ミステリアス学園 の商品レビュー
この一冊のミステリの…
この一冊のミステリの歴史がきっちり分かってしまいます。ミステリ解説本としてもいいかも。解説本読むより100倍おもしろいですし。
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いわゆるバカミスの範…
いわゆるバカミスの範疇に入る作品だろうが、やっていることは結構技巧的。現代ミステリを俯瞰することも出来るのがうれしい。
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これは、ミステリ好き…
これは、ミステリ好きな人にしかわからないのかも?ひたすら本格ミステリの定義やら、歴史やらを語っています。ある程度「ミステリマニア」を自認している方へお勧め。
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本格ミステリの定義、…
本格ミステリの定義、分類がまるまる詰まった連作短編集。本読みなら知っている作品名がばんばん出てきます。
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連作短編集。本編その…
連作短編集。本編そのものはなんだかなぁ…ってオチだったんだけど、ミステリの歴史・トリックの分類・本格ミステリ度MAPなどの蘊蓄はとても面白かったです。普段はいわゆる新本格だけしか読まないから古典や海外ものには弱く、そのあたりの蘊蓄を読めたのはちょっと勉強になりました。きっとすぐ忘...
連作短編集。本編そのものはなんだかなぁ…ってオチだったんだけど、ミステリの歴史・トリックの分類・本格ミステリ度MAPなどの蘊蓄はとても面白かったです。普段はいわゆる新本格だけしか読まないから古典や海外ものには弱く、そのあたりの蘊蓄を読めたのはちょっと勉強になりました。きっとすぐ忘れるだろうけど。しかも、蘊蓄の合間に「冷蔵庫の中には大量のビールしかない」「六本木にある心理クリニック」などの小ネタがあるのも嬉しかったです。きっと私が気づかずに拾い落としたネタの方が多いんだろうなぁ。
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ミステリ講義を楽しみながら、メタミステリが展開されるのも堪能できる、こみいった、しかし実にカジュアルでユニークな名品だ。 例えば、主人公と部長との、以下のような対話。 「こういう言葉を知ってるか?〝君の意見には反対だ。でも君がその意見を表明する自由はぼくも命がけで守る〟」 「ええ...
ミステリ講義を楽しみながら、メタミステリが展開されるのも堪能できる、こみいった、しかし実にカジュアルでユニークな名品だ。 例えば、主人公と部長との、以下のような対話。 「こういう言葉を知ってるか?〝君の意見には反対だ。でも君がその意見を表明する自由はぼくも命がけで守る〟」 「ええと、有栖川有栖が清涼院流水に言った言葉でしたっけ」 「ちがう」(p230) ミステリのマッピングができている読者は、にやりとするところではないか。 ミステリ好きは手元に置くべし。
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古今東西のミステリものの代表作をわかりやすく網羅してくれる入門的書籍。これで興味をもった分野・ジャンルから順に読み始めればハズレはなさそう。おおよその年表も役に立つ。
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本格ミステリであり、アンチミステリであり、メタミステリであり、ミステリ論でもある。 実験的な趣向の作品。 国内ミステリの代表的な密室ものとして、森博嗣『すべてがFになる』が挙げられていたのは、ファンとして感激。
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中1のときに読んだものを読み返してみた。装丁は文庫版のほうが好みだけどポスターがいい。 ミステリについていろいろ知ることができるし、名作(?)の類をたくさん知ることができるので、これを参考としてもっとミステリを読んでいきたい。まだまだ先が長い…。
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この何ともいえないチープな香りに惹かれて読んだのですが・・・ いや、期待を裏切らない香ばしい感じでした笑 以下ネタバレが激しいのでもし読もうという人がいたら読まない方がいいです絶対。 ミスミス研の皆さんがそれはもうびっくりするくらいミステリーオタクで! 私な...
この何ともいえないチープな香りに惹かれて読んだのですが・・・ いや、期待を裏切らない香ばしい感じでした笑 以下ネタバレが激しいのでもし読もうという人がいたら読まない方がいいです絶対。 ミスミス研の皆さんがそれはもうびっくりするくらいミステリーオタクで! 私なんか足下にも及びません・・・そうか、本当に好きな人はその歴史まで知っているのね・・・ それはもう多くのミステリー作家の名前と作品名が登場するのですが(主人公のミステリー初心者への解説という形で)何人か好きな作家さんもいてちょっとわくわくしました。 全員の本を読んだことがあればもっと楽しいんだろうな。 本格か・・・本格の定義。 むしろ、ミステリーを読まない人にとっては「本格ってなに?」状態なのかもしれませんが。 レベル分けはわかりやすくていいと思います。 ミステリってとっても幅が広いけれど、やっぱり「謎」があるからこそのミステリな訳で。 このレベル分けすらも読者の主観によってしまうから意味がないといわれればそうかもしれないけれど・・・(結局どっち??) 私の場合たとえば三浦しをんさんと好みが似ている気がするので、彼女がレベル分けをしてくれたら読みやすい・・・なんて思ったわけです。つまりタイプ別本格レベル表? ・・・まあきりがないからいいや。 えー、ストーリーとしては「マトリョーシカ方式」が引き込まれて面白かった。 この方式じゃなかったら最終話絶対「ふざけるな」と思ったけれど、徐々に転がっていく感じがなんとも・・・ え?架空?え?本当の話なの?? という揺らぎがだんだんと落ち着いて。 落ち着いたかと思いきや世界が揺らいで。 そう。 この考え方、現実世界でもいえると思います。 だって、「知らないもの」は「存在しない」と限りなく同義だから。 知識としてあるものだって、それは2次元のようなもの。 現実として認識できるのは、「見て」「聞いて」「触れて」「嗅いで」「味わって」・・・五感でで感じたものだけ。 それすら「自分の感覚」を疑ってしまったら、確信できるものなんてありはしない。 「無関心」は「殺人」と似ている。 無いものとして扱えば、消えてしまう。 うーん、こんな殺害方法があったとは。 そう、次読むとき「同じ話」として認識できるかはわからない。 たとえば漢字を読み違えてしまったら別の人間だし。 たとえば想像上のビジュアルは人によって変わるだろうし。 「エナジー」って単語がでたときは「セーラームーンかよ」と突っ込みたくなりましたが、「犯人でなくなった」私はこの話を好きになりました。
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