「心」はあるのか の商品レビュー
2007/07/19購入。橋爪大三郎。こちらも社会学。学生時の国語の読解テストによくでてた記憶があるなぁ。本を読むのは初めて。
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社会学者が「心」がある(実体として存在する)なーんて言う訳がない(笑)。その意味で、結論ありき。連続セミナー記録のせいか、ぎょっとするほどすらすら読める。判り易いことはいいことだ!と一見思えるけれど、それは必ずしも判ることにはならないのだ…という感がいつもつきまとう。判り易いこと...
社会学者が「心」がある(実体として存在する)なーんて言う訳がない(笑)。その意味で、結論ありき。連続セミナー記録のせいか、ぎょっとするほどすらすら読める。判り易いことはいいことだ!と一見思えるけれど、それは必ずしも判ることにはならないのだ…という感がいつもつきまとう。判り易いことは、省略に満ちていて、不安にもなり、かえってわからなくなることも多いから。これを読んでヴィトゲンシュタインが判るわけでは全くないけれど(←当然か)、毎度ながら、橋爪氏の入門書の類は、非常に取っ付き易い点が素直にスゴイと思う。「心」を関係性(コミュニケーション)で生成する現象としてではなく、もっと素直に表出される(当然、コミュニケーションを含む)言語と行為として述べている点は明快で上手い、という感想。
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タイトルの設問にズバリ答えてくれるわけではなく、人はどのように「心」を知ろうとしてきたのか、という史学的な内容。 「心」を食い扶持にしようとするバカな連中対策にはなるので読んだ方がいい。さっくり読める。
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言語ゲームの話が面白かった。心は自分を取り囲む様々な他者によって定義されるものだから、自分の存在を絶えず外に発信し続けることが、どうしても重要になるってことなのかな。
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