フェニモア先生、宝に出くわす の商品レビュー
シリーズ三作目。 今回はまんべんなく皆活躍してたかな?(笑。 ガールフレンドのお父さんが相変わらずいい味出してました。 ドイルさんもがんばった…! これ以降は邦訳されてないようで残念。
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前に墓を掘る、の方を読んで面白かったので続編を読んでみました。 この作者はきっと猫が好き!サールの描写がリアルでかわいらしいです。そして個人的にはドイルさんが大好きなので大活躍がうれしかった!でもどちらかと言うともう少し謎解きにも彼女がかかわってほしかったかなあ~
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ロビン・ハサウェイのフェニモア先生シリーズ第3弾。 老齢で他界した患者さんの遺言で、思いもかけず土地を贈られたフェニモア先生。いたずら好きでもあった故人だったからか?宝の在り処の地図までが添えられていた、そこはニュージャージーの沼沢地。ひょっとして海賊の隠された宝? 舞台は、植民...
ロビン・ハサウェイのフェニモア先生シリーズ第3弾。 老齢で他界した患者さんの遺言で、思いもかけず土地を贈られたフェニモア先生。いたずら好きでもあった故人だったからか?宝の在り処の地図までが添えられていた、そこはニュージャージーの沼沢地。ひょっとして海賊の隠された宝? 舞台は、植民地時代のなごりが色濃いサウス・ジャージーだったが、フェニモアが訪れてみると、古馴染みの患者のアシェリー夫人が農場をめぐる不気味で悪質な脅迫を受けていた…。 原題は“The Doctor and The Dead Man's Chest”(ドクターと死者の箱)で、スティーヴンスンの『宝島』から来ている。 まだ40代半ばなのに昔気質で良心的な開業医のフェニモア先生と、シリーズですっかり御馴染みになった愉快な面々。看護婦で秘書でもあるドイル夫人に、お手伝いのホレイショ少年、彼女のジェニファー、友人のラファティ刑事らも大いに活躍。面白さと適度なスリルのある見せ場を作ってくれます。 これは、筋とは関係ないのだけど、アシェリー夫人が大のセイヤーズファンという設定。一件落着した農場でのクリスマスパーティで、『ピーター・ウィムジー卿の料理読本』とやらから着想の、焼きリンゴと小さなトーストを浮かべた祝杯用のワッセル酒をふるまっている描写などもあったりして、また興味惹かれるんですよねぇ…(笑)
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前回(フェニモア先生、人形を診る)が陰惨大量殺人だったのを反省したのか、今回こそ田舎のほのぼのミステリである。「宝島」のフレーズを差し挟みつつ、死体少な目で話は進む。 元患者の遺言で、田舎の湿地を遺産に貰ったフェニモア医師。添付された地図には、その場所に宝があるかのように匂わされ...
前回(フェニモア先生、人形を診る)が陰惨大量殺人だったのを反省したのか、今回こそ田舎のほのぼのミステリである。「宝島」のフレーズを差し挟みつつ、死体少な目で話は進む。 元患者の遺言で、田舎の湿地を遺産に貰ったフェニモア医師。添付された地図には、その場所に宝があるかのように匂わされていた。その土地は、かつて海賊が川を遡上して財宝を隠したと言われる場所でもある。じゃあ、その土地を見に行こう、とホレイショ少年とともに車を出すも、船でなければ近寄れない所にあるようだ。仕方がないから、近所に住む患者の家にでも寄ってみるか……と行った先からミステリが始まる。恐るべき寄り道の始まりだ。 立ち退きを要求されている旧家で、嫌がらせが相次ぐ。命に関わるような悪質なものもあることから、フェニモア医師はまたしてもドイル看護婦を現場に派遣する。一方ホレイショ少年は、ギャングの抗争に巻き込まれて怪我を負い、療養と避難を兼ねてやはり旧家に滞在することになる。さて、面子は集合したが、彼らは旧家を守れるのか?嫌がらせの犯人は誰なのか?目的は?そして、フェニモアが受け取った遺産に宝は存在するのか?さあ、どうなる……? 医師お手製の東欧料理レシピも付いている。
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