マークスの山(下) の商品レビュー
上下と読んだけど、下巻の100頁くらいまで焦燥感があったなあと。後半の遺書に関する文章からなんだかだらだら的な。しかしながら硬派な文章の間に見せる、笑える部分もあったり肩の力を抜いて読めた。単行本も読まないと…
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殺人犯を特定できない警察をあざ笑うかのように、次々と人を殺し続けるマークス。捜査情報を共有できない刑事たちが苛立つ一方、事件は地検にも及ぶ。事件を解くカギは、マークスが握る秘密にあった。凶暴で狡知に長ける殺人鬼にたどり着いた合田刑事が見たものは…。リアルな筆致で描く警察小説の最高...
殺人犯を特定できない警察をあざ笑うかのように、次々と人を殺し続けるマークス。捜査情報を共有できない刑事たちが苛立つ一方、事件は地検にも及ぶ。事件を解くカギは、マークスが握る秘密にあった。凶暴で狡知に長ける殺人鬼にたどり着いた合田刑事が見たものは…。リアルな筆致で描く警察小説の最高峰。 【感想】 http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50022296.html
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記憶にある限り初めて読んだ高村作品。そして合田雄一郎シリーズ一作目。一部では有名な話ですが、高村さんは文庫版にする時物凄い改訂するんですよ。だから最初にハード読んでたから文庫買って読んでびっくりした。まだ雄一郎の大阪弁が健在
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マークスの山、侮っていました!下巻になったら一気に畳み掛けるような展開と緊迫感!下巻は面白い!どんどんどんどん事件が展開していく。これこそ“怒涛の展開”ってやつかい!最終的な事件の内容としてはおっとちょっとちゃっちい。でも、そこが重要なんでしょう。こんなことで、こんな大それた事件...
マークスの山、侮っていました!下巻になったら一気に畳み掛けるような展開と緊迫感!下巻は面白い!どんどんどんどん事件が展開していく。これこそ“怒涛の展開”ってやつかい!最終的な事件の内容としてはおっとちょっとちゃっちい。でも、そこが重要なんでしょう。こんなことで、こんな大それた事件に発展して、しかもこんな圧力!何よりも素敵なのは、看護婦真知子の存在を描いたこと。ラストなんて、なんか突然泣ける気分になるもん。さびしい。あぁ、マークす=水沢だって、変わりかけていたのに。覚えていたのに。真知子のこと。そういう水沢がマークすの中にいたことに涙!このラストあってこそ、この真知子あってこそ、よりよい小説になったのだなぁと思う。 下巻の前半から後半直前までは、もう息をもつかせぬ怒涛の展開!物語性!です。 ラスト読みつつ、山、登りたい…とか思った…。
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警察の捜査をあざ笑うかのように殺人を犯すマークス。とうとう敏腕刑事合田がマークスを追い詰める!衝撃のラストは、思いも寄らぬ感動的な幕切れ!! ミステリーでこんなに泣いた作品もないです。感動作。
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高村作品を読むのに大変なことは、単行本と文庫本で、同じタイトル、テーマでも内容が違う作品くらい変わっていることです。どちらか読んだからといってもけっして安心は出来ないのです。
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地球は温かい星だと誰が言ったのだろう。生命の死こそここでは自然であり、生きている者こそ孤独だと合田は思った。(p.345)
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