ぶどうの木 の商品レビュー
幼少期の体験で、しかも特にちっちゃい頃のもので、その後の性格とかって全て決まってしまうものなのかな? だとしたら、一度だめになってしまって親元を離れた子たちに、救いはないの? こんなことを思うのもおこがましいの? わたしには絶対に理解できない領域なの? なんていうか…テーマこれ...
幼少期の体験で、しかも特にちっちゃい頃のもので、その後の性格とかって全て決まってしまうものなのかな? だとしたら、一度だめになってしまって親元を離れた子たちに、救いはないの? こんなことを思うのもおこがましいの? わたしには絶対に理解できない領域なの? なんていうか…テーマこれでやっていけるのか、不安
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「私はまことのぶどうの木、あなたがたは枝です」 人と違うと悲しまないで、悲しむ人の心が自分ならわかると、そっと手を差しのべる人になってほしい、と願う母親。 「どうやったら小さくなれるの?僕は小さくなって、もう一度、母さんのお腹から生まれたい」、と尋ねる子ども。 産みの親と育ての親...
「私はまことのぶどうの木、あなたがたは枝です」 人と違うと悲しまないで、悲しむ人の心が自分ならわかると、そっと手を差しのべる人になってほしい、と願う母親。 「どうやったら小さくなれるの?僕は小さくなって、もう一度、母さんのお腹から生まれたい」、と尋ねる子ども。 産みの親と育ての親が違うという理由から差別・区別を受ける。 しかし本当の親子とは相手を思う心の問題。また、子どもにはなんの責任もないということ。 子どもを育てることは親も一緒に成長していくこと。心に寄り添い、愛される経験が子どもたちにとってのたくさんの可能性を広げることになる。と改めて感じました。
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里親として子供を育ててきた夫婦(の妻)の手記。 里親制度のことを知るのに良い。 子供を育てるのは大変なことだ。ましてその子供が(今まで大変な思いをしてきた分だけ)ケアを必要としているなら尚更。 だけど里親に対するサポートがない(少なくともこの本の時点では) その上、そんな当たり...
里親として子供を育ててきた夫婦(の妻)の手記。 里親制度のことを知るのに良い。 子供を育てるのは大変なことだ。ましてその子供が(今まで大変な思いをしてきた分だけ)ケアを必要としているなら尚更。 だけど里親に対するサポートがない(少なくともこの本の時点では) その上、そんな当たり前の大変さだけじゃなくて、里子だから里親だから、世間の無理解という余計な大変さがついてくる。 子供が不登校になったら、学校に行かせないなんて里親失格とみなされて一緒に暮らすことができなくなったというエピソードが印象に残っている。 「普通」じゃないから問題を起こすことすら許されないなんて。 著者の倫理とか信念?が私と合わないんだけど、読んでよかったと思う。
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09/09/14 母がたまたま読んでいたので読みました。 こちらの気持ちだけでどうこうなるわけではないような複雑なこととも向き合っていかなくてはならない。「育てる」ということは壮絶なことです。やっぱり子どものことをまっすぐ見つめる大人が必要だと感じました。
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内容(「BOOK」データベースより) 子どもに恵まれず、18年前、里親として初めて“長男”を迎えた著者。しかし彼らを待っていたのは、予想もしなかった社会の無理解と差別だった。5年後にやむなく施設に“長男”を戻さなくてはならなくなった時、親子はともに「ぶどうの木」の聖句で絆を確かめ...
内容(「BOOK」データベースより) 子どもに恵まれず、18年前、里親として初めて“長男”を迎えた著者。しかし彼らを待っていたのは、予想もしなかった社会の無理解と差別だった。5年後にやむなく施設に“長男”を戻さなくてはならなくなった時、親子はともに「ぶどうの木」の聖句で絆を確かめ合う。だが、その後も差別に苦しみ、荒んでいった“長男”は、17歳の夏、バイク事故で不慮の死を遂げる。「彼にしてやれなかったことを、新しい子にしてあげよう」“長男”の死を知った2日後、坂本夫妻は新しい里子を迎えに行くのだった―。
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出版社/著者からの内容紹介 里親として初めて迎えた長男を、社会の差別の中で施設へ返さざるをえなくなり、ついには17歳の夏、事故で失った著者。親子とは、人のつながりとは何かを問う、感動のノンフィクション!
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