愛をください の商品レビュー
ティッシュもしくはタオルを常備していてください。涙がぼろぼろ出て止まりません、注意!最後、少しは気付いていたけれどここまでは予想していなかったというような展開に、どんでん返しのどんでん返し。 最初から最後まで手紙のやり取りだけで、それなのにリリカの成長、モトとリリカの深くて重くて...
ティッシュもしくはタオルを常備していてください。涙がぼろぼろ出て止まりません、注意!最後、少しは気付いていたけれどここまでは予想していなかったというような展開に、どんでん返しのどんでん返し。 最初から最後まで手紙のやり取りだけで、それなのにリリカの成長、モトとリリカの深くて重くて愛しい関係、色々なものが見えてきて、本当に最後の展開で泣かない人はいないんじゃないだろうか…。それと、モトの手紙にわたし自身励まされるところもいくつかありました。彼は偉大だ!と思えます。 途中、ドロドロした内容になってきて、ちょっと気が引けますが、最後まで読んでよかったと思えます。途中の色々な事件があってこその、このラストでの感動。 リリカの成長は、モトがいてこそのもの。ちょっとリリカの感覚にはついていけない部分もありますが、なんとなく、その気持ち分からないこともないな、と思えます。心が大きく持てるようになります。 わたしもモトを見習いたい。モトが切なくて愛しくて涙が溢れてきます。リリカもえらい。よく成長したなぁって思う。 オススメします、是非読んでみて下さい。 色々なものが見えるようになり、世界が広がった気がします。明日を頑張ろうと思える一冊。
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これも、新宿鮫同様、前任者が置いていってくれた本。実はドラマを数回見たことがあったのだが。本の方が断然いいね。ドラマはかなりこてんぱんに叩かれていましたが。この本の方は、ドラマの後に書き下されたとのこと。全編往復書簡のみで構成されているので、時々ちょっと手紙っぽくない無理な状況描...
これも、新宿鮫同様、前任者が置いていってくれた本。実はドラマを数回見たことがあったのだが。本の方が断然いいね。ドラマはかなりこてんぱんに叩かれていましたが。この本の方は、ドラマの後に書き下されたとのこと。全編往復書簡のみで構成されているので、時々ちょっと手紙っぽくない無理な状況描写なんかも出てくるんだけど。でも、なんだかシンプルで良かったよ。日曜の午後、ダラダラと過ごしつつ読んだんだけど、ちょっと切なくて爽やかな感動。悲しいストーリーではあるけれども、「再生」というのがテーマでもあるので。(2001 Apr)
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何冊か読んだ辻仁成の中ではダントツの一冊。著者がボーカルを勤めるバンドの曲に歌詞でつかわれていたりもする。その曲を知ってたので買ってみた。実にいい。泣ける泣ける。手紙っていうのは、すばらしい。
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手紙のやり取りだけで進んでいく形式の物語。感動作。後半からラストにかけての展開に、本当に悲しくてびっくりしました。。。 生き方に対しての見方が、ちょっと変わった気がします。
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ドラマとは異なった展開になっています。 主人公のような経験をした方も 沢山いると思いますが、 基次郎のような方に出会たら、 見る物全てが 変わるかもしれないですね。 この後売れた作品は 沢山ありますが、 これが一番好きです。 尚、タイトルは作者が ミュージシャン時代から 拘り続...
ドラマとは異なった展開になっています。 主人公のような経験をした方も 沢山いると思いますが、 基次郎のような方に出会たら、 見る物全てが 変わるかもしれないですね。 この後売れた作品は 沢山ありますが、 これが一番好きです。 尚、タイトルは作者が ミュージシャン時代から 拘り続けた曲、 「ZOO」からです。
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?2001年1月 ?人を愛せない孤独な女性が手紙のやりとりを通して本当の愛を見つけていく愛と孤独と再生の物語。 73通の手紙が織りなす二人だけの世界の結末には驚くべき真実と大きな悲しみ、そして感動的な再生のドラマが待っている。 菅野美穂主演でドラマ化もされましたね。内容が小説では...
?2001年1月 ?人を愛せない孤独な女性が手紙のやりとりを通して本当の愛を見つけていく愛と孤独と再生の物語。 73通の手紙が織りなす二人だけの世界の結末には驚くべき真実と大きな悲しみ、そして感動的な再生のドラマが待っている。 菅野美穂主演でドラマ化もされましたね。内容が小説ではなく手紙形式なのが新鮮です。最後の手紙が泣けました。
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悲しいけれど、生きていく強さを与えてくれる話だった。「手紙だけで結ばれたピュアな絆の物語」と新潮文庫の本の帯に書かれているように、ピュアな形の手紙のやり取りだけで、孤独から、しっかりと生きる力を持つようになるまでの人間の強さに勇気付けられ、最後の結末の意外さに、涙あふれる物語であ...
悲しいけれど、生きていく強さを与えてくれる話だった。「手紙だけで結ばれたピュアな絆の物語」と新潮文庫の本の帯に書かれているように、ピュアな形の手紙のやり取りだけで、孤独から、しっかりと生きる力を持つようになるまでの人間の強さに勇気付けられ、最後の結末の意外さに、涙あふれる物語である。
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人を信じることができず、でも誰よりも愛情を欲している主人公。 きっとだれもが誰かに愛されたくて、愛したい。 恋愛ではなく、あったかい愛情に包まれる物語。
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施設で育ったもの同士の文通。 自分の感情をストレートに表現し、 それを逃げることなく受け入れる。 実は兄妹だった関係の男女がその関係を超えて築く絆。 文通の良さが最大限出ている作品だと思います。
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ドラマより本の方をお勧めします。両者のストーリーが違うのと私が本を先に読んだというのがあるのですが、それぞれの生き方が繊細だと思いました。 あと手紙のやりときだけでずきっと来るものがありました。
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