ー1231年)はひときわ有名なよう。著作「異端審問の実務」では自分の930人の経験と、自白を引き出すために有用な拷問...
今とりあえず読んでいるけど、ひどすぎません?修道士たち。 特に何人かの魔女狩りで有名な異端審問官がいるようで、フランスの神学者、歴史家のベルナール・ギー(1261頃ー1231年)はひときわ有名なよう。著作「異端審問の実務」では自分の930人の経験と、自白を引き出すために有用な拷問をこと細かに記し、怪しいものは一掃するのが正しいというのが流儀だったようだ。それでいて慈悲深い人だったというから何が何やら…他にもニコラス・エイメイコというスペインのドメニコ会士、トマス・トルケマダというスペインのやはりドメニコ会士など。。異端審問は単に信仰上の敵をあぶり出すだけではなく、異端者からの財産没収も行っていたから、教会の収入でもあったので無くてはならない制度でもあったのですよ。全くひどい話でしかない。
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魔女裁判の最盛期がルネサンスの時代である事が、人間の保守性、宗教への依存性が如何に行動を縛っているのか。また、新しい魔女裁判が行われてもおかしくない人間社会の怖さを感じた。
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これはまじですごい おもろいし、わかりやすい 1970年の本とは思えない キリスト教やべぇー 宗教くそこえぇー
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中性からルネッサンスにかけて、ヨーロッパで荒れ狂った魔女狩りの実態を解説している本です。 ローマ・カトリック教会は、南フランスで展開された異端運動に対してアルビジョワ十字軍を送り込み、鎮圧します。そしてこの事件を機に、教会は異端審問にまつわる制度を整えますが、その制度のもとで残...
中性からルネッサンスにかけて、ヨーロッパで荒れ狂った魔女狩りの実態を解説している本です。 ローマ・カトリック教会は、南フランスで展開された異端運動に対してアルビジョワ十字軍を送り込み、鎮圧します。そしてこの事件を機に、教会は異端審問にまつわる制度を整えますが、その制度のもとで残虐な魔女狩りがおこなわれ、無実の人びとが魔女の烙印を押されて、拷問を受け、処刑され、財産をうばわれることになりました。本書は、そうした魔女狩りの実態を明らかにするとともに、それがもっとも激しくおこなわれたのが、近代の曙とされるルネッサンス時代であったことに目を向け、光に満ちた近代へ向けての進歩という、一般に広く受け入れられているヨーロッパの歴史の見かたの背後に存在していた事実をえがき出しています。 著者は、「人間は宗教的信念をもってするときほど、喜び勇んで、徹底的に、悪を行うことはない」というパスカルのことばを引用していますが、本書に記されているような非道なおこないが、信仰の名のもとにおこなわれたことを知ると、人間性そのものに対する絶望感にとらわれてしまいます。
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参照: (『ヨーロッパとはなにか』増田四郎, 岩波新書) 「ルネサンスは、文字通り復興であり、再生である。何の復興または再生かといえば、教会中心の神学的世界観に対する人間中心の文化の復興にほかならない。 」 「ヨーロッパ人が……キリスト教圏だと自任するようになるのは、歴史的にはよ...
参照: (『ヨーロッパとはなにか』増田四郎, 岩波新書) 「ルネサンスは、文字通り復興であり、再生である。何の復興または再生かといえば、教会中心の神学的世界観に対する人間中心の文化の復興にほかならない。 」 「ヨーロッパ人が……キリスト教圏だと自任するようになるのは、歴史的にはよほど後世のことで、イベリア半島のイスラム支配をはねかえしてゆく過程、とりわけ十字軍の永い遠征の時期からではなかったろうか……。もしそうだとするならば、8、9世紀でなく、12、13世紀という時代が、意識の面でのヨーロッパの成立期だともいえぬことはない。」 引用: (『魔女狩り』岩波新書 p.178) 「魔女裁判は、中世前期の暗黒時代にではなく、中世末期、ルネサンスの動きとともに始まり、1600年を中心とする一世紀間は、魔女狩りのピークであるとともにまた、ルネサンス運動のピークでもあった。」 要約: 宗教裁判で金蔓からあらかた金を巻き上げてしまい、搾りかすだけでは教会の経済が成り立たなくなると、今度は異端者ではなく魔女に焦点を向けるようになり、そこに更にルネサンスによる宗教改革でプロテスタントが誕生すると、その運動と並行して魔女狩りは大いに盛り上がりをみせる。
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