ちびねこグルのぼうけん の商品レビュー

アンピートリ(著者),古川博巳(訳者),黒沢優子(訳者),大社玲子

2012/02/10

ちびねこグルは、グルルルと大きく喉を鳴らすからグルって名前。
ドラッグストアのおじさんにもらわれることになり、お母さんとも兄弟ねこともお別れです。
おじさん、おばさんはもちろんねこの言葉が分からないので、グルは淋しい思いをします。それでも出会う人出会う人皆に、グルルルって話しかけます。
可愛いねこの話。ただ、少し癇癪持ちで、怒った時の「ちっくしょう！」ってセリフが、小梅太夫がチラついて邪魔でした。ねこ飼いたくなります。

2012/10/04

お母さんや兄弟とわかれてひとりドラッグストアの兄妹にもらわれてきたグル
悪態をつきながら友だちを作って居心地良くやっていく

人間の言ってることはわかるけど、人間はねこの言うことがわからない・・けど、あれ？わかるひとけっこういるじゃん！
って話なんだけど

結論としては、うんと小さい子どもやうんと歳とった人は
ものごとをよくわかってるものである。
ということで、グルの言うこともわかるらしい

いいなー
ねこと話したいなー

グルの生活が、友だちもいるし、飼い主もやさしいし
毎日お気楽にたのしそうでうらやましい

2009/10/07

ドラッグストアにもらわれることになった猫のグルは、気が短くて怒りっぽく、お店のお客さんをひっかいてしまいます。元の納屋に戻されたくないグルを、彼の言うことがわかって話しが通じる少年ピーターと優しいスミスさんが応援してくれて、気の短さを直そうと努力する日々でした。そんなある晩のこと、お店の中にあやしい人影を見つけ…。やんちゃだけど、健気なグルへの作者アン・ピートリのあたたかな気持ちが感じられるお話に、大社玲子さんのほんわかさせられる絵が合い、魅力的な本です。