ナイルに死す の商品レビュー
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この前に読んだ、「オリエント急行」「そして誰もいなくなった」「ゼロ時間へ」「アクロイド殺し」と比べると、結末に意外性はありませんでした。 ただ、みんなが何かしら秘密を隠しており、それが順序よく明かされていくのが、読んでいて楽しかったです。映画版がもうすぐ上映開始なので、そちらも見てみたいなと思います。
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お金目当てで妻と結婚し妻を殺す 愛する人も巻き込んで 登場人物が多くて本も厚いし、混乱せず読めるかな〜と思ったけど、関係図を書いて見ながらすんなり読めた ナイル川、エジプト、歴史苦手だな〜と思い乗り気じゃないけど評価高いし借りてみよう。と思い立って借りて良かった!! 一時期ミステリー小説にハマって今は離れていたけど、久しぶりにミステリー読んだらめちゃくちゃ楽しかった!!
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再読 エジプトナイル観光船内で起きた殺人事件を たまたま居合わせた名探偵が見事に解決するミステリ 古典作品として後世数えきれないほど模倣なされたゆえに 登場人物の型にも事件展開にもなんなら謎自体にも 新しみはないけれど 新しみがないのにひきこまれ 最後まできちんとよませて満足と共...
再読 エジプトナイル観光船内で起きた殺人事件を たまたま居合わせた名探偵が見事に解決するミステリ 古典作品として後世数えきれないほど模倣なされたゆえに 登場人物の型にも事件展開にもなんなら謎自体にも 新しみはないけれど 新しみがないのにひきこまれ 最後まできちんとよませて満足と共に本を閉じ 唯々作者の力量に感服する
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新訳のため、読みやすかった トリック自体はそこまで難解ではないものの、 話に引き込まれて先の展開が気になる ファーガスンが面白いキャラクターで印象的 ティムとロザリーは応援したくなった
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ポワロが言っている考古学的な発掘の話そのままの作品。 発掘で何かみつかると、そのまわりを広く整理をして、くずれた土はとりのぞき、その物体に別のものがついていたら、ナイフできれいに削り落とし、最後にその物体だけぽつんと取り残されているようにする。 絡まり合っている複数の事件が丁寧に...
ポワロが言っている考古学的な発掘の話そのままの作品。 発掘で何かみつかると、そのまわりを広く整理をして、くずれた土はとりのぞき、その物体に別のものがついていたら、ナイフできれいに削り落とし、最後にその物体だけぽつんと取り残されているようにする。 絡まり合っている複数の事件が丁寧に解かれていった。
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映画「ナイル殺人事件」、2021年公開に延期になったけど、見たいな~と思っているので原作を読んで予習。 舞台はエジプト、ナイル川を行く船の上なので、乗客の中に犯人がいる!というクローズドサークルもの。 最初の3分の1くらいは事件が起きる前の状況や人間関係を書いているんだけど、ここ...
映画「ナイル殺人事件」、2021年公開に延期になったけど、見たいな~と思っているので原作を読んで予習。 舞台はエジプト、ナイル川を行く船の上なので、乗客の中に犯人がいる!というクローズドサークルもの。 最初の3分の1くらいは事件が起きる前の状況や人間関係を書いているんだけど、ここが伏線になっていて、後から「そういうことだったのか」と思う部分が多い。事件が起きてからは展開が速くて一気に読めた。とても面白かった。 アガサ・クリスティ―は昔、何冊か読んだことはあるんだけど、もっと読もうと思う。
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大富豪の美人女性とその夫、元親友で恋人を奪われた女性のドロドロな愛憎劇で起こる殺人事件。 そりゃ殺人もおきるよねって言うくらいのドロドロ具合なんだけど、事件はそんなに単純じゃなかった。 登場人物が多いから殺人事件とは別の事件も起こったり、一癖二癖ある人が居たり。 でも素敵な女性も...
大富豪の美人女性とその夫、元親友で恋人を奪われた女性のドロドロな愛憎劇で起こる殺人事件。 そりゃ殺人もおきるよねって言うくらいのドロドロ具合なんだけど、事件はそんなに単純じゃなかった。 登場人物が多いから殺人事件とは別の事件も起こったり、一癖二癖ある人が居たり。 でも素敵な女性も複数いたので彼女達は幸せになって欲しいな。 会話上に伏線があって、ポアロがちゃんと誰の言葉が怪しいか教えてくれてるけどやっぱり分からなかった。 オリエント急行のようなクローズド・サークルでの殺人は、捕まらないという自信が無ければできないと思う。つまり犯人はとても頭が切れて有能。 ポアロがいなかったら容疑者から外されていたはず。 タイトルが「ナイルの殺人」では無いところがもの悲しいなぁ。
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最近ミステリーを読んでいなかったので熱が高まっていたことと、映画化されるということで読んだ。 序盤からしばらく事件らしい事件は起こらず、登場人物のひとりがあわや落石に巻き込まれてもしばらく登場人物と旅行の描写が続く。このままエジプト紀行が続くのも悪くないかと思い始めたあたりで、唐...
最近ミステリーを読んでいなかったので熱が高まっていたことと、映画化されるということで読んだ。 序盤からしばらく事件らしい事件は起こらず、登場人物のひとりがあわや落石に巻き込まれてもしばらく登場人物と旅行の描写が続く。このままエジプト紀行が続くのも悪くないかと思い始めたあたりで、唐突に資産家の女性が殺される。この緩急の付け方がまず小説としてお見事だと思う。 彼女に好いていた男をとられた別の女性が当然の成り行きで一番怪しまれるのだが、彼女には事件当時に完璧なアリバイがあった。事件の直前にその男の足をピストルで撃って興奮状態にあったため、一晩中看護師に付き添われていたからだ。ここから話がいきなり動き出し、立て続けに二人が死亡する。そのうちの一人はなんと事情聴取をしているポアロの目の前で射殺されてしまうのである。...その割にポアロやほかの登場人物は悔しがったり動揺したりしないのだが、あまりに殺人が連続したので感覚が麻痺してしまったのだろうか。 その後は名探偵たるポアロが鮮やかに事件を解決して見せるわけだが、クリスティーは決定的な情報を読者に気づかれないように隠したり、関係ない人物がさも犯行に関係しているように思わせるのがとても上手だ。読んでいると全く気付かないのに、解決編を読み終わって振り返ると、自明だったはずなのになぜ気づかなかったのだろう?と感じてしまう。さすがミステリーの女王である。この作品が名作と言われているのは、ナイルの旅の描写に加えて事件だけでなく物語にもきちんとオチをつけてくるところにあるのだなと感じた。かなり長いと思った旅行パートにも伏線が張り巡らされていたことにも後から気づいて二度おいしい。これから公開される映画も楽しみに待ちたい。
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友人の恋人を略奪する形で結婚した資産家の美女。エジプトへ向かうそのハネムーンの間、ずっと友人に付け回されることになり、さらにはナイル川で乗り込んだ船の中で起こる事件。事件は起こるべくして起こったという印象ですが。とにかく複雑。そして登場人物がどれもこれも怪しい! 読み応えたっぷり...
友人の恋人を略奪する形で結婚した資産家の美女。エジプトへ向かうそのハネムーンの間、ずっと友人に付け回されることになり、さらにはナイル川で乗り込んだ船の中で起こる事件。事件は起こるべくして起こったという印象ですが。とにかく複雑。そして登場人物がどれもこれも怪しい! 読み応えたっぷりのミステリ。 トリックも印象的だし、ストーリーも惹きつけられるし、そこここにちりばめられた伏線や各登場人物が抱えている問題など、読みどころはあまりに盛りだくさん。そんな中で数々の可能性を潰しながら真相へと至るポアロの推理が実に見事なのですが。しかしよくよく考えるとこの事件、犯人側からすれば災難すぎますね(苦笑)。あれだけ綿密に計画していたのに、いちいち見られるってそりゃないわ! 下手すりゃエンドレス? 多大なストレスだっただろうなあ……とやや同情を禁じえません。
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いくつもの謎が絡み合いあっと驚く結末。序盤は登場人物の多さに圧倒され読みにくかったが、後半は一気に読んだ。エジプトの描写も細かく行ってみたいと思った。
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