1,800円以上の注文で送料無料

生涯最高の失敗 の商品レビュー

3.7

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/08/03

難しい部分もあったが、読者への分かりやすさを意識して文章を書かれていることが伝わってくる良書だった。鶏口となるも牛後となるなかれという祖母に習った教えを田中耕一さんも意識されていたことで親近感が湧いた。

Posted byブクログ

2023/04/16

日本質量分析学でノーベル賞を受賞した一般会社員、田中さんの伝記。 研究に専念したいから、関わらないで!を、本を出してアピールしたかったのはよくわかったが、 中身は難しく、大半理解できなかった。

Posted byブクログ

2022/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まだ、田中耕一が 前半、青の時代と後半は成熟の時代。 慣れとはすごいものだ。 ロビー活動の大切さが知り、トークも冴えている。 マスコミ報道はワンショットだから、知らない人は誤解を招く。田中さんもかなり痛い思いしたんだろうな。 やはり、研究にはお金がかかるということですな。

Posted byブクログ

2020/05/31

田中さんのエンジニアとしての思い、創造性をどう育んできたのか、質量分析が我々の生活にどう役に立つのか分かりやすく伝えてくれる本だ。彼の朴訥として人柄がよく分かった。多少の失敗を冒してでも新しいことに挑戦してみる、ソフトレーザー脱離イオン化法、勇気、挑戦、不屈の意思、組み合わせ、新...

田中さんのエンジニアとしての思い、創造性をどう育んできたのか、質量分析が我々の生活にどう役に立つのか分かりやすく伝えてくれる本だ。彼の朴訥として人柄がよく分かった。多少の失敗を冒してでも新しいことに挑戦してみる、ソフトレーザー脱離イオン化法、勇気、挑戦、不屈の意思、組み合わせ、新たな視点、遊び心、偶然、努力、ひらめき等創造性については教わるところが多い本だ。

Posted byブクログ

2015/09/13

近年の科学の研究は基礎よりも応用研究に重点を置いているような気がします。 田中さんが仰る通り「基礎があるから応用があって、応用がなければ基礎がいきない」はその通りだと思います。

Posted byブクログ

2019/01/08

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA63493471

Posted byブクログ

2013/11/10

企業における技術者の役割を知る上で、役に立つ本だと思います。 田中さんがノーベル賞をとったことに焦点を当てるよりも、企業内の技術開発の過程や技術者の悩みや喜び、そういうドラマとして読むのがよいと思います。 この本が出た頃(田中さんがノーベル賞をとった翌年)に読んでいたら、ノー...

企業における技術者の役割を知る上で、役に立つ本だと思います。 田中さんがノーベル賞をとったことに焦点を当てるよりも、企業内の技術開発の過程や技術者の悩みや喜び、そういうドラマとして読むのがよいと思います。 この本が出た頃(田中さんがノーベル賞をとった翌年)に読んでいたら、ノーベル賞に囚われて読むことになったと思うのですが、それから10年経った今読むと、技術者としての田中さんを冷静に見られる気がします。 もちろん、時が経っても、田中さんの業績が色あせることはありません。

Posted byブクログ

2012/11/28

仮面をはぐか、そのままか。 田中さんのように仮面をつけずに通せる人もいる。やりたいことをやれる、やりたいことがみえている、信念もって言える人もいる。 そうじゃない人はどうするか。仮面をかぶって生きて行くか、無理に脱いでしんどい道を選ぶのか。

Posted byブクログ

2012/04/08

明後日から授業。今日はヒッキーで教材研究の日。 教材研究といいつつ脱線中。 高校1年生の教材の1番目が田中さんの関するもの。教材ではノーベル賞のことがメインだけど、去年の夏も田中さんの研究のことがニュースになっていたし、田中さんのことをもうちょっと知りたいな〜と本を買ってみまし...

明後日から授業。今日はヒッキーで教材研究の日。 教材研究といいつつ脱線中。 高校1年生の教材の1番目が田中さんの関するもの。教材ではノーベル賞のことがメインだけど、去年の夏も田中さんの研究のことがニュースになっていたし、田中さんのことをもうちょっと知りたいな〜と本を買ってみました。 この本は、どうしたら独創的な考え方をできるか〜というような話でもないし、田中さんの伝記めいたものでもありません。 田中さんの日常、考え方、今進めている研究の展望、色々。 (この本の中で出て来た研究が、去年の夏、大々的に報道されていたのがなんだかうれしかった。) 「子どもたちはひとりひとり、置かれた環境もちがえば、性格も体格もちがいます。私にとって良い環境が、ほかの人には悪い環境になることも、当然、あり得ます。ですから、ここで書いていることは、決して一般論ではなく、あくまで田中耕一という個人にとってはこうだった、という内容であることを、ご理解ください。」 この言葉を読んで、ああ続きも読みたいなと思いました。 田中さんは、あれができないとダメだ、これも失敗だ、という減点法の考え方だと、新しいことへ挑戦する気持ちにつながらないと思う、と言っています。私もなるほどと思います。 でもまた違う面から見ると、それが良い面に結びついていたりして、何が正解っていうことではないんだろうなと思いました。 一面的に、こうだ!という書き方をしない田中さんの文章、読みやすくて、これはおススメです。 教科書に載っている評論って、おいおい何十年前だよ、と思うものがけっこうあるけれど、その時代になにがあった、とかどんなことが話題だったか、ということを考えると、その評論が書かれた背景が分かって面白い。私はそういう読み方が好き。

Posted byブクログ

2011/10/16

そうだったのか。田中さんの業績はMALDI-TOFだったんだ。 高分子の質量分析方法で、特にたんぱく質をそのまま質量分析できることが意義深いらしい。遺伝子レベルのサイズからたんぱく質レベルのサイズである分子へ分析可能範囲を一気に広めたということ。 本書は筆者のひとがらがあらわれて...

そうだったのか。田中さんの業績はMALDI-TOFだったんだ。 高分子の質量分析方法で、特にたんぱく質をそのまま質量分析できることが意義深いらしい。遺伝子レベルのサイズからたんぱく質レベルのサイズである分子へ分析可能範囲を一気に広めたということ。 本書は筆者のひとがらがあらわれていて、まじめな日本人科学者の代表という印象。

Posted byブクログ