どこにもない短篇集 の商品レビュー
日常にひそむ些細なず…
日常にひそむ些細なずれが、人を恐怖に、あるいは不可思議な世界へと招き入れる。原田宗典が想像力の限界に挑み、現実と虚無の間にひそむ異空間を描いた奇妙な短篇集。こういう不思議さは好きです。
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不思議でおかしくてへ…
不思議でおかしくてへんてこな出来事ばかりの短編集です。妙な気分になることうけあいです。
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タイトルに「おっ」っ…
タイトルに「おっ」っと思った方は買って損なしだと思いますよ。お手軽に不思議な雰囲気を味わう事ができます。
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非現実的ではあるけれ…
非現実的ではあるけれど、非日常的ではない怖さ。ゾクゾク
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厄介なファックス/ス…
厄介なファックス/スコールを横切る/ミセスKの鏡台/同窓会の夜/サカグチの引き出し/瓶の中へ/空白を埋めよ……ほか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どのお話もとても良かった。 明確な真実は明かされずに読者に委ねる形のラストで、色々と考察できて面白かった。 こういう、奇妙で起こり得そうで起こらない不思議なお話が大好きなので、楽しんで読むことができました。 世にも奇妙な物語で映像化したものを見てみたい! 私は「固結びの人」「同窓会の夜」「スコールを横切る」が好きです。 (ざっくりジャンル分け) ●無害だけど…不気味・奇妙なお話 「ただ開いている穴」 「頭痛帽子」 「何のアレルギー?」 「角の悪意」 「厄介なファックス」 「スコールを横切る」 「同窓会の窓」 「サカグチの引き出し」 ●ちょっと巻き込まれる…じわじわ不穏で不気味なお話 「祖父のメンテナンス」 「固結びの人」 「黄色い猫」 「瓶の中へ」 ●後は破滅しかない…不穏なお話 「削除」 「認識不足」 「×(バツ)」 「ミセスKの鏡台」 「空白を埋めよ」
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SFチックなショートショート。 どれも好みであるが目立って面白い作品はなかった。 失礼だけど、この手のジャンルにはありがちとも言える作品群かと思った。 「固結びの人」がすごく好き。
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ヒヤリとさせる感覚はさすがのひと言。原田宗典はもっと短編を書くべき。Essayばかりじゃなく。や、EssayはEssayで面白いのだけどね。
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短編集には人の好みに合うものと合わないものがはっきりしやすいがこれも結構人を選ぶ。自分は大好きなやつ。
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エッセイの巨人の短編小説。一篇も軽ければ、まとめても薄い本。全ての話が少しSFがかった怪談。 短編だけあって短いが、少々油断しても内容を取りこぼさない程度の難しさのため、子供から大人まで楽しめる内容ではある。 しかし、ちゃんとオチまで入った怪談は、最後の2~3篇で、あとはアイ...
エッセイの巨人の短編小説。一篇も軽ければ、まとめても薄い本。全ての話が少しSFがかった怪談。 短編だけあって短いが、少々油断しても内容を取りこぼさない程度の難しさのため、子供から大人まで楽しめる内容ではある。 しかし、ちゃんとオチまで入った怪談は、最後の2~3篇で、あとはアイデアがむき出し。あとふたヒネリほどほしいなと思う内容だ。中盤の夢をそのまま記述しているようなものは、いちいち現実に戻らずに話を広げたほうが良い。 エッセイで見せる「笑い」が、こちらでは「恐怖」に転化されており、「笑い」「恐怖」は表裏一体であることを示したという点は評価できるものの、ちょっと物足りなさを感じたのは事実。
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