兄弟天気図 の商品レビュー
下町を舞台に不思議な…
下町を舞台に不思議な出来事に遭遇する主人公。そして自分には6つ年上の死んだ兄がいることを知る・・・。
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「兄弟」をテーマに取…
「兄弟」をテーマに取った作品、でしょうか。現実に居る兄と、過去に死んだはずの兄弟とが交錯する幻想的な雰囲気が良かったです。
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雑踏の中で弟史が見か…
雑踏の中で弟史が見かけた少年は6歳で亡くなったもう一人の兄・・・?幻想的な感じが好きです。著者が初めて子どものために書下ろした珠玉作。
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こどものために書き下…
こどものために書き下ろされた作品。お祭りの描写が特にいい。なんか情景が浮かんできます。ずっと聞いていた音が何年もたって「あ、この音だったんだ」と気付く部分なんて、妙に共感できてしまいました。
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子供だけではなく大人…
子供だけではなく大人も楽しめる世界です。主人公の遭遇する出来事に静かなスリルを感じました。
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なんとも…謎が謎のままで残りました。それが珍しく、ちょっと落ち着かない感覚です…だいたいはそれはそれでいっかとなるのに。。 おみそだからと、周囲からずっと「ちィ坊」と呼ばれるのは思春期の少年には辛かろうと思いました。
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夏なので、夏っぽい長野まゆみ作品を再読しようキャンペーンそのいち。 以前読んだのはちょうど10年前くらい。そんくらいの頃に長野まゆみをまとめて読み漁ったので、1冊1冊の印象が薄くてどれがどの話かよく分からんなっとるのが多いので、再読してちゃんとレビューを書かねばと思っていたのでし...
夏なので、夏っぽい長野まゆみ作品を再読しようキャンペーンそのいち。 以前読んだのはちょうど10年前くらい。そんくらいの頃に長野まゆみをまとめて読み漁ったので、1冊1冊の印象が薄くてどれがどの話かよく分からんなっとるのが多いので、再読してちゃんとレビューを書かねばと思っていたのでした。 あとがきによるとこれは子どものためと銘打ったものらしいけど、成長途中の少年が不思議な男の子に出会って謎体験するっていういつものパターンなのよね。 成長途中といっても、弟史の場合は性の目覚めが強調されとるように思うが。 いたのかいなかったのかも分からない、もうひとりの兄との交流もほとんどなくて、彼は何で今このタイミングで出現したんだろうね。 昭和な生活環境が覗けて、鈴の音が聞こえてくるなんとも風通しのいい涼しげなお話でした。 そうそう、あとがき読んで思ったけどこの人も梨木香歩と同じで、エッセイぽいのになると途端に苦手な感じになる。
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死んだもう1人の兄との不思議な邂逅を描く。 今となっては見ることも聞くこともなかなかできない言葉に溢れている。
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文芸コレクションだからサクッと軽く読むつもりではあったけど、こんなにサクッとした話だとは思ってなかったかも。もうちょい話が広がるものかと… 主人公は長野先生に多い大人っぽくてでも世間知らずな儚げ少年ではなく、年相応に背伸びしてみたりむくれてみたりする可愛らしい男の子。中1。姉は...
文芸コレクションだからサクッと軽く読むつもりではあったけど、こんなにサクッとした話だとは思ってなかったかも。もうちょい話が広がるものかと… 主人公は長野先生に多い大人っぽくてでも世間知らずな儚げ少年ではなく、年相応に背伸びしてみたりむくれてみたりする可愛らしい男の子。中1。姉はもうすぐこどもが産まれて、兄は中3だっけ? 小さい頃に死んだはずの兄と、死んだ祖母と町で度々出くわす。でも出くわすだけで、特に大きな変化はない。 自分は昭和を知らないけど、銭湯とかよく出てきてちょっと古めかしい雰囲気がいい話。話を楽しむというより雰囲気を楽しむ系の話かも。
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まだ大正の気配が残るような昭和の下町の雰囲気がいいです。作者曰く、忘れられてしまう恐れのあることばや暮らしぶりを描いたとのこと。その雰囲気と中学生男子の多感であり些細のことにこだわるような様子が相まって面白いです。
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