透明人間の納屋 の商品レビュー
かつて子どもだったあなたと 少年少女のためのミステリ-ランド〟と銘打った講談社出版の本書は、タイトルから想像する児童向けの世界観を見事に覆される超面白本でした。人間の細胞を透明にするという未知のウイルス説に端を発した物語は、透明人間でしか成し得ぬ密室誘拐から殺人事件へと発展し、北...
かつて子どもだったあなたと 少年少女のためのミステリ-ランド〟と銘打った講談社出版の本書は、タイトルから想像する児童向けの世界観を見事に覆される超面白本でした。人間の細胞を透明にするという未知のウイルス説に端を発した物語は、透明人間でしか成し得ぬ密室誘拐から殺人事件へと発展し、北朝鮮強制収容所の地獄の様相や日本人拉致被害者、脱北者の足どりにまで及ぶ奇抜なスト-リ-展開に、時を忘れて読みふけってしまう、読み易さとタイトルに騙されてはいけない社会派ミステリです。
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なんだか、つじつま合わせに多少の強引さを感じた。。 そうそう、女ってこんなもんだよねーと、共感できるところもあった。
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主人公ヨウちゃんと隣に住む真鍋さんとの友情物語。町で起きた殺人事件の謎と透明人間。最後に明かされる真鍋さんの正体。切なすぎるラストまで一気に読ませてもらった。島田荘司氏の作品はこれが初めてで他の作品も読みたいと思った。心にしみる。
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やるせないなぁ。。。というのが一番の感想。 透明人間が本当にいる世界=ホラーかと思っていたら(挿絵も怖すぎる…石塚桜子さんという方。 作者のファンで、挿絵に自分の絵を使ってもらないか突撃アポしたらしい。) 現実に起こりうる、若しくは起こっている世界でした。 自分的には衝撃の事実、という感じ。 彼等の帰国からもう14年か。。。 それまで、あの国がどんなか全く知らなかったし、存在することすら意識していなかった。 キーワードとなる“透明人間”の真実を知って、再読してしまう。伏線に気づく。 母親が親でなく女でもある事って、確かに未成年には受け入れがたいのだろうなぁ。。 主人公が成長する過程がラスト、短く書かれているけれど、彼は主人公に良い意味で影響を及ぼしたんだなぁ、と。 子ども時代、どんな人が周りにいるか、どう接してくれるかは大人が思う以上にとても大切なんだと思う。 (記憶、暗記力からして違う。 ) 「それが一番大事な事なんだ。みんなと違う角度から物事を見ること、それもいろんな方向から。ひとつだけじゃ駄目だ、それがとても大事なんだ。よく憶えておいてね。」 結末が フィクションものと割り切れず、もやもやする。。。悲しい。。
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最初に読んだ当時小学生だったのだけれど、打ちのめされた。 ヤングアダルトでこんなに重々しいお話があるとは… ただ、こういうお話も読まなきゃだめだよな、と思った。 単なるミステリーではなく、いろいろ考えさせられるところがあった。
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密室からの人間消失について、本格推理と思って読む進めると、最後は山崎豊子のような社会派で終わる。あの3人に戸籍がないなら事件発覚同時に公安マターで、あんなのんびりした捜査にならない。もし戸籍があるなら、事前に身寄りのない日本人3人を見つけ、どうにかしていたことになる(全然心優しい...
密室からの人間消失について、本格推理と思って読む進めると、最後は山崎豊子のような社会派で終わる。あの3人に戸籍がないなら事件発覚同時に公安マターで、あんなのんびりした捜査にならない。もし戸籍があるなら、事前に身寄りのない日本人3人を見つけ、どうにかしていたことになる(全然心優しい隣人じゃない)。そもそも、精巧な×××はあんな小さな機械で作れない。というように、社会派推理小説と考えれば,細部の詰めが甘い。
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ミステリーランド ああ透明人間はいるんだなと普通に受け入れてしまったので後半の展開にはビックリした。 最初は挿絵怖いなあと思ってたけど全体を通して見るとすごくぴったり。
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最初はなんとなく読みつつ、途中から面白いかも…と 読み続け最後なるほど、とオチました。 児童・学生?用シリーズなので、読み手の年齢によっては 細部は理解できないかもしれないけど、わりと面白い本だと思う。 もっとも子供が読むのを微妙に思う親がいるかもしれない。 悪い設定じゃないんだ...
最初はなんとなく読みつつ、途中から面白いかも…と 読み続け最後なるほど、とオチました。 児童・学生?用シリーズなので、読み手の年齢によっては 細部は理解できないかもしれないけど、わりと面白い本だと思う。 もっとも子供が読むのを微妙に思う親がいるかもしれない。 悪い設定じゃないんだけどな。
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とある女性が密室状態の部屋から消え失せ、後日死体となって見つかるという事件を追いながら明かされる透明人間の物語です。 トリックはすぐに見破れたので子供向けかなと思いましたが、この社会問題や、所々の描写は子供には理解し難いのでは?と思いました。
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凝り凝りの装幀に引かれて10年近く前に買った本。気がついたら文庫化され、今度は電子版も出ていた。そろそろ初版本の素晴らしさを味わいながら読み始めよう。
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