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あなたの人生の物語 の商品レビュー

4

262件のお客様レビュー

  1. 5つ

    84

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    3

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2010/05/20

8本のうち5本は文句なく面白い短編集だった。一番面白かったのは「七十二文字」かな。架空のヴィクトリア朝、カバラ、ゴーレム、前成説… 表題作も、最後の「顔の美醜について」も、「バビロンの塔」も。 バビロンの塔、本当に天蓋そのものに届く塔の描写がなんともセンスオブワンダー。しかし一番...

8本のうち5本は文句なく面白い短編集だった。一番面白かったのは「七十二文字」かな。架空のヴィクトリア朝、カバラ、ゴーレム、前成説… 表題作も、最後の「顔の美醜について」も、「バビロンの塔」も。 バビロンの塔、本当に天蓋そのものに届く塔の描写がなんともセンスオブワンダー。しかし一番考えさせられたのは「顔の美醜について」か。美醜失認処置、メディアの押し付ける美というもの。

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2010/06/23

想像力が刺激された。 確かにわれわれは時間に沿って生きていくけど、未来も過去がすべて同時に来ることがあったとしたら…。 どんな未来があるかを知りつつも、前向きに歩き出す姿に心を揺さぶられた。

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2010/01/30

短編集って並び順が大事かも。この短編集の最初の話がつまらなくて。 個人的な好みの問題だから、作品の出来が悪いわけではないんだろうけど。 読むのを止めようかと思ったけど、がまんして読み進めたのです。しばらく「う〜む」という感じの作品が続いたのですが、表題作の『あなたの人生の物語』と...

短編集って並び順が大事かも。この短編集の最初の話がつまらなくて。 個人的な好みの問題だから、作品の出来が悪いわけではないんだろうけど。 読むのを止めようかと思ったけど、がまんして読み進めたのです。しばらく「う〜む」という感じの作品が続いたのですが、表題作の『あなたの人生の物語』という短編を読んだらとても面白くて吃驚。 その後は全部面白く感じたな〜。 これを最初に持ってきたら、後のも面白く感じた気がするんだけどどうだろう? 最初だけで後は面白くなかった、って事になるのかな? 2004/05/17

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2009/12/31

短編集です。 ヒューゴー賞、ネビュラ賞をとってる作品だけあって おもしろかった。天使が光臨してくる話「地獄とは神の不在なり」と「顔の美醜について-ドキュメンタリー-」の話が印象的。

Posted byブクログ

2009/11/01

SFの世界では、結構有名な作者さんの短編集で、色んな賞を受賞しています。 SFは、人によって好き嫌いがあるので、みなさんに押しなべて薦めることは出来ません。 (最初に「惑星ソラリス」なんか読んだ日には、二度とSFは読まないと思う人もいるかも) 有名なこの作品も好き嫌いはあると思い...

SFの世界では、結構有名な作者さんの短編集で、色んな賞を受賞しています。 SFは、人によって好き嫌いがあるので、みなさんに押しなべて薦めることは出来ません。 (最初に「惑星ソラリス」なんか読んだ日には、二度とSFは読まないと思う人もいるかも) 有名なこの作品も好き嫌いはあると思いますが、短編集ですので、自分にあった作品を選べるという意味では、間口が広いかもしれませんね。 この作品中のお気に入りは、ヴィクトリア朝のイギリスを舞台とした「七十二文字」と、天使の出現が自然現象のように扱われている現在の世界を描いた「地獄とは神の不在なり」ですかね。 「七十二文字」は、オカルトと言語学、および化学が密接に関連した技術世界が描かれます。はっきり言って、その世界に描かれる説明体系はよく理解できていないと思いますが、世界の描き方としては面白いですね。 現代の科学技術も説明体系がきちんとしていることが条件なら、オカルトでも説明がきちんととしており、再現性がある技術として存在するならば、こういう世界もありえるのかいうところです。 まあ、こういう世界が好きならどうぞ。 「地獄とは神の不在なり」は、自分が高校時代から疑問に思ってきたことが、作品とされており、結構立ち止まって考えながら読みました。 「なぜ、弥勒菩薩は末法の世の中まで現れないのだろう?」 「なぜ、神は人間を弱く創り、試練を与えながら、みんなに救いの手を差し伸べないのだろう?」 こういうことを疑問に思った事がある方は、面白く読めるかもしれません。 天使の出現が、奇跡と災厄をもたらす世界に生きる人々を描いた作品です。 両方とも映像化しても面白いかもしれません。 とかいっても、一番印象に残ったのは、一番目に掲載されているバベルの塔の建設作業員のお話「バビロンの塔」だったりして。

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2009/10/13

SFは首尾範囲外なので、ほとんど読んでいないんだけど。 そんな中でも、一番好きな本がこれ。 理系とは全く持って相性が悪く、縁もないので、平生馴染みのない言葉が あれやこれや出てきて読みづらいけど。 それでも、好きだ。 本当に面白い物語というのは、上記のようなことなど...

SFは首尾範囲外なので、ほとんど読んでいないんだけど。 そんな中でも、一番好きな本がこれ。 理系とは全く持って相性が悪く、縁もないので、平生馴染みのない言葉が あれやこれや出てきて読みづらいけど。 それでも、好きだ。 本当に面白い物語というのは、上記のようなことなど意に介さずに いられるものだと思う。 なんていうか。 思考するということ・娯楽を与えてくれるということ、この両方を与えてくれる。 普段読む、さらっとさくっと読める小説も好きだけど。 自分にとっては、それは使い捨てと一緒。 だけど、この本は。、自分にとって使い捨てではない1冊。 どれもなかなか面白いけど、表題作が1番心に残る。 自分の発想にない物語。 あと「地獄とは神の不在なり」。 何度か読み返すうちに、自分の中での評価が上がった。

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2009/10/07

[あなたの人生の物語] ・人はだまし絵を見たときに、あるときは人の顔、あるときは瓶を  見て取ることができるが、その両方を同時に見ることはできない。  ⇒人は意味を読み取ってものを見ている。 読了日:2009/05/02

Posted byブクログ

2010/01/24

すげぇよ!って言われてたほどの衝撃は無い。なんとなく予想がつく結末が多いので。 ただ表題作は強烈。一読の価値あり。こういうの大好きです。 個人的にはイーガン先生に軍配をあげます。

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2009/10/07

 久しぶりのSF。 がつーんと読ませてくれました。 うんうん、やっぱりいいねぇ。 表題作は、ちょっと感動。  天才数学者対天才物理学者のミステリーも、 この人に書いて欲しかったかも。

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2009/10/04

久しぶりに読んだ青背(苦笑)←しばらくご無沙汰だったから 短編集なんだけど、とにかくどの短編も発想が凄いっていうか 私としては驚きの連続で 大変満足な1冊でした。

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