アクロイド殺し の商品レビュー
アガサ・クリスティの小説を読もうと思っていたところ霜月蒼さんが「アガサ・クリスティ完全攻略」で、ネタバレされる前に早く読め!と書かれていたので読んでいたら、うっかりネタバレ記事を目にしてしまい、中盤からは倒叙ミステリとして読んだけど楽しめた。 ポアロ作品は初読みで、ポアロの人物...
アガサ・クリスティの小説を読もうと思っていたところ霜月蒼さんが「アガサ・クリスティ完全攻略」で、ネタバレされる前に早く読め!と書かれていたので読んでいたら、うっかりネタバレ記事を目にしてしまい、中盤からは倒叙ミステリとして読んだけど楽しめた。 ポアロ作品は初読みで、ポアロの人物像をほぼ知らないけれど、全員を集めて推理ショーをする、みたいな探偵ではなかったところが意外だったというか、ポアロ独特の優しさ、魅力なのかな、と思った。 ポアロシリーズは早川文庫から34作品出ているようなので他のも読んでみたい。 終わりかたの寂しさが印象的。
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他のクリスティの作品と同様に、犯人を探しながら読み進めていた。 最後、犯人がシェパードだった時は衝撃だった。 シェパードとしてこの作品を読み進めていたからだ。 こういう、常識を覆す手法で読者を楽しませてくれるクリスティは本当にすごい人だと思った。 読書をしない人でも名前だけはクリスティを知っている理由が分かった気がした。 私自身、最近読書をする様になったので、これからクリスティの作品を読破したいと思う。
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ここ違和感あるなと感じたところがまさに犯人がやらかした箇所であったけれど、それでも真相には気付けず、それどころか予想外の人物で、なかなかに驚かされた。でもこういう何一つ信用できないタイプのミステリが大好きなので、例に漏れずこれも大分お気に入り。
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本名エルキュール・ポアロ。イギリスの私立探偵。元ベルギー警察の捜査員。卵形の顔とぴんとたった口髭が特徴の小柄なベルギー人で、「灰色の脳細胞 」を駆使し、難事件に挑む。 読んだことは無くても名前だけは昔から知っている超有名な、名探偵ポアロ。 いきなりシリーズ第3弾からの読み始め。 さすが有名探偵だけあって、以前から知ってる探偵のようにすらすら物語に入れた。 「エルキュール・ポアロに隠し事をするのは、たやすいことではありません。探りだすコツを身につけてますからね」 「探偵は誰とも知り合いではないし、誰にも特別な感情を抱いていないーー彼にとっては、全員が見知らぬ人間であり、ひとしく疑わしいのです」 一見、飄々としていて掴みどころがない。一旦話し出すと紳士的で人当たりも良く、誰にでも親しみやすい印象を持たせるポアロ。 けれど一方で抜け目なく周囲を観察していて、突拍子もなく思える行動一つ一つにちゃんとした意味がある。 ポアロの言動に読んでいるこちらも翻弄され、次から次へと謎が謎を呼び、物語に惹き込まれほぼ一気読み。 村の名士アクロイドを殺害した犯人は誰なのか? ポアロと村の医師シェパードが事件の真相に迫る物語。 関係者全員に疑いをかけながら、ラストに向けて真相へ導く流れが見事だった。 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の最終話について、脚本家の三谷幸喜氏がアガサ・クリスティーの作品を参考にした、とありクリスティーファンが予想をたてた一作品が今作だった、ということで読了。 しかし…これがあのドラマに結びつくだろうか。。 ちょっと前に読了した『そして誰もいなくなった』の方が近いのかな〜。
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どこがとかじゃなく個人的に最高傑作だと思います 衝撃的だったアガサ・クリスティは手持ちしたいと思っているのでこれも買うと思いますw愛国殺人と今回のアクロイド殺しが好きという言葉では足りないくらい好きです。よく100点じゃ足りない…とか高評価って1回しか押せないのなんで?というよう...
どこがとかじゃなく個人的に最高傑作だと思います 衝撃的だったアガサ・クリスティは手持ちしたいと思っているのでこれも買うと思いますw愛国殺人と今回のアクロイド殺しが好きという言葉では足りないくらい好きです。よく100点じゃ足りない…とか高評価って1回しか押せないのなんで?というような言葉を見かけます。ずっと何言ってるんだと思いましたが今回アクロイド殺し読了を通じて初めて心底共感しました。
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脅迫の手紙を直前で読まないとかあり得るか、手紙自体が医師の虚言なのでは、なんとなく医師が怪しいと全然違う線で少し疑っていた 手紙は本物だったから、全然推理は当たってないけど 後半は事件の手記を書く張本人が犯人なわけないか、とおもったので、医師が犯人だったのには衝撃だった
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ミステリの女王の傑作。展開される名探偵ポアロの推理、予想外の犯人、衝撃のどんでん返し。物語終盤で小説全体が、語り手である医師シェパードの手記であることが明らかになるが、読書は気付かずに騙されてしまいます。
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ミステリー界隈で議論を呼んだ作品、くらいの浅い知識で読んだら、そういうことだったのかと。 これが本家だったのかと。 この手の展開は後世の作品でいくつか読んだことがあるのに、まんまとやられた。 クリスティ先生、やっぱりさすがです。 いや、思い返してみると、このワトソン変じゃない?って何回か思ったはずなのにスルーしてた。 手記だって分かった時も、ポアロが「自分の考えを語ってない」って指摘してるのに全然気付かなかった。 疑われてる義子はまず犯人ではないだろうし、他の容疑者も読めば読むほど殺人は無理じゃない?って思うのに、医師を疑おうともしなかった。 そして、ラスト。 そうくるのかと。 姉の存在がここで生きてくるのかと。 いや、でも、真犯人自殺して、義子の疑いが晴れて、どうやって事件を収めるんだ? その辺はよく分からないけど、とにかく大満足の読書体験でした。 クリスティ万歳。
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前半はページがあまり進まなかったのですが、後半に行くにつれて止まらなくなり……。 解説で、当時は批判も出たと書いてありましたが、確かに。と思いました。(今は、そういうのもありなのかなぁという感じですが) あまり書くとネタバレになりそうなので……。 それにしても、噂話が...
前半はページがあまり進まなかったのですが、後半に行くにつれて止まらなくなり……。 解説で、当時は批判も出たと書いてありましたが、確かに。と思いました。(今は、そういうのもありなのかなぁという感じですが) あまり書くとネタバレになりそうなので……。 それにしても、噂話が好きな街の人達だなぁと。私はこの街には住めないなぁ。(他人の事なんて知らんよ!って言っちゃいそう)
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アガサさん、そして誰もいなくなった、オリエント急行からの三作目。なるほど〜!現在だと見かける手法だが、先駆けなのだろう。中盤で犯人ちょっと怪しんで当たってて一人でテンション上がる(^^)v嬉しいんだこれが。だからミステリーやめられない。フェアかアンフェアか議論になったらしいが、フェアでしょう! 最後は、えっ…ってなった。日本の探偵ものだと探偵が阻止しそうな結末。
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