修復家だけが知る名画の真実 の商品レビュー
実際に修復を通して知った名画の知られざる事実や、修復の仕事の実態などがわかりやすく書かれている本です。 絵の状態を調べるために赤外線をかけてみたら、下から裸婦像が浮かび上がった。 行方不明になっていた絵が、実はその後に描かれた絵の下に眠っていた。 ユトリロの白壁の絵の具の...
実際に修復を通して知った名画の知られざる事実や、修復の仕事の実態などがわかりやすく書かれている本です。 絵の状態を調べるために赤外線をかけてみたら、下から裸婦像が浮かび上がった。 行方不明になっていた絵が、実はその後に描かれた絵の下に眠っていた。 ユトリロの白壁の絵の具の分析をしたら、白い漆喰壁の材料である炭酸カルシウムが含まれていた。 水彩画のような油彩画の婦人像を描いた岡本太郎の工夫。 などなど。 今年公開された岡本太郎さんの「明日の神話」の修復を手がけた人だけに、岡本太郎さんの絵についても、たくさん書かれていました。青山の岡本太郎記念館へ行ったときに、修復に使用した道具がたくさん展示されていたのを見ました。いろいろな種類の薬品や、汚れを落とすために使用した綿棒の山・山・山。著者自身も述べているとおり、修復の仕事は、芸術というよりも、科学者・技術者の仕事だと思いました。
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エミール・ゾラ 1894年、第三共和政のフランスで、ユダヤ系のドレフュス大尉がドイツのスパイの嫌疑をかけられ、本人は無罪を訴えたが、軍法会議で有罪となり、無期流刑となった。この裁判をめぐってフランスは国論が二分され、判決にユダヤ人に対する差別があるとして再審を求める共和派と、判決を支持する軍部・教会などの王党派が激しく議論を戦わした。中でも作家エミール=ゾラが1898年に『余は弾劾す』を発表してドレフュスを弁護した。ようやく1899年に再審となったが、再び有罪を宣告され、大統領特赦で出獄した。結局、1906年、ドレフュスは無罪となった。19世紀末のフランスにおいても、反ユダヤ主義が根強く存在することを示した事件 →作曲家ワグナーは論文と音楽を通してアーリア人の優越を主張し、ユダヤ人を攻撃した。このような流れのなかで出現したのがナチスのユダヤ人迫害と絶滅計画の実行(ホロコースト)であった。 このような反ユダヤ主義の横行に対して、ユダヤ人側から抵抗しようとしたヘルツルは、19世紀末にシオニズムの運動を組織し、その中から、ユダヤ人のパレスチナへの移住、第二次世界大戦後のイスラエルの建国が行われ、その結果として多数のアラブ難民が生まれる、 →パレスチナの地を異なる三者にそれぞれ与えると言う、矛盾する協定を結んでいた、三枚舌外交 岡本太郎 習作 太陽の塔 20㎝ 太平洋戦争名画に協力 全面的な責任 レオナルド・藤田 ルノワール 辛いことが多すぎる世の中で、幸せになれる作品を。 リュウマチ筆を手に縛り付けてかいた。 ミレー 息子放蕩者 痛みの激しい額 キャンパスの二重張り 買い手にサイン ルソー ミレー 画家同士の助け合い 太平洋戦争名画 右翼化 の兆候 モネ 印象派 絵の具を置く オランジュリー すいれん 作品の対角線の2倍から鑑賞 モネ 晩年は白内障 ロートレック ローランサン ピカソ キュビズム →アヴィニョンの女 20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。それまでの具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収め、ルネサンス以来の一点透視図法を否定した
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絵画の科学的な面(素材、画材など)はよく分かったが、全般的に雑ぱくであまり得るところが少なかった。修復家の仕事についてはよく分かりました。
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美術修復家さんの知る美術修復にまつわる思い出話。 かなり特殊な職業だと思うけど、そんな人しか知らない話を聞けるのはなかなか楽しい。
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絵画の修復にまつわるエピソードの数々。修復するためには、絵の具やキャンバスといった素材や、また画家の描画技法についての研究が欠かせません。というわけで、単に「こんな面白い話がありました」的な逸話を披露するだけではなく、絵画というものを物理的な側面から読み解いていく、という過程がひ...
絵画の修復にまつわるエピソードの数々。修復するためには、絵の具やキャンバスといった素材や、また画家の描画技法についての研究が欠かせません。というわけで、単に「こんな面白い話がありました」的な逸話を披露するだけではなく、絵画というものを物理的な側面から読み解いていく、という過程がひじょうに興味深く感じられました。
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日本で購入されたり、展覧会用の調査のために預けられた作品の修復作業についての記録。 最初のカラーページの修復前後の写真を眺めているだけでも興味深い。修復によってこんなに変化するものなのだと実感した。もしかしたら今美術館で見た名画たちは、書かれた当初の色と異なるかもしれない。そんなこと、この本を読むまで思いも寄らなかった。 作家自らが、何らかの意図を持って上からかき消してしまった作品もあるとのこと。なんだかミステリー小説を読んでいるようだ。 ちなみにこの本の著者の名前は「絵美留」さん。本名だそうで、絵を美しく留める修復家になるべくしてなった人なのだと思った。
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絵画の修復に関わる話をまとめた1冊。 ただ見るだけの絵画が修復という新しい視点で見ることが出来るのではないだろうか。 登場する画家も有名な人が多いのでそれなりにとっつきやすいが、多少絵画をみる楽しみがある人が読めばとても楽しいんじゃないかと思う。
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画家本人が描いた絵すらはがしてしまう仕事があるのが驚き。内容は興味深い。文章は読みやすいけど・・・難を言えば本職じゃない人が頑張って書いてるんだなあと分かる感じがあります。
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