あ・うん 新装版 の商品レビュー
言葉に装飾が足りず間抜けな感じだが妙に面白い 小学生の日記の様で実に愉快である。 ターキーを知らない人には意味不明だろう?!
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決して叶うことない長倉の思いが切ない かっこいいんだろうけど。門倉、こわい。 本質的に、長倉が愛しているのは水田だもん。どんなに奥さんのことを好きなように見えても、彼女が水田の奥さんじゃなかったら、露ほどの興味も持たないと感じました。 どんなに思っても、その思いが通じること...
決して叶うことない長倉の思いが切ない かっこいいんだろうけど。門倉、こわい。 本質的に、長倉が愛しているのは水田だもん。どんなに奥さんのことを好きなように見えても、彼女が水田の奥さんじゃなかったら、露ほどの興味も持たないと感じました。 どんなに思っても、その思いが通じることはない門倉さんのもどかしさ。 そのさみしさはどんなに女の人にモテても、完全に満たされることはないのだろうな・・・ 向田さんの文章の落ち着き、静謐さが伝わるものが、秋の夜にぴったりでありました。
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高山なおみさんおすすめ。 ドラマでは見ていたけれど、本に書かれた言葉を読むのは初めてだった。読みながら、場面が立ちあがり、登場人物の表情や立ち振る舞い、たくわんを噛む音など聞こえてきて、ちょっとしたところですぐに涙が吹き出してくるので困った。時々挟まれる、子供っぽいくらいに簡素で...
高山なおみさんおすすめ。 ドラマでは見ていたけれど、本に書かれた言葉を読むのは初めてだった。読みながら、場面が立ちあがり、登場人物の表情や立ち振る舞い、たくわんを噛む音など聞こえてきて、ちょっとしたところですぐに涙が吹き出してくるので困った。時々挟まれる、子供っぽいくらいに簡素で、乱暴にも思える言い回し。でも、あまりにぴたりときて、生々しくて、匂いまで伝わって来る向田さんの表現にドキドキしながら、シャンパンを飲むのも忘れ、夢中になって読み進んだ。byなおみさんの感想。
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本当のことを口に出さない人たちの小さな物語。 おもしろかった。 口に出せば、人間関係が壊れてしまうことを、誰もが持っている。 多くの人は、事実や気持ちを腹の中に隠し、互いに互いの腹の中にあるものに気付かないふりをして、人との繋がりを保っているに違いない。 それは残念なことだ...
本当のことを口に出さない人たちの小さな物語。 おもしろかった。 口に出せば、人間関係が壊れてしまうことを、誰もが持っている。 多くの人は、事実や気持ちを腹の中に隠し、互いに互いの腹の中にあるものに気付かないふりをして、人との繋がりを保っているに違いない。 それは残念なことだろうか? この物語を読むと、そうは思えなくなる。 隠したり、気付かないふりをすることで何かを守ろうとする人間のいじらしさこそが、日々を味わい深いものにしてくれるのだろう。 白黒はっきりしないことだらけだから、人は人といて面白いのだ。
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久しぶりに面白い本に出会えた!薄い単行本なのに、読み始めたら長い物語に感じた。門倉とさと子の関係が良い。
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学校の教科書か何かで一部を読んだことはあるがすべて目を通すのは初めてだと思う。当時は家族という存在がどういう状況であったかは分からないけど、今でこそ家族の在り方が問われる時代で、そこでも感じ取ってしまうような作品ってなかなかないと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
男と女って複雑だよね……と思わせる話。 「面白いよ」って借りたんだけど、個人的にはちょっと中途半端な気がする。 まぁ、いろいろだけどね。 物語は男の人が2人いて、それぞれ結婚してるんだけど、お金持ちの方の男の人が、貧しい方の男の人の奥さんのことを好きなんだけど……。 それを言わずに、ずっと、陰で支え続ける……でもって、その男の人もそのことに気がついていて……それをどっちかっていうと誇りに思っている。 複雑……。 大人って難しい(苦笑) でも、確かに面白いと言えば、面白いかも。
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向田邦子の代表作。大昔に読んだ時はこの心のひだはわからなかったな、主人公達の年齢に近づいた今、新たな気持ちで読めたかも。そして、この作品は究極の反戦小説という解説に同感。戦前の市井に広がっていたのは、無知と無関心だったのでは。そしてそれが日中戦争へと繋がる一連の動きを許してしまっ...
向田邦子の代表作。大昔に読んだ時はこの心のひだはわからなかったな、主人公達の年齢に近づいた今、新たな気持ちで読めたかも。そして、この作品は究極の反戦小説という解説に同感。戦前の市井に広がっていたのは、無知と無関心だったのでは。そしてそれが日中戦争へと繋がる一連の動きを許してしまった、と言う見方は正しいかもしれない。今の時代にも通じるよね。
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この薄さで心理描写を巧みに描ききっている様に感動する。汲み取れるかどうかは、読書にも委ねられるかもしれない。
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多くを語らせずして、登場人物達の感情が細やかに描かれています。 書かない美学と言うか、著者と登場人物達がまさに阿吽の呼吸を織り成しているかのような素敵な作品。
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