叙述のスタイルと歴史教育 の商品レビュー

渡辺雅子(著者)

2012/09/26

これが2003年。
なるほどこういう研究があるのかー、と。
面白かったです。
たぶんこれはまた立ち戻って読むことになる本になると思いま
す。
「歴史教育」の本を探すとすごく狭い世界での教科書論争とかイデオロギー的なのばかりヒットしてしまって困っていた中で、
これはちゃんと教育「方法」の部分を、ただし（実際に行われている）方法（の観察）→どのような思想性をもつ／もたらすかの予測（仮説）が提示される、まっとうな最近の研究をまとめたお本でした。

唯一残念なのはここからどうやって、こういう研究成果をまとめた本を探せばいいのか、よくわかっていないこと。。。
そのへんの学会誌的なのとるしかないのかしら。