ダルタニャンの生涯 の商品レビュー
「ダルタニャンの生涯」佐藤賢一著、岩波新書、2002.02.20 200p ¥735 C0298 (2024.09.06読了)(2003.09.27購入) 副題「史実の『三銃士』」 【目次】 Ⅰ 三銃士 デュマの銃士 クールティル・ドゥ・サンドラスの銃士 史実の銃士 Ⅱ パリに...
「ダルタニャンの生涯」佐藤賢一著、岩波新書、2002.02.20 200p ¥735 C0298 (2024.09.06読了)(2003.09.27購入) 副題「史実の『三銃士』」 【目次】 Ⅰ 三銃士 デュマの銃士 クールティル・ドゥ・サンドラスの銃士 史実の銃士 Ⅱ パリに出る 1 偽らざる素性 2 ガスコンの気風 3 なぜダルタニャンか Ⅲ 出世街道 1 マザラン枢機卿 2 フロンドの乱 3 足場を固める 4 フーケ事件 5 銃士隊 6 パトロンとして 7 栄達と苦悩 8 最後の戦争 Ⅳ ダルタニャンの末裔 ダルタニャンの遺産 息子たち 歴史小説の主人公 ☆関連書籍(既読) 「三銃士」デュマ著・新庄嘉章訳、講談社、1987.10.20 「王妃マルゴ」アレクサンドル・デュマ著・鹿島茂訳、文芸春秋、1994.12.20 「巌窟王-モンテ=クリスト伯-」アレクサンドル=デュマ著・矢野徹訳、講談社青い鳥文庫、1989.05.10 「デュマ『モンテ・クリスト伯』」佐藤賢一著、NHK出版、2013.02.01 「モンテ・クリスト伯(一)」アレクサンドル・デュマ著・山内義雄訳、ワイド版岩波文庫、2013.06.14 「モンテ・クリスト伯(七)」アレクサンドル・デュマ著・山内義雄訳、ワイド版岩波文庫、2013.12.17 内容紹介(表紙の袖より) 小説,そして映画や演劇を通して,世界文学中もっとも有名な主人公は実在の人物だった.絶頂期のフランス王朝の都パリに上ったダルタニャンを迎えた,波瀾の史実とは.出仕,陰謀,栄達,確執….小説よりも奇なる,人生という冒険に挑んだ男の足跡を生き生きと再現し,歴史の醍醐味を伝える.直木賞作家初のノンフィクション.
Posted by
三銃士ダルタニャンは大好きなヒーローなので、実在すると知って読んだ。実在する、というかモデルで、デュマのダルタニャンは脚色がたくさんあるし、細かい部分は全部想像なんだろうけど、モデルの方もデュマのイメージと近い人物像だったみたい。たぶん。出世目指して汲々としたり、国王や枢機卿のよ...
三銃士ダルタニャンは大好きなヒーローなので、実在すると知って読んだ。実在する、というかモデルで、デュマのダルタニャンは脚色がたくさんあるし、細かい部分は全部想像なんだろうけど、モデルの方もデュマのイメージと近い人物像だったみたい。たぶん。出世目指して汲々としたり、国王や枢機卿のようなお偉方に無理なことを言われながらもうまくやり、人には正々堂々親切でもあり、そんなわけなのでたぶん目配りの行き届いた頭の回転の速い人だったらしい、ということでほとんどデュマのダルタニャンだ!パリの屋敷と生家が現存しているらしい。さすがはフランス。行ってみたい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説,そして映画や演劇を通して,世界文学中もっとも有名な主人公は実在の人物だった.絶頂期のフランス王朝の都パリに上ったダルタニャンを迎えた,波瀾の史実とは.出仕,陰謀,栄達,確執….小説よりも奇なる,人生という冒険に挑んだ男の足跡を生き生きと再現し,歴史の醍醐味を伝えるノンフィクション。 アレクサンドル・デュマの「三銃士」および 佐藤賢一氏の「二人のガスコン」と合わせて読むと面白いかもしれない。 「三銃士」の中でのダルタニャンは何かと強気なイメージ。 「二人のガスコン」でのダルタニャンは少し弱気なイメージ。 そして本書のダルタニャンは地味なイメージ。
Posted by
2011/10/28公開の映画 『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 にあわせて読みたいな。 アレクサンドル・デュマの原作より面白い!ということで、これから楽しみ。 確かに面白い本です。が、途中で、休止。 2011/10/5 予約 10/10 借りる。12/1 途...
2011/10/28公開の映画 『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 にあわせて読みたいな。 アレクサンドル・デュマの原作より面白い!ということで、これから楽しみ。 確かに面白い本です。が、途中で、休止。 2011/10/5 予約 10/10 借りる。12/1 途中でやめる。 内容と著者は 内容 : 小説,そして映画や演劇を通して,世界文学中もっとも有名な主人公は実在の人物だった. 絶頂期のフランス王朝の都パリに上ったダルタニャンを迎えた,波瀾の史実とは. 出仕,陰謀,栄達,確執…. 小説よりも奇なる,人生という冒険に挑んだ男の足跡を生き生きと再現し,歴史の醍醐味を伝える.直木賞作家初のノンフィクション. 著者 :佐藤 賢一 1968年山形県鶴岡市に生まれる。東北大学大学院博士課程単位取得退学。 現在、作家。 著書に『王妃の離婚』(直木賞受賞作)など
Posted by
三銃士(デュマの銃士;クールティル・ドゥ・サンドラスの銃士;史実の銃士) パリに出る(偽らざる素性;ガスコンの気風;なぜダルタニャンか) 出世街道(マザラン枢機卿;フロンドの乱;足場を固める;フーケ事件;銃士隊;パトロンとして;栄達と苦悩;最後の戦争) ダルタニャンの末裔(ダル...
三銃士(デュマの銃士;クールティル・ドゥ・サンドラスの銃士;史実の銃士) パリに出る(偽らざる素性;ガスコンの気風;なぜダルタニャンか) 出世街道(マザラン枢機卿;フロンドの乱;足場を固める;フーケ事件;銃士隊;パトロンとして;栄達と苦悩;最後の戦争) ダルタニャンの末裔(ダルタニャンの遺産;息子たち;歴史小説の主人公) 著者:佐藤賢一(1968-、鶴岡市、小説家)
Posted by
『三銃士』の主人公・ダルタニャンのモデルとなった実在のダルタニャンの伝記です。 こちらもなかなか魅力のある人物だったようです。 銃士の社会的な位置付けとか、貴族の慣習など物語からだけではわからない部分の説明があってよかったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
世界でもっとも有名なフランス人かもしれない、と著者をして言わしめる人物、ダルタニャン。児童向けにリライトされた『三銃士』にわくわくし、それが全十巻の大作の一部だったことを知った時の興奮は忘れない。実在の歴史上の人物が「人の顔」をして生き生きと描写され、ダルタニャンとアトス、ポルトス、アラミスたちはその合間を素晴らしくしなやかに動き回っていた。著者の名は知ってはいたものの、日本人の書く仏蘭西ものにはやや眉唾もの、という先入観を持っていたことは否めない(トロワイヤのロシアものは読んでるくせに)、自戒!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ダルタニャン氏の覚え書」にはじまり、 三銃士の活躍した時代の文献を振り返る。 歴史と小説の話が交錯し,当時の人間模様が分かる。 三銃士が二倍に面白く読み直せる。 ガスコーニュが,フランス側のバスク地方だということを知りました。 話はダルタニャンの末裔に及ぶ。
Posted by
カルチェ・ラタンの書き出しのところで、擬似回顧録みたいな話が出てきたのでどんなのだろうなと思っていたら、まさか三銃士の主人公がそれだとは。興味津々。 読んだ感想としては、この人の場合は事実は小説より奇なり、とまではいえないなと。あんなに有名に仕立て上げられちゃったのだから期待度が...
カルチェ・ラタンの書き出しのところで、擬似回顧録みたいな話が出てきたのでどんなのだろうなと思っていたら、まさか三銃士の主人公がそれだとは。興味津々。 読んだ感想としては、この人の場合は事実は小説より奇なり、とまではいえないなと。あんなに有名に仕立て上げられちゃったのだから期待度が高すぎるのかもしれない。ただ、間違いなく時代のサクセスストーリーを体現するような人生で、軍人としてはすばらしい軌跡だったのだと思う。 この著者の文章は読みやすかったり読みにくかったり差が激しい。この本はさくさく読めるかなと思いきやそうでもなかった。なんでだろう。いたるところでガスコンにひきつけていたからかな。
Posted by
実在の自称伯爵ダルタニアン。三銃士の話しよりずっと面白い。最近、ダルタニアンの生涯を綴ったダルタニアン物語が再刊行されたので比較しても面白いかも(^^) 子供ころは岩波文庫でダルタニアンがアラミスの名前をよびながら戦死するまでシリーズ化されてたのに、いつから上下巻の二冊になった...
実在の自称伯爵ダルタニアン。三銃士の話しよりずっと面白い。最近、ダルタニアンの生涯を綴ったダルタニアン物語が再刊行されたので比較しても面白いかも(^^) 子供ころは岩波文庫でダルタニアンがアラミスの名前をよびながら戦死するまでシリーズ化されてたのに、いつから上下巻の二冊になったんだろう。
Posted by
- 1
- 2