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人間は進歩してきたのか(上) の商品レビュー

4.1

16件のお客様レビュー

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2010/01/24

 人類は進歩してきたのか確かめたくて、この本を図書館で手にしました。本文によると、人類は、フランス革命以降進歩していないそうです。ちょっと残念でした。

Posted byブクログ

2009/10/04

西欧でどのように近代が生まれ、それが何をもたらしたのか、わかりやすく整理して語られている。 欲を言えば、封建制などについても言及が欲しかった。

Posted byブクログ

2022/11/20

 西欧の近代主義は正しかったのかを考察し、合理的な進歩史観に疑問を投げかける。わたしには難しかった。宗教的観点から見た個人主義の仕組みや、ニヒリズムの話が特に面白かった。

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2009/10/04

哲学の変遷?面白かった記憶はあるけれど、読み終わって半年が経過した今、内容は殆ど忘れてしまった。再読せねばなるまい。

Posted byブクログ

2009/10/04

ニーチェにふれて、西欧社会の変遷が書かれているところは大変興味深い。ニーチェの思索の根源にあるキリスト教の果たした役割は近代化を考える上で重要だ。

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2009/10/04

近代の世界の成り立ちをやさしくかたる 近代の世界の成り立ちをさまざまな重要な思想家の意見を引用しつつ描き切る。とても、わかりやすい内容。特に、後半部分で説明されている近代的個人の成立の歴史がわかりやすく面白い。たとえば、「近代国家」の成立の一つの説明として、ルターによる宗教改革(...

近代の世界の成り立ちをやさしくかたる 近代の世界の成り立ちをさまざまな重要な思想家の意見を引用しつつ描き切る。とても、わかりやすい内容。特に、後半部分で説明されている近代的個人の成立の歴史がわかりやすく面白い。たとえば、「近代国家」の成立の一つの説明として、ルターによる宗教改革(境界を否定し、聖書のみ信じる)→ローマ教会の権威に対抗するために聖書を各国語に翻訳(ルター派は迫害により散らばったのでドイツ語以外にも多数翻訳ができる)→教会の権威の外に各国語民俗集団が確立する→「近代国家」の成立。など。 アメリカ独立革命と、フランス革命が対照的に論じられ、アメリカはローマ共和国を範にとったもので、何もないところに新たな「権力」を作りだし、それをみなで求めると言う健康的な革命であったのに対しフランス革命は貧しい市民のルサンチマンに支えられた、「権力」を忌避する不健康な革命であった、という。

Posted byブクログ