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狐笛のかなた の商品レビュー

4.4

191件のお客様レビュー

  1. 5つ

    96

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

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2024/03/18

心の闇(孤独感や絶望感)を扱うテーマの話でした。 でも、それらを乗り越えた先にはきっと一筋の希望の光が見えると感じる小説でした。

Posted byブクログ

2023/12/27

長編ばかり読んでたからか物足りなさがあり、読み易いし読んでる間は面白くて次々と進んだんだが、特に記憶に残った所はないかも。

Posted byブクログ

2023/07/24

小さい時に母親を亡くし、産婆をしている村のおばあさんに引き取られ、成長する小夜。 小夜を育ててくれたおばあさんが亡くなってから、小夜の運命が動きだします。 2つの国があり、お互いが恨み合い、片方の国からは様々な呪いをかけられ、その呪いの犠牲になるたびに恨みが増していく感じで...

小さい時に母親を亡くし、産婆をしている村のおばあさんに引き取られ、成長する小夜。 小夜を育ててくれたおばあさんが亡くなってから、小夜の運命が動きだします。 2つの国があり、お互いが恨み合い、片方の国からは様々な呪いをかけられ、その呪いの犠牲になるたびに恨みが増していく感じで話は進んでいきます。 人と人との恨みあいは、お互いが傷つき、(弱い立場ほど傷が深い)いいことは無い。(繰り返されるなんて、いちばんダメなこと)という事が語られていると思いました。

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2024/03/05

使い魔である霊狐野火,霊狐の命は術者の手の中にある。主に逆らい命をかけて小夜を守る野火の姿に胸が熱くなる。小夜と野火の一途な愛は切なく,奇跡を信じたくなる。

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2023/07/17

上橋菜穂子先生の作品は本当にどれも大好きだ この作品は特にもっと評価されてもいいと思う。 本当に素敵な物語だった

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2022/08/13

「封印とかれる」 見たことを忘れさせて。 心が壊れる寸前なら必要な事だったかもしれないが、それ以外の理由で勝手にするのは少し過保護すぎでは。 一人になっても大丈夫なように、色々と気を利かせ生きている間に繋がりを作ってくれたのは感謝しかないだろう。 「呪者と守護者」 関わらぬよう...

「封印とかれる」 見たことを忘れさせて。 心が壊れる寸前なら必要な事だったかもしれないが、それ以外の理由で勝手にするのは少し過保護すぎでは。 一人になっても大丈夫なように、色々と気を利かせ生きている間に繋がりを作ってくれたのは感謝しかないだろう。 「呪者と守護者」 関わらぬよう口約束し。 自身が意図して使用するものであるのであればいいが、無意識に使ってしまうのは逃げ道がなさすぎるよな。 強い力を持っているのであろうが、本人が嫌がる道なら今後一切干渉しないことぐらいしかないのかもしれないな。 「野火と小夜」 裏切ってまで守りたい。 敵側の者が使っていた者を信じろと突然言われても、普通に考えれば不審な点しか思い浮かばないだろうな。 互いに現状を理解しあっている状況だったとしても、二人の事を知る者たちからすれば不安要素しかないだろうな。 「呪いの結末」 全ての計画を企んだ者。 どこまでも用心深く作られた台本ではあったが、呪者として放った狐に欺かれるとは思わなかっただろうな。 どちらが悪かと問われれば答えるには難しいだろうが、どちらも悪の可能性があるといえば簡単な答えなのかもな。

Posted byブクログ

2023/11/15

(2022.12) P155 からみついている枯れ草を焼いてしまわなければ、畑は生き返らない。 わたしだっておなじことだ。こころにからみついている思いを放っておいたら、きっと、いつまでも、このもやもやは消えない。 久々の上橋さん! 児童書のところに上橋さんがあって、久々に読んで...

(2022.12) P155 からみついている枯れ草を焼いてしまわなければ、畑は生き返らない。 わたしだっておなじことだ。こころにからみついている思いを放っておいたら、きっと、いつまでも、このもやもやは消えない。 久々の上橋さん! 児童書のところに上橋さんがあって、久々に読んでみたら…ハマりにハマった!10年以上かけて書いたというこの本。あとがきも、しびれる!! 未来の本棚にいれたいなぁ〜☆

Posted byブクログ

2022/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

架空の日本を舞台にしたファンタジー。霊的な才能を持っていた小夜と霊狐の野火の愛の物語。 今まで読んできた上橋さんの長編ファンタジーよりも頁数が少ないため、ボリューム的に寂しく感じた。逆に、初めて上橋ファンタジーを読んでみるのなら、頁数少なめでとっかかりやすくて良いのかもしれない。 ストーリーは分かりやすい。小夜の生い立ちが判明していったり、呪師としての才能を発揮したりとテンポ良く話が進むぶん、小夜の心理描写や大ピンチの描写は控えめなので、カタルシス的な感動は薄かった。 領主同士が争っていた若桜野の領地を放棄することで平和が訪れ、小夜は狐笛で野火の命を救い、その影響で小夜も霊狐として子も産み、霊孤ファミリーを築いてハッピーエンド。

Posted byブクログ

2022/07/16

『精霊』『鹿の王』『獣の』を読破してから、こちらを初めて読みました。 長編ばかり読んできたせいか、いまいち世界に入り込めませんでしたが、登場人物がみんな魅力的でした。 幼い二人が、運命や社会のしがらみに翻弄されながらも、自分たちの想いを貫き生き抜く姿に胸が熱くなる。

Posted byブクログ

2022/05/22

再読。 中学の時に読んで、ストーリーは全然覚えてなかったけど、最後の狐が3匹跳びはねるシーンだけは覚えてて、今読んでもそのシーンがすごく印象的だったなぁ 野火は小夜に助けてもらった日からずっと陰から見守ってたの、健気すぎる…野火と小夜は幸せになって…

Posted byブクログ