1,800円以上の注文で送料無料

イーグルに訊け の商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 " アメリカ・インディアン "の歴史や" アイヌ "といった先住民文化の知識をほんの少しだけ得たことで、この著書につながりました。  謙虚な気持ちにさせてくれる深い内容でした。 また、昔々に感銘を受けた『ミュータント・メッセージ』を思い出しました。 アボリジニについて知れたことの喜びと、なんとも言えない不思議な感覚を味わったと記憶しています。 今、同じような気持ちです。  インディアンの長老とユングの会話や、インディアンの教えなど、心に残る言葉がたくさんありました。 衛藤氏の『インディアンはよく私に「川の水面だけ見て川を知ったと思うな」と言いましたが、・・。  私はその話を聞いて、学校で教えることというのは人の役に立てるという自信をつけることだ、と思いました。数学や英単語はそのための「道具」だと思うのです。』  大いに共感します。  天外氏の『宇宙の根っこにつながる』という表現・意味は、素敵だなと想いました。 そして、インディアン社会・それを日本流への深い考察もありました。  インディアンの『価値観の根底には、「自然と共に生きる」という人間の基本的なあり方があり、それが癒しの源になっている』 『頭で考えるより、もう少し時間をかけてゆっくり感じてみろ』 わたしへのメッセージと受けとりました。  

Posted byブクログ

2022/03/24

巷で一般的に使われるスピリチュアルという言葉には、 常々胡散臭さのようなものを感じています。 でも、本書はそういった内容ではなく、 アメリカ先住民の文化や思想を深く知るための 案内書のようなものです。 とくに興味深かったのは、 人類の歴史を見ると、 生物に進化の過程があったよう...

巷で一般的に使われるスピリチュアルという言葉には、 常々胡散臭さのようなものを感じています。 でも、本書はそういった内容ではなく、 アメリカ先住民の文化や思想を深く知るための 案内書のようなものです。 とくに興味深かったのは、 人類の歴史を見ると、 生物に進化の過程があったように、 人間社会も進化し、 同様に意識も進化する ということについて触れた箇所でした。 アニミズム的な思想は、 もっとも初期の宗教の形態というふうに 捉えられがちですが、 インデアンの思想は 実は進化の初期の段階ではなく、 むしろ成熟した社会の プロトタイプといえるということを知りました。 原初的な思想は幼稚なのではなく、 人類本来の素直な感情を 反映したものと考えるべきなのかもしれません。 命あるものも、そうでないものも、 人間を含めてすべては自然と一体であり、 循環するものという考え方は、 わたしたちにも共感しやすいものです。 多くの人が幼いころに、 誰に教えられるでもなく そんなふうに思っていたのではないでしょうか? おそらく彼らの祖先は、 アフリカからアジア大陸を横断し、 やがて南北アメリカ大陸に行き着いたわけですから、 その思想にも東洋的な色合いがあって、 わたしたちにも馴染みやすいのだと思います。 そのほかにも、 アメリカ先住民の思想を取り入れれた ヒッピー文化が廃れた理由や、 インデアンの考え方が、 実はアメリカ民主主義の礎なっていること、 さらにはフランス革命にまで 影響を及ぼしたことなどにも触れられています。 たいへん興味深い読み物でした。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted byブクログ

2016/12/03

とても魅力的な二人の共著です。 本書でも書かれているがインディアンの教えというのは非常に日本的で仏教的。 だからこそインディアンの教えは日本人の忘れている心を取り戻す道しるべになるのかもしれません。 自然とどのようにつきあうべきか。 人は改めて考える必要があると思います。

Posted byブクログ

2012/09/30

今まで生涯で読んだ本のうち、心のベストテンに入る本。インディアンと僕ら資本主義の子どもの違いがよくわかる本です。

Posted byブクログ

2011/10/23

次の社会に進化するためにとっても重要な事は、衛藤さん曰くの 「考える前に感じよう」だと思います。 ここ10年強の論理的思考や、分析を基軸にした「勝つために」という思考方向から、僕は次の時代、「あえて負ける」思考方向への真逆の方向へ進むつもりです。 勝つ事に執着した結果は、今世界...

次の社会に進化するためにとっても重要な事は、衛藤さん曰くの 「考える前に感じよう」だと思います。 ここ10年強の論理的思考や、分析を基軸にした「勝つために」という思考方向から、僕は次の時代、「あえて負ける」思考方向への真逆の方向へ進むつもりです。 勝つ事に執着した結果は、今世界が直面している進化の方向間の欠如した資本主義社会の破綻と閉塞感だと考えています。 イーグルのように、風に乗って空高くから世界を見下ろすそんな生き方を行動を基軸に身につけていきたいと考えています。 それは、衛藤さんが言う「ハンバーガーにもストーリがある」いつも、何も考えずに食べているハンバーガーであっても、原料となる小麦、牛肉、レタスそれぞれ何ヶ月も太陽の光をあび自然とともに成長しそしていま目の前にあって、僕らの体に取り込まれ栄養として取り込まれているんですね。 葉っぱのフレディーを思い出しました。

Posted byブクログ

2011/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心理カウンセラーの著者によるインディアンの教えを書いた本。 私たちが学校で本当に学ばなければならないのは、自分には人に喜んでもらうことがという自信なのです。そして、琨世界で必要とされているというhなのです。 著者の分類によれば、現代は社会の規範が科学的合理主義に基づいている時代で、激しい競争やエゴの暴走が止まらない状況。インディアンが目指している社会は成熟した自我の時代、そこでは社会の目的は経済・産業の成長ではなく、個人の意識の成長や進化に求められる。経済の成長は低くなるが、多様性が許容され、社会生活と精神活動のバランスがとられる。 確かに、精神的に豊かな世界像は魅力的だが、評価は難しい。私はこうしたスピリチュアルな世界にはまだまだ懐疑的。

Posted byブクログ

2011/03/02

さて、先日衛藤先生に直筆サインをいただいた本を読了しました。 サブタイトルのとおり、インディアンの生活から人生哲学を学ぶというものです。 インディアンの文明はヘタに文明化されていないため、 さまざまなイベントが自然と一体化しています。 パイプセレモニーであったりスウェッ...

さて、先日衛藤先生に直筆サインをいただいた本を読了しました。 サブタイトルのとおり、インディアンの生活から人生哲学を学ぶというものです。 インディアンの文明はヘタに文明化されていないため、 さまざまなイベントが自然と一体化しています。 パイプセレモニーであったりスウェットロッジであったり、 サンダンスであったりと。。 これまでの時代を築きあげた老人を讃え、これからの時代を築く子供を大切にする。 現代社会で忘れ去られたものがインディアンには色濃く残ってます。 イベントがあると親戚縁者限らず近所一同あつまり 近所の子供たちも自分の子供のように扱う。 自分が幼かったころには日本でも微かに残っていた文化だと思います。 今の日本に一番欠けているのは 人間の3大本能の一つ群衆欲なのかもしれませんね。 言い換えれば、信頼できる仲間というのでしょう。 さて、本書でも心に響いたことをひとつ 「いま生きていることは奇跡なのだ」 というインディアンの考え。 つまりは、生きていることの奇跡に感謝するということ。 「今朝も太陽が昇ったことに感謝します。」 「今朝も目覚めたことに感謝します。」 当たり前だと思っていることに感謝する。 そう考えると、 電車が遅れることも生きていることを実感出来ます。 仕事で悩んでいても悩むことができると生きていることの実感が出来ます。 幸せは些細なことに詰まっているのだということを 実感させてくれる一冊でした。 そういえば、昨日「I」メッセージで伝えた本部長さん 今日もぶつかりましたが、 その直後、「すまん」と照れくさそうに言ってました。 すぐに結果を求めることはいけませんが、 「I」メッセージを使った甲斐がありました。 伝わるものですね。

Posted byブクログ

2010/05/05

日本人の著者が、インディアンを訪ねて、いろいろな話を聞いたり体験をしたり するのですが、自然と一体になった感覚って、最近ないなーと思いました。 人間も自然の一部なのにね・・・

Posted byブクログ

2009/12/15

ネイティブアメリカン、インディアンの世界観が、多くの現代人の心を癒し、気づきを与え、生き方を指南している。 読むと確かに魅了される。 メディスンマンの役割を見ていると、シャーマンというところから連想して、「神々の指紋」を思いだしませんか? 繋がってまきますね。 人類の歴史に大...

ネイティブアメリカン、インディアンの世界観が、多くの現代人の心を癒し、気づきを与え、生き方を指南している。 読むと確かに魅了される。 メディスンマンの役割を見ていると、シャーマンというところから連想して、「神々の指紋」を思いだしませんか? 繋がってまきますね。 人類の歴史に大きな転換期が来ている、近づいている感じがフツフツとしますね。

Posted byブクログ

2009/10/04

私たち人間が地球に生きるものとして どう生きてきて、どう生きて、どう生きていくのか? ”進化”という壮大な視点で、 人間脳という理性(大脳真皮質)を持った私たちの”生”を知ることができる。 歴史は繰り返されるのではなく、 歴史はいつもそこにあることがわかる。 読むときのあな...

私たち人間が地球に生きるものとして どう生きてきて、どう生きて、どう生きていくのか? ”進化”という壮大な視点で、 人間脳という理性(大脳真皮質)を持った私たちの”生”を知ることができる。 歴史は繰り返されるのではなく、 歴史はいつもそこにあることがわかる。 読むときのあなたが あなたの器で 吸収できる 変化する本だと思います。

Posted byブクログ