まことに残念ですが… の商品レビュー
この本を読むと、実は…
この本を読むと、実はこの世のどこかですばらしい傑作が埋もれているのでは?という思いと、編集者が目利きだとは限らないという思いが湧いてくる。名作と名高い作品も、出版されるまでに紆余曲折があったのだなぁと感慨深い。
文庫OFF
あの作家さんも文豪も、出版社に手酷くお断りのお手紙と一緒に作品を突き返されていた。 出版社から作家さんへの慇懃無礼なお断りのお手紙。 ☆現在のお断りのお手紙はどんなんなんでしょうね。 ☆掲載されているのはだいたい80年代まで。理由は時代的に公共良俗的なのが多い。 ☆結構、読者も...
あの作家さんも文豪も、出版社に手酷くお断りのお手紙と一緒に作品を突き返されていた。 出版社から作家さんへの慇懃無礼なお断りのお手紙。 ☆現在のお断りのお手紙はどんなんなんでしょうね。 ☆掲載されているのはだいたい80年代まで。理由は時代的に公共良俗的なのが多い。 ☆結構、読者も出版社に馬鹿にされてる気がする。←自分も、気をつけよう。馬鹿にはしてないけど、幼く思いすぎてるかも。利用者。 ☆すげなくされた作家さまの顔ぶれを見てると、どんな作品がヒットするかは分からないんだな~と。 ☆作品自身の素晴らしさ前提なんだけど、作家が自分の作品を信じることが大切なのだなあと。 ☆どの作家さんも後日大作家へと成長していることが分かっているので、面白おかしく読めた。自分がもし貰ってたら、もう立ち直れないかも。
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名作や、ベストセラーでも、出版されるまでに、何十回何百回も 不採用の憂き目にあったかと知ると、文学や芸術が認められるのは、タイミングと運だなとも思う。 批評や編集者が、まったく当てになんないという事実は、生きる力になる!かも。
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不朽の名作への不採用通知を紹介した本。名小説家と言われる人も、駆け出しの頃は投稿した小説がボツになった経験はいくらでもあるようです。そのようなボツ作品に対する出版社や編集者からの手紙を集めています。 例えば、「ジャングル・ブック」で有名やノーベル賞作家ラディヤード・キプリングの作...
不朽の名作への不採用通知を紹介した本。名小説家と言われる人も、駆け出しの頃は投稿した小説がボツになった経験はいくらでもあるようです。そのようなボツ作品に対する出版社や編集者からの手紙を集めています。 例えば、「ジャングル・ブック」で有名やノーベル賞作家ラディヤード・キプリングの作品に対して、「申し訳ありません。キプリングさん。あなたは英語の使い方がまったくわかっていらっしゃらない」と返信した編集者がいたそうです。そこまで書ける編集者はどんな人だったのか、本人の文章が見てみたい気もします。 この本は、丁寧なお断りの文もいろいろありますので、「お断り文」事例文集としても使えそうです。
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なじ■ 「まことに残念ですが、 アメリカの読者は中国のことなど一切興味がありません。」 「書き出しの行に“r”が多すぎる。」 「親愛なる閣下、原稿を拝読させていただきました。 いやはや、なんたることでありましょう、閣下。」 不採用通知の文面がどれも面白すぎました。
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落選続き、応答なし続きの作家の卵にとって、この上なく元気が出る本。ポパイのほうれん草(ちと古いかな)。頑張って卵を割ろう、世に出よう、飛翔しよう!
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高名な小説・また小説家の作品に対する編集部からの「ボツ」の言葉。 海外だからか、ひねくれた言い方が多くて楽しめる。 でもなー日本で和訳されていない作品も多いし、「アンネの日記」とか「大地」、 「チャタレイ夫人の恋人」なんて大物があるかと思えば、誰も知らないような 作品や作家もてん...
高名な小説・また小説家の作品に対する編集部からの「ボツ」の言葉。 海外だからか、ひねくれた言い方が多くて楽しめる。 でもなー日本で和訳されていない作品も多いし、「アンネの日記」とか「大地」、 「チャタレイ夫人の恋人」なんて大物があるかと思えば、誰も知らないような 作品や作家もてんこもり。 アイデアの勝負で、表紙も非常にかわいいが、好きな人しか読まないだろうなあ。
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名作にも不採用の時代があった。一度ならず、二度、三度と落とされたのもあり。 名作=一度で通ると思っていたので、そこに至るまでの苦労が実に興味深い。
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取り上げられているのが海外作家ばかりなのがなんとも惜しい(日本では殆ど無名の作家も多い)。編集者のエスプリ(主成分:皮肉)の妙に変なところで感心しちゃった、やっぱり文章に関わる人間はすごいなぁ・って(編集者としてはすごいかどうかはわかんないけど←「名作への不採用通知」だもんね)。...
取り上げられているのが海外作家ばかりなのがなんとも惜しい(日本では殆ど無名の作家も多い)。編集者のエスプリ(主成分:皮肉)の妙に変なところで感心しちゃった、やっぱり文章に関わる人間はすごいなぁ・って(編集者としてはすごいかどうかはわかんないけど←「名作への不採用通知」だもんね)。パーッと見て時々くすりと笑う本。日本人作家が含まれないのは訳書ゆえしょうがないけれど、やっぱり☆−1。
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