川とヨーロッパ の商品レビュー
再読。最初に読んだ時なことは、何も覚えていないので、印象に残らなかったのだろう。今は、重要性が分かる!
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まえがきに、日本の公共事業はだめだというような批判や、ひいては欧州礼讃が通底している。 主観的・非論理的で頭がいたくなるような記述もある。 オランダに関しては、河道整備や計画については全く説明していない(筆者は勉強していないしわかっていないのではないかと思わされる)。 武田史朗...
まえがきに、日本の公共事業はだめだというような批判や、ひいては欧州礼讃が通底している。 主観的・非論理的で頭がいたくなるような記述もある。 オランダに関しては、河道整備や計画については全く説明していない(筆者は勉強していないしわかっていないのではないかと思わされる)。 武田史朗先生の「自然と対話する都市へ」を読んでいたからかもしれないが、あまりに物足りない。 また、「河川改修を(オランダはもう)やめている」だとかいうのは大嘘だし、 「土地利用で対処しようとしている」だとか、 あるいはリスクベースアプローチのことを「(日本より)洪水を受容しようとしている」だとか、と、 この著者の想像する「ストーリー」に沿う形で曲げて、そしてはなから決めつけて述べているのは、罪深い。 そのうえで、結局欧州の「どんなところが」優れているのかも、今一つ伝わらない。 個別事業を表面的に見ているだけでは、日本の好事例(熱意ある発注者やコンサルやデザイナーによる)と違いがわからない。 河道特性から理解し、かつ推進体制を明らかにしないといけないと、改めて思う。 ※そんな中でも、ドイツ・ヘッセン州の水法で、氾濫原の工作物新増築を禁止しているといった言及は興味深い。ただしこのことは本書が発見したのではなく、出典があるようでそれが示されているにすぎないようだが。
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