鬼子(下) の商品レビュー
ラストはもう圧巻で…
ラストはもう圧巻でした・・・・私は彼の作品でこの話が一番好きです。
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この作品のオチは最高…
この作品のオチは最高だった。暴力描写より、ラスト母親が叫ぶ「おばあちゃんなのよ!」の方が、あまりに衝撃的で、胸が痛すぎる。ただの暴力小説と思ったら大間違い。暴力より痛い小説だ。
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今度は、そう来たか!…
今度は、そう来たか!って感じ。 結局、この人の本を好きなれるかどうかってのは、オチ前のリアリティよりも衝撃重視な展開を許せるかどうかなんだろうね。 俺は許せる。 どんどん、ありえねぇー!って状態になりながら、でも、衝撃的な内容がスピーディーにやってくる。 ほんと、弱い人間と、あく...
今度は、そう来たか!って感じ。 結局、この人の本を好きなれるかどうかってのは、オチ前のリアリティよりも衝撃重視な展開を許せるかどうかなんだろうね。 俺は許せる。 どんどん、ありえねぇー!って状態になりながら、でも、衝撃的な内容がスピーディーにやってくる。 ほんと、弱い人間と、あくどい人間のギャップがすごい。 実際、ここまでのヘタレや、極い人間は、そうそういないもんだが。 しかし、まあ、とにかく衝撃的なオチだった。
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作者は主人公を遂に地…
作者は主人公を遂に地獄の道へいざなってしまいます。残酷という言葉は実は人間の本質にある辛い慟哭なのではないでしょうか。新堂ブルースここでもしっかり歌いきっています
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素直だった息子が突然…
素直だった息子が突然凶暴になり、妹までもひどい目にあわせる。夢見がちな恋愛小説家だった父がだんだんリアルに追い詰められていく様は読み応えがあり、どんでん返しにも驚かされる。
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これでもかってくらい…
これでもかってくらいに不幸が度重なるのが新堂作品。子供が鬼なら、産んだ親もやっぱり鬼なのか??
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主人公のメルヘン思考の度が過ぎてはいたが夢ぐらい見させてやれよ…と上巻の時点では同情してた。が、真相が胸糞過ぎる。これは生きてられない。
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強烈な物語だった。我孫子武丸の『殺戮にいたる病』のラストにはぶっ飛んだが、この作品は、それを超える衝撃があった。 上巻を読み終えた時は、このままグロイいだけの物語で終わらないでくれと祈るような気持ちでいたが、そんな思いは杞憂に終わった。 終盤を迎え、次から次へと出てくる衝撃...
強烈な物語だった。我孫子武丸の『殺戮にいたる病』のラストにはぶっ飛んだが、この作品は、それを超える衝撃があった。 上巻を読み終えた時は、このままグロイいだけの物語で終わらないでくれと祈るような気持ちでいたが、そんな思いは杞憂に終わった。 終盤を迎え、次から次へと出てくる衝撃の事実。内容だけを見ると、どんよりと暗い作品になりそうだが、袴田の人物像であったりが、ただの暗黒小説にしない役割を形成している。これが新堂冬樹の筆力なのか。物語としても非常に面白く、あっという間に読み終えてしまった。 全体的にはエグイ物語だが、ラストでほんの少しだけ救われた。
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奥さんが怪しいと思ったけど、最後はそうきたか・・ 健康なのに記憶を失うってそんなことがあるのだろうか。 でも袴田も被害者。 15歳はまだまだ子供だから、母親との関係は自分の中で消化しえないものとなり、結婚してからも苦しむこととなった。 そりゃそうだろう。親子であり恋人であり。 近...
奥さんが怪しいと思ったけど、最後はそうきたか・・ 健康なのに記憶を失うってそんなことがあるのだろうか。 でも袴田も被害者。 15歳はまだまだ子供だから、母親との関係は自分の中で消化しえないものとなり、結婚してからも苦しむこととなった。 そりゃそうだろう。親子であり恋人であり。 近親相姦とは恐ろしものだ。質が悪い。
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再読。やっぱり面白ーい。私の感じる新堂冬樹の魅力が一番よく詰まっているのがこの「鬼子」。エグさと、家庭内暴力という重いテーマの中に、ほどよく散りばめられているユーモアのバランスが本当に絶妙。 飽きさせないストーリーとどんでん返しもありで、今回も一気に読んでしまった。
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